沖縄のキャンプシーンを盛り上げるのが使命
宜野湾市に店を構える「Narrative outdoor supply(以下、ナラティブ)」。
Pre Tents(プレテント)やWONTON(ワンタン)といった感度の高いアイテムから、ゴールゼロやヘリノックスなどの地に足のついた定番品まで、幅広いアイテムが揃うアウトドアショップです。
店内の様子
なぜリゾート地である沖縄でこれだけのキャンプグッズを揃えているのか? その点について共同オーナーの大野さんと真謝(まじゃ)さんは純粋に沖縄のキャンプシーンを盛り上げたいという思いがあると言います。
オーナーの真謝さんはキャンプ初心者だった⁉️
大野「ぼくはもともとファッション誌の営業をやっていて、フリーランスになったころ縁あって沖縄の企業さんのお手伝いをしていました。そこでどっぷり沖縄に魅了されて。そんな折に真謝くんと出会ったことで、とんとん拍子に進みましたね」
真謝「最初は飲みの席での話くらいに考えていたのですが、大野さんの行動力がすさまじく(笑)。あれよあれよと、気が付いたらオープンしてましたね」
大野「もっと沖縄の気候に合ったキャンプってないだろうか?って漠然と考えているときで、そんな折に沖縄出身でキャンプ初心者という真謝くんに出会って、これはチャンスだな!って感じたんです」
真謝「そうなんです。ぼくはいわゆるコロナ禍キャンパーで、全然詳しくなかったんです(笑)。普通、その業界に明るい人を立てると思うのですが、大野さんは初心者の方がイイって譲らず。でもいまとなってはその意図も分かりますが」
大野「キャンプに詳しい人を連れてきても、結局どこにでもあるようなお店のひとつにしかならないと考えていました。逆に沖縄生まれで沖縄在住。沖縄のことにはめっぽう詳しくて、反面キャンプのことは無知に近い。そういう人はその土地にあった新しい発想ができる人で、真謝くんはまさにパートナーとして理想的だなって。あとオープンに当たって地元の方にたくさん支えてもらいましたが、それも偏に真謝くんのおかげです」
ナラティブが提案する沖縄的キャンプスタイル
特徴的な曲線を描く南国ならではの植物に囲まれたソロキャンプスタイル。
真謝さんは沖縄の気候と軽量な素材を使ったULギアとの相性の良さを感じているそうです。
真謝「気温も湿度も高い沖縄は、防水性を持ち、なおかつ軽く薄いテントがピッタリです。デュオでもファミリーでもグループでも、一緒に誰かと寝ると暑いと思うので寝床を分ける。そこがポイントですね。またオレンジなどのビビッドな色を差し込めば一層沖縄っぽく仕上がります」
コンパクトにまとめてスコール対策
Pre Tents(プレテント)のテントを中心に、ダイニーマ素材などUL素材を使ったギアが並ぶ(真謝さんのキャンプ道具一式)
そう語る真謝さんのギアはコンパクトそのもので洗練されています。食材や飲み物をそれなりに持ち込むときはこれにクーラーボックスがひとつあれば十分とのこと。
真謝「コンパクトカーでも余裕で詰める荷物です。タープをルーフにして使うのは日差し対策はもちろん、スコール対策にもなります。防水のバックパックを使っているのも同じ理由で、スコールのときにギアや着替えを避難させやすいからです。
しっかりスコール対策をしながらも、せっかく沖縄でキャンプするなら「スコールも楽しんでもらいたい」、と真謝さんは言います。
真謝「むしろザーッと降ったらラッキーかも? 上がったあとの空気感は沖縄ならではだと思うので。そして焚き火しながら泡盛をちびちびやって、夜の帳とともにすこしずつ酔いが回る。これがなんとも心地いいんです」
暑さも雨も考慮しつつ、沖縄の自然環境を思いっきり楽しむ。ナラティブのキャンプスタイルにはしっかり沖縄ローカルとしてのスタイルを感じ取ることができました。
ナラティブ推奨のオリジナルアイテム5選
キャンプを通して、沖縄の自然環境との付き合い方を教えてくれるナラティブ。ショップオリジナルアイテムにもその精神がしっかり宿っています。
その1. 1台で4度おいしい焚き火台
narrative original 「焚き火台」 ¥27,500
製鉄業が盛んな福岡の鉄加工専門工場にお願いして作っているというオリジナルの焚き火台は、6枚パネルからなる構造ですが、最小3枚から組み立て可能。人数や目的にに合わせて、パネル数を増やし大きさを変えられる便利な一台に仕上がっています。
