晩酌のはずが氷が溶けてる……
スーパーやコンビニで買った袋入りの氷をクーラーボックスで保冷し、キャンプに持っていく方も多いのでは?
でも、暑い時期など使用環境によっては「夜まで氷が保たなかった」というのも、あるあるですよね。
さらに筆者は、袋に穴が空いていて溶けた氷の水が漏れ出し、クーラーボックス内が水浸しになったことも。一緒に入れておいた食材も濡れてしまい、大変な思いをしました。
「すぐに氷が水になってしまう」という人は、コレが原因かも!
氷が溶ける原因は、クーラーボックスの保冷性能の違いもありますが、実は「開閉回数(時間)」も大きく関係します。
食材を取って、飲み物を取ってと開閉することで、入れておいた氷が外気に触れてしまいます。その度にクーラーボックス内の温度が上がってしまうので、氷がどんどん溶けてしまうのです。
その対策として、筆者は氷を別で保冷する方法を実践! 結果氷が長持ちし、おいしいお酒を楽しめたので共有します。
「HDウォータータンク2500」が氷入れにピッタリ!
用意したのは、キャプテンスタッグの「HDウォータータンク2500」。真空二重構造で直飲み、注ぎ飲みに使える保冷タンクです。こちらを氷保存容器として使っていきます。
CAPTAIN STAG HDウォータータンク2500
製品サイズ | 幅155×奥行180×高さ250mm |
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容量 | 実用量:2.5L |
材質 | 内びん:ステンレス鋼、胴部:ステンレス鋼(アクリル樹脂塗装)、口金:ステンレス鋼、飲み口:ポリプロピレン、ハンドル:ポリプロピレン・ステンレス鋼、フタ:ポリプロピレン、キャップ:ポリプロピレン、パッキン:シリコーンゴム |
仕様 | 保冷効力:10度以下(6時間) 保冷専用 |
ちなみに保冷専用となっており、熱湯を入れたときの圧力変化に対応していないので注意が必要です。
氷1.1kgがちょうど入る容量
サイズは、幅155×奥行180×高さ250mm。ボトルの容量は2.5L。ご覧の通りスーパーやコンビニで売っている氷1.1kgがピッタリ入るサイズです。
口が大きいので氷の取り出しもスムーズ
直飲みができる飲み口付きですが、氷を取り出す際は、蓋ごと外します。開口部が広いので氷の取り出しもスムーズ! 手の大きい男性でも困ることはないでしょう。
これって意外に重要なポイント。手が入らないような開口部の小さいボトルは、中で氷同士がくっついてしまい大変。筆者は、氷が入ってるのに取り出せなかった苦い経験もあります。その点このボトルは、ストレスフリーな設計です。
本当に氷が保つか検証!
使い勝手が良くても氷が保たないと意味はない! ということで、検証スタート。
公式の提示している保冷効力は、10度以下を6時間と記載がありましたが、実際のところどうなのでしょうか。
今回はリアルにキャンプで使うことを想定し、開け閉めし氷も使用しつつ氷の溶け具合をみてみました。7月の1泊2日のキャンプで夜までしっかりと氷が残っているのか……?
朝スーパー・コンビニで氷を購入
この日は早朝出発で朝5時過ぎにコンビニで氷1.1kgを購入。ボトルの予冷などは行わず、購入してすぐに氷をウォータータンクに詰め替え。
今回はそのまま使用しましたが、より保冷力を求めるときは、ボトル使用前に保冷剤などを入れて予冷しておくといいでしょう!
【氷を入れて約6時間後】設営が終わって水分補給
この日の気温は、午前11時で約26℃。じめっと暑いな〜と感じる体感温度です。設営が終わったので、水分補給に冷たいお水をいただきます。
蓋を開けてみると、氷の表面は濡れた感じで溶け出してはいますが、見た目の量は変わらずまだまだいけそうです。
溶けた氷を飲料水として飲もうしましたが、ほとんど水は出ませんでした。保冷力を実感しつつ、パイントカップ半分くらいの氷を取り出し、用意していたミネラルウォーターを入れて水分補給。
サイトでは直射日光に当たらず風通しの良い場所に置いておきました。車内なども夏場は温度が高くなるので、タープ下などがおすすめです。
【氷を入れて約14時間後】日も沈んでそろそろソーダ割
日も沈んでそろそろお楽しみの晩酌タイム。呑兵衛にはここまで氷が保ってくれないと意味がありません!
昼間に少し氷を使用しましたが、まだまだ形を保って氷が残っています! 溶けた水も少し出ていますが、これだけ残っていれば晩酌をするには十分。パイントカップ2杯分の氷を使用しました。
翌朝にアイスコーヒーも飲みたいので、氷を使いすぎないように残しておきます。