シェルターGにはない「アゴラ」の特徴とは?
ルーフシートも大型化
天井が大きくなった分、雨を受ける面積も増えたので、ルーフシートが大型化したのもポイント。シェルターGでは天窓部分だけ覆う形状が、天井全体をカバーする構造になっています。
覆う面積が増えた分、遮光性もアップ。涼しく晴れた日には、外して設営するのもありですね。
サイドに大きなメッシュ窓
両サイドの三角型メッシュ窓も「アゴラ」ならではのディテールです。
メッシュ窓の両サイドにもベンチレーション付きで、通気性も最高! 蒸し暑い日本の夏も快適に過ごせます。
出入り口としては使えませんが、ただでさえ採光の良い幕内をさらに明るくしてくれるのもポイントです。さらに、別売りポールを使えば跳ね上げもOK。
脇にコットを置いて昼寝したら、程よく風が入って心地良かったです。ジッパーは幕の外から開閉する構造に。
メインパネルがさらに進化!
「シェルターG」よりサイズアップした分、メインパネルから見える景色もより広くなりました。全パネルをオープンすれば、タープ並みの開放感!
タープより風に強い点も大型ドームシェルターの利点ですが、犠牲になりがちな開放感を損なっていない点は魅力です。設営も簡単なので、タープを立てるのが苦手な方にもおすすめ!
メインパネルの開け方がアレンジできるようになったのも「シェルターG」にはないポイント。メインパネルの中央に防水ジッパーが追加され、片側だけ巻き上げられるようになりました。
これにより、時間の経過による日差しの入り方の変化により対応できるようになりました。もはや、オールタイムまぶしくない!
さらにメインパネル上部には、ジッパーで開閉できるベンチレーションも追加。他のベンチレーションと合わせて、通気性アップや温度のコントロールに一役買ってくれます。
ちなみに、天窓部分両サイドの黒い生地は難燃素材になっています。これは、薪ストーブの使用も想定した作りによるもの。
自身での穴あけと、市販の煙突ポートの取り付けが必要ですが、より幅広いキャンパーのニーズに対応しているのがいいですよね。
メッシュドアが標準装備
「シェルターG」では別売りオプションだったメッシュドアが、2セット標準装備に。
通気性を確保しつつ、虫の侵入を防ぐメッシュドアは夏に必須のオプションだったゆえに、これはうれしいところ。メッシュドアにも中央にジッパーがあり、出入りがしやすくなっています。
別売りオプションで、暖をとりながら景色を楽しめる、クリアウレタン素材の「TPUドア」や空間をさらに拡張する大きな前室「ベスティブル」もラインナップ。
まさかのダブルスカート!
冷気の侵入を防ぐスカートが付いているところまでは、よくあるディテール。ですが、筆者が驚いたのは、インナースカートも備えていた点! 外と中、ダブルのスカートは見たことがありません。
冷気だけでなく、虫の侵入を絶対に許すまじという強い意志を感じます(笑)
アゴラシェルターでレイアウトを組んでみた
デュオの場合
「アゴラシェルター」の特徴を確認したところで、手持ちのアイテムを使ってサイトをコーディネートしてみました。まずは、デュオキャンプを意識したレイアウト。
「シェルターG」と同じく、四角形に近い六角形のフロア形状でデッドスペースが少ない点は健在。サイズが大きくなった分、より多くのアイテムを置けます。
2人用の小型テント(223×165×116cm)を使ってカンガルースタイルにしても、かなり余裕があります。これならギア持ちさんも安心です。
3〜4人ファミリーの場合
続いては3〜4人でのキャンプを意識したレイアウト。小型テントを子供部屋、大人はコットといった具合に配置すれば、ファミリーにも対応します。
かなり余裕を持ってレイアウトしているので、4人家族なら、2人用の小型テント+コット1台、もしくは3人用の小型テント+コット1台など、さまざまな組み方ができるでしょう。
グループキャンプの宴会幕として使うなら、10人はいけそうなサイズ感です。
アゴラは、大型ドームの有力な選択肢!
「アゴラ」の税込価格は335,500円と高価ではありますが、それに見合うクオリティと実用性を備えていました。
設営簡単で風や雨に強く、オールシーズン快適に過ごせるテントを探している方は、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
ミニマルワークス アゴラシェルター
ミニマルワークス アゴラシェルター用TPUドア
ミニマルワークス アゴラシェルター用ベスティブル