極ウマごはんが炊けるだと?
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とある旅館の夕ご飯。目の前で炊かれる土鍋ご飯がとても美味しいと大好評となり、総料理長は考えたそう。「自宅で簡単においしい土鍋ご飯を味わってもらう方法はないか?」
それをきっかけに誕生したのが、こちらの土鍋「おまぐはん」。マグカップの形をした炊飯用土鍋って珍しいですよね!
ソロに最適な0.7合〜1合サイズ
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「おまぐはん」には、固形燃料での炊飯に必要な道具がフルセットで付属! 固形燃料を使えば、ほったらかしで蒸らしまで完了してしまう夢のようなアイテムです。これなら炊飯下手な人の味方になってくれるのでは?
この「おまぐはん」を、キャンプと家とで実際に使用してみた模様を詳細レポートします!
「おまぐはん」ってどんな調理器具?
セット内容
![おまぐはんセット内容](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2023/10/6b7b3be4cf3e1fc14cb7d68acdfafb92.jpg)
まずは、セット内容からご紹介します。付属アイテムは、全部で10点!
- ・おまぐはん 本体+フタ
- ・ウインドスクリーン(収納袋付き)
- ・五徳(ステンレス製)
- ・敷板(木製)
- ・固形燃料 25g×3個
- ・火力調整皿(ステンレス製)
- ・火皿敷(陶器製)
- ・火消し蓋(ステンレス製)
- ・専用0.7合 計量カップ(シリコン製)
- ・収納袋(布製トートバッグ)
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アウトドア用品を持っていない方でも、炊飯に必要な道具一式揃うのがお手軽で便利!
「火皿敷」は、断熱効果のある陶器製でテーブルを熱で傷めないために置きます。その上に固形燃料を納めた「火力調整皿」を載せて加熱。途中で火を消したい場合は、取っ手付きの「火消し蓋」で安全に消火可能です。
風よけの「ウインドスクリーン」まで付属しているので、アウトドアでの使用も心強いですね。
炊飯に使える熱源は、固形燃料・ガスコンロ(バーナー)
使える熱源は、固形燃料による自動炊飯、アウトドアではキャンプ用ガスバーナー、キッチンのガスコンロと、多様な使い方が可能です。
ちなみにIH調理器には対応していないのでご注意を!
残ったご飯は電子レンジで温めOK
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おまぐはんに入れたまま、ごはんの保存もできるので、他の容器に入れ替える必要もありません。余ったご飯の温めには電子レンジが使えます。
素材は蓄熱性の高い有田焼
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おまぐはんは、ジンバブエ産のペタライトという素材を使用して作られています。高い耐熱・耐衝撃性を持つこの土は、土鍋の材料として最高のお墨付き。
抜群の遠赤外線効果で、内側からじんわり火を通してくれるため、お米の甘みが引き立つモチモチとした炊き上がりになるのだとか。
わかりやすい水位目盛り付き
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本体の内側には、100〜500mlの目盛りと0.7合、1.0合の水位目盛りが記されています。
1kgを切る重量
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厚手の土鍋ながら、875g(実測値)という軽さを実現。片手で扱える取り回しの良さも特徴です。
フタの真ん中から蒸気が抜ける構造
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ユニークなのは、蒸気抜きの穴の位置。炊飯中の蒸気がフタの中心からまっすぐ上るため、加熱時にマグを置く方向にさほど注意しなくても、熱い思いをしなくて済みます。
火加減不要!キャンプで固形燃料を使って炊飯してみた
詳しいレシピ付き
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まずは固形燃料を使って、キャンプで自動炊飯に挑戦! 美味しい炊き方の基本手順は……
炊き方
- 1. 付属のメジャーカップで米を計る
- 2. 米を洗って30〜45分浸水させたのち、水を切る
- 3. 米と同量の水を入れて点火
- 4. 火が消えるまで待つ
- 5.フタを閉めたまま10分間蒸らす
1合炊きの準備
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手順通り、付属のカップで米1合を計測。カップの表示が丁寧でわかりやすいです。
お米を30〜45分浸水し、いったん水を切る
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ロッキーカップに米と水を入れ、45分間水に漬けておきます。
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ザルにあけて水を切ったところ。
米を入れ、同量の水を加える
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おまぐはんに米を入れ、1合分の水を投入しました。
固形燃料に点火し、炊飯開始!
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フタをして、固形燃料に点火。
4分後、ぐつぐつ音がしてきた
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少し風が出てきたため、付属のウインドスクリーンで全体を囲みました。火をつけてから4分経ち、ぐつぐつと沸騰する音が聞こえてきます。
12分後、湯気とともにいい匂いが漂う
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フタの穴から湯気が立ち始め、ごはんの炊けるいい香りがしてきました。
20分経ち、自然に鎮火
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固形燃料は約20分で消え、フタはそのままで、蒸らしに入りましょう。
さらに蒸らし10分、炊けました!
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10分後、ツヤツヤのごはんが炊きあがりました。
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粒の立った弾力のある炊きあがりです。目の前で美味しいごはんが炊けて嬉しい! 固形燃料に添加するだけで手間要らず!
強いて言うなら、ウインドスクリーンの位置を少し調整しただけでした。