あの憧れ幕を遂に…!やっぱり人気の理由に納得でした
ゼインアーツ「ゼクーM」
若手ながら、自他共に認める「テントおたく」として、その力量を遺憾無く発揮中の動画チームメンバー「むっしゅ」。
ゼインアーツの代名詞とも言える、憧れの「ゼクーM」を遂に入手し、感無量の様子……。実際に使ってみて、なおかつ上半期ベストギア入りした魅力を存分に語っていただきましょう!
むっしゅ:以前使っていた大型シェルターのニーモ「ヘキサライト6P」から乗り換え。(というのは建前で)
ふらっと立ち寄ったアウトドアショップでたまたま見つけたラストの在庫……。ずっと欲しかっただけあって即決でした
むっしゅ:TCの発表もあって選択肢が増えたことで、化繊のゼクーの良さも再確認。
収納サイズの割に軽くて持ち運びやすいことや、住環境的にあのサイズのTCシェルターを干す場所がないという制約もあり化繊を選択しました
2023年9月の発売予定が発表された「ゼクーM TC」。TC素材ならではの魅力はあれど、やはり15kgという重さが雨で濡れると、どうしても干す場所選びが難しいですよね。
むっしゅ:まずは、とにかくかっこいいところがお気に入り……。唯一無二のこのデザインで、所有欲をしっかり満たしてくれるアイテムです
「ぜクーM」独特の静謐な佇まい……。オーナーとして眺めるこの姿はまた格別でしょう!
むっしゅ:ワンポール構造なのにデッドスペースが少なくて贅沢にギアのレイアウトができるメリットもお気に入りです
端に行くほど天井が低くなるワンポールテントのデメリットを、逆V字のエクステンションフレームと大きな開口部で解消した「ぜクーM」ならではのメリットですね。
ワンポールテントの設営しやすさはそのままに、空間効率を飛躍的に高めた「ぜクーM」。ゼインアーツのデビュー作ながら、未だ人気の衰えない理由に納得のテントです。
“クーラーボックスがカオス”問題がスッキリ解消
ワタチャンプ「タックルボックス 3個セット」
キャンプとお祭りに情熱を燃やすフッ軽ガール、動画チームメンバーの「ちゃんみお」。彼女の上半期マイベストギアは、WATACHAMP(ワタチャンプ)「タックルボックス 3個セット」。
こちらどうも、釣り用ギアとして販売されているもよう。しかもナゾに3個セット……? キャンプギアとしてどんな魅力があるのか、詳しく教えてもらいましょう!
ちゃんみお:いつも1つのクーラーボックスに飲み物と食材を一緒に入れていますが、出し入れを繰り返すうちに中がぐちゃぐちゃに。
欲しいものが見つからないカオス状態になるのが悩みでした。(翌朝水浸しのレタスが底から出てきたり、底に肉汁が溜まっていたり….…。)
ちゃんみお:ところが先日、釣りキャンパーとキャンプに行ったとき、釣具を収納する「タックルボックス」に出会い、「これはクーラーボックスに使えそう!」と思い購入したところ大正解!
ちゃんみお:S・M・Lの3サイズセットなので、食材の大きさに合わせて収納できます。
私はいつも、肉や魚など大きめのものはLサイズ、チューブ系調味料やスライスチーズなど細かい食材はSサイズに収納
なるほど。ここでサイズ違いの3個セットが生きてくるんですね!
ちゃんみお:クーラーボックス内が整理整頓できて取り出しやすいだけでなく、フタが透明で中に何が入っているか分かりやすいのもポイントです
ちゃんみお:素材は、子どものおもちゃなどにも使われる安全性の高いEVA樹脂素材なので、食材を入れても安心。
肉や魚を個別に収納することで他の食材への臭い移りを防いだり、ドリンクの取り出しなど開閉頻度が高いときでも、温度上昇を減らせます
ちゃんみお:もともと釣り用品なので水に強く、バケツとしても使えます。
使い終わった食器などを入れて洗い場まで運ぶときにも便利です。取手付きなので持ちやすいのも◎
ちゃんみお:使わないときは重ねてマトリョーシカ収納もOK! コンパクトになるのも嬉しいです
「タックルボックス」自体に保冷力はないものの、安全素材・透明な蓋・3サイズセットなど、クーラーボックス内の仕分けに見事にフィット。
入れ子収納でLサイズ1つにまとまる点やバケツとして2WAYな点なども、キャンプギアとして、実に秀逸なアイテムです。
ワタチャンプ タックルボックス 3個セット
サイズ | S/幅21.5×深さ8.2×奥行14.5cm、M/24.5×深さ8.7×奥行16.5cm、L/幅27.5×深さ9.7×奥行17.5cm |
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重量 | S/211g、M/263g、L/295g |
材質 | EVA素材 |
カラー | 黒、白、カーキ、透明 |
大物ギアの収納&運搬の最適解を見つけました!
オレゴニアンキャンパー
「ファーニチャー キャリオール SUPER」
キャンプでも自宅でも常にみんなとワイワイ、愛されキャラかつ寂しがり屋な動画チームメンバー「じゅんじゅん」。
そんな彼が厳選した今期のベストギアは、オレゴニアンキャンパー「ファーニチャー キャリオール SUPER」。かなりビッグなこのトート、どんな風に役立つのでしょうか?
じゅんじゅん:大型ギアを1つ1つケースに入れるのが面倒で、ひとまとめにして運べるアイテムを探していたところ、こちらを発見。ちゃんとキャンプっぽいデザインも気に入って購入しました
じゅんじゅん:両脇にファスナー付きでケースをガバッと大きく開けるため、袋を寝かせたままでもモノの出し入れがしやすいのがとても便利。
重い大型ギアでも、高い位置に持ち上げることなく収納できます
幅60×高さ64×マチ21cmとビッグサイズなので、このサイズに合うファニチャーとなると、トップの開口部まで持ち上げるのもひと苦労。ガバっと開く機能はマストですね!
じゅんじゅん:横のマチ幅を調整できる「サイドストラップ」や、長物の収納が可能な「トップフラップ」も備えるなど、内容物のサイズに合わせて拡張可能なのも気に入っています
じゅんじゅん:また、大型ファニチャー用に作られているので、とにかく丈夫。
底面はPVC素材なので、汚れ・濡れ・破れに強く、ガシガシとギアを放り込めます。沢山ファニチャーを入れても破ける気配はありません
じゅんじゅん:表はしっかりしたポリエステル生地で、ゴツゴツしたファニチャーで車内や自宅の床が傷付くのを防いでくれるのも魅力です。安心して積載と収納ができるようになりました。
トート形状で運びやすく、泥や水汚れが外へこぼれ出にくいのもポイント
ソロキャンプなどで、キャリーワゴンが必要なほどではないけれど、そこそこある大物をまとめて一度に運搬するのにちょうどいいサイズ感ですよね。
オレゴニアンキャンパーらしいミリタリーテイストな3色のカラバリから選べるのも◎。
オレゴニアンキャンパー ファーニチャーキャリオール SUPER
サイズ | 幅60×高さ64×マチ21cm |
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材質 | TP-700 POLYESTER(ポリエステル) |
カラー | ウルフブラウン、ブラックカモ、タイガーカモ |
使い勝手にコスパに所有欲…この一幕でコンプリート!
スノーピーク「ランドネスト ドームM」
編集内でも随一の取材好きで、日夜、キャンプ場からメーカー本社まで飛び回っているメンバー「こんちゃん」。
そんな彼が選んだのがスