結果はというと、午前中に買ったビールが1日目の夜まで(約8時間後)冷えた状態をキープできました! 一緒に入れておく保冷剤の性能や外気温にも左右されますが、この結果はなかなか良いですね。
途中、先ほど紹介した内容物のほかに600mlのペットボトルを1本追加で入れたことによりパンパンになってしまい、3回折り返すことができなくなりました(上記写真の状態)。
仕方ないので、少しの間だけ緩めることに。保冷力の心配もありましたが、1〜2時間であれば気になることはありませんでした。多少、容量の調整ができることはロールタイプのメリットかもしれません!
ちなみに、モンベルから発表されている保冷効力はこちら。参考までに、自動販売機の冷たいドリンクが大体5℃前後と言われています。
この結果は、保冷剤を入れていない純粋なクーラーバッグの保冷力のため、筆者のように予冷し保冷剤を入れておけば、夏でも十分戦えるスペックです!
夏の過酷な環境でも1泊2日であれば、ロールアップクーラーバッグが有効であることがわかりました。
帰りは食器を入れて持ち帰り
翌朝はキンキンとまではいきませんでしたが、まだヒンヤリ感がしっかり残っていました。朝ごはんで食材を食べ切り、撤収時は帰宅してから洗う予定の食器類を入れて持ち帰りました。
メイン使い以外にも!キャンプで役立つ使い方
今回のようにメイン使いとしてはもちろん、容量10Lという扱いやすいサイズ感なので、サブ的存在としても活躍してくれます。
2台使いのサブクーラーとして
グループやファミリーキャンプなど、クーラーボックス1つでは足りないときにサブクーラーとしても最適! ハードクーラーほど場所を取らないので使い勝手がいいんです。
すぐに使う食材を入れたり、子供の飲み物専用など目的に応じて分ける使い方も◎。
買い出し用のクーラーボックスとして
連泊時など、追加で買い出しが必要になることもありますが、買い出しのためにメインのクーラーボックスを車に積み込むのは面倒!
かといってビニール袋やエコバッグに入れると保冷の点で心配……。そんなときにロールアップクーラーバッグが便利なんです!
簡単に積み込むことができ、保冷力もあるので追加の買い出し時にはもってこいです。
また日常使いにもおすすめ。お買い物に持って行けば冷凍食品や要冷蔵の食品を買っても安心です。エコバッグとして使用しながら保冷もできちゃいます。
こんな使い方もアリ?!クーラー以外の使い道
本来の用途はクーラーバッグですが、「クッション性のあるロールトップ式バッグとして別の用途でも活躍してくれるのでは?」と思い試してみました。
ドライバッグとして
防水性が高いのでドライバッグとして濡れたタオルや着替えなどを入れておくことも。
キャンプ中は「クーラーボックスとして使用」して、帰宅時は空になったクーラーバッグに濡れた衣類などを入れて「ドライバッグとして使用」という用途の併用ができると便利ですね。
キャンプ場のシャワーや近隣の温泉施設に行くときなどにも使えるので、1つ車に忍ばせておくだけでも便利なアイテムです。
クッション材入りの収納ケースとして
何かと保護したくなるのがキャンプギア。ロールアップクーラーバッグなら断熱材がクッション材の代わりとなって収納ケースとしても使えます。
少し気になる点も……
ロールの巻く向きが不便に感じることも
キャンプ中、ロゴを自分へ向けてレイアウトしたいキャンパーが多いかと思いますが、この向きでサイトに設置するとロールを自分の方に向けて折り返す必要があります。奥側へ巻く方が折り返しやすいので、巻いていて少し不便に感じました。
手前に巻くのも慣れれば気にならないかもしれません。またロゴを反対にして設置するか、ロゴの向きと設置場所を工夫することで解決するといいでしょう。
思ったよりコンパクトにはならない
もし、「小さく丸められるかな」と期待している方がいたら要注意! 厚めの断熱材が入っているので、丸めたりすることは難しいです。
ただし、ソフトクーラーとしてもここまで薄く折り畳める物は少ないので、ほとんど積載の邪魔にはなりません。薄くなるので物同士の隙間に入れておくと緩衝材の役割も果たしてくれるかもしれません。
1つは持っておきたい便利アイテム!
小回りのきく大きさのモンベル「ロールアップクーラーバッグ」。実際使ってみて、アウトドアのみならず日常使いにも取り入れやすいアイテムでした。
またハードクーラーをすでに持っている方にも、サブクーラーとしておすすめ。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。