真謝「誰かとキャンプするときもそれぞれのソロキャンプスタイルとなるので、3枚をシェアしあってそれぞれの焚き火台にしちゃいます。それだけでもギアはかなりコンパクトになりますね。また6枚パネルで組み上げると迫力があるので、グループキャンプのときの真ん中に置くと喜ばれますよ」
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その2. 一個あると超便利!自由な発想に応える簡易スタンド
narrative original 「マルチスタンド」 ¥10,780
コンテナやクーラーボックスを置くためのスタンドとして、マルチに活躍するこのアイテムもナラティブのオリジナルアイテム。
2枚のパーツをX字に組み上げるだけの簡単構造もポイントです。薄くコンパクトに収納できるので持ち運びも楽チン。
大野「一度スコールが降り出すと、激しい上に粒も大きいので地面の土を跳ね上げて道具が割と汚れるんです。とくにクーラーボックスやコンテナなど濡れても平気なギアは、気づくと泥だらけなんてことも多く。
だからこのスタンドは非常に有能です。上に天板を置くとテーブルにもなりますし、横倒しにしたら薪置きにもなります。自由な発想で使い倒してもらいたいですね!」
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その3. 敷いたり包んだり。マルチに使えるハイテク風呂敷
ガレージブランド好きにはお馴染みのブランド「WONTON(ワンタン)」に別注したリミテッドな風呂敷。日本古来の道具よろしく敷物としてはもちろん雨天時や強風時の羽織や雨除けカバーなど、マルチに使えるアイテムです。
真謝「これも汎用性が高いアイテムです。風呂敷なのにハイテク素材を使った未来感ある見た目というギャップが気に入っています。ダイニーマの価格が高く値段もそれなりに高価ですが、それ以上に満足感があり、きっと所有欲も満たしてくれると思いますよ!」
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その4. 水分補給に超マストな、ボトル&クージー
nalgen × narrative 「1L ボトル」 ¥3,300
高温多湿な沖縄のアウトドアフィールドでは、こまめな水分補給がマスト!
そのためナラティブでもオリジナルプリントが入ったボトルを、複数展開しています。中でもワイルドギアのクージーは缶とビン両方に対応。底部には栓抜きまで付いています。
大野「缶は置いておくとすぐヌルくなっちゃうので、このクージーが年中欠かせないですね。ライフスタイルに寄り添っているので一番使うギアかも。ボトルの方は、ナルゲンの1Lという一番使い安いサイズのものにプリントを入れました。どちらもなかなかいい仕上がりなので是非手に取って見てもらいたいです」
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その5. 速乾性にこだわったオリジナルウェア
narrative original 「L/S Tシャツ」 ¥6,050、「ショーツ」 ¥4,950
速乾性に優れるショーツやTシャツも沖縄のキャンプには欠かせないアイテム。黒×オレンジの“ナラティブカラー”とオリジナルプリントが目を引きます。
設営のときの汗をすぐに乾かしてくれるのはもちろん、突然のスコールで濡れても問題なし!
真謝「濡れたらすぐ乾くというのはやっぱり沖縄向きだと思うんです。気候の変化もそうですが、ちょっと行けばそこら中にビーチがあるので、着たまま飛び込めて、すぐ乾かせる。やっぱり便利ですね」
沖縄のフィールドへ繰り出す前に是非、ナラティブへ!
沖縄の自然環境に適応しつつ、スタイリッシュでカッコいいキャンプスタイルを提案するナラティブ。「沖縄でキャンプ旅がしたい」なんて考えている人は、ぜひ出発前に立ち寄ってみては?
装備からルートまで相談ができ、その時期の沖縄のBESTキャンプ旅をアシストしてくれること請け合いですよ!
店舗情報
店名:Narrative outdoor supply
OPEN:11:00〜19:00
不定休 ADRESS:沖縄県宜野湾市新城2-37-12
TEL:080-4313-3712
INSTA @narrative_outdoor_supply
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