その2|ホコリ汚れでもチャレンジ。ウタマロ石けんとも比較
マジで落ちづらい上履きの汚れ……
子供用の靴下や学校の上履きは、洗っても白さが戻らず、黒ずんでしまいがち。今回はブルースティックと、蛍光増白材が入っている「ウタマロ石けん」の両方を使って洗ってみます。
ブルースティック・ウタマロの使い心地はどう違う?
縦長のブルースティック、横長のウタマロ石けんという感じで、体積に大きな違いはなさそうですが、重さを測ってみたらウタマロ石けんの方が20g軽量でした。たった20gの差ですが、ブルースティックは持ったときにズッシリ感があります。
ウタマロ石けんも塗り付けた部分は緑色になり塗り忘れしませんが、ブルースティックの方がはっきりと塗ったところがわかりました。
泡立ちや香りに違いは?
ウタマロ石けんとブルースティックの泡立ちは差がないように思いましたが、石けん特有の香りはウタマロ石けんの方が強い印象。
また、ウタマロ石けんは一般的な石けん成分(脂肪酸ナトリウム)が98%以上を占めるので、素手で洗っても手荒れしにくいのがメリットですが、塗っているときに手がぬるぬるになってしまうのがちょっと気になりました。
洗い上がりの結果は……
左がブルースティック、右がウタマロ石けんで洗った上履きです。どちらかというと、ウタマロ石けんの方が綺麗になったように見えました。これは、ウタマロ石けんが白さを際立たせる「蛍光増白材」を含んでいるからかもしれません。
上履きのようにホコリ汚れがメインで、洗う対象が白い場合には、ウタマロ石けんの方が効果がありそうです。
時間が経った汚れにも効果はある
ワイシャツのエリ部分は、皮脂汚れや整髪料がつくことで黄ばみやすくなります。筆者の場合、普段スーツを着用することがないのでタンスの奥に入れっぱなしなのですが、久しぶりに出してみたら首元がすっかり黄ばんでいたので、ブルースティックで洗ってみました。
その結果、完全なる真っ白にはならなかったものの、全体的に薄くすることができました。
汚れの種類にもよると思いますが、汚れてから時間が経ってしまった衣類などにも、ブルースティックを試す価値があると思います。
より使いやすくする100均アイテム2つ
保管には……ダイソー「ブランやわらか吸盤スリムポケット」が便利
ブルースティックは使用後にベタベタする感じはないものの、お風呂場など水分が多いところで使うならばケースに入れて保存しておきたいところ。
でも、一般的な石せっけんとは形が違うブルースティック。市販の石けんケースにはピッタリとおさまりません。そこでおすすめなのが、ダイソーで見つけた「ブランやわらか吸盤スリムポケット」。
細長いブルースティックにバッチリフィット。しかもケースの後ろ側に吸盤が付いているので、お風呂の壁や洗面台の鏡などに張り付けOK。また、底には水抜きもあるので、お湯がたまってブルースティックが溶けてしまうこともありません!
短くなったら……ダイソー「エリ・そで洗濯石けん」のケースが有能!
そして、ゴシゴシ使って短くなったブルースティックと合わせて使いたいのが、同じくダイソーで見つけた「エリ・そで洗濯石けん」です。石けんとケースがセットになっている商品なのですが、このケースを使います。
ブルースティックをセットするとこんな感じ。今はまだ長い状態なので違和感ありますが、このケースは底の高さが調整できるようになっています。
つまりこのケースを組み合わせて使うと、ブルースティックが短くなっても長さを補える=握りやすい=力を入れて洗うことができるというわけ。
底上げパーツを一番上まで持ち上げると、こんな感じ。結構ギリギリまで短くなったブルースティックをはめて使えると思います。
ブルースティックをゲットしたら、皆さんもお近くのダイソーやネットストアで探してみてください!
薬局で買えないのが難点……
残念ながら、ブルースティックは薬局やホームセンターでは購入できません。
販売先は、東京都中野区で刑務所作業製品の常設展示を行う「キャピックショップ中野」やそのお店の公式通販サイト、展示即売会やふるさと納税などです。しかし、どこも反響の大きさから品切れ状態が続いています。
人気すぎて転売続出・価格高騰中なのでご注意を
出典:amazon
筆者が購入したのは3本セット。基本的に3本セットか6本セットのいずれかのようです。
本来のお値段は、3本セットが400円(税込)、6本セットが800円(税込)ですが、公式オンラインストアではいずれも欠品中。特に、3本セットは入荷時期も未定となっています。
筆者は「ブルースティックが良い!」という前情報だけで販売店については調べずAmazonで購入してしまったのですが、じつは「キャピック」以外の販売場所は、転売価格で売られている模様……。
しかも、筆者が購入した当時は、3本セットが1,800円で定価の4.5倍。さらに購入翌日には2,800円に値上がりしていました。みなさんはお気をつけください!
これは「バカ売れ」に納得
今回はブルースティックの実力を検証するために「ウタマロ石けん」も使ってみましたが、どちらも若干の違いはあれど、主婦さんたちの間で大人気なのが頷ける納得の洗浄力でした。
今回の検証で筆者が感じたことは、
・白物で泥汚れがメインの衣類に使うなら、ウタマロ石けん
・油と泥汚れが混在した衣類に使うなら、ブルースティック
洗濯係は色々な汚れに対応しなければなりません。ブルースティック、ウタマロ石けん、漂白剤など様々なアイテムを駆使しつつ、今後も任務を全うしていきたいと思います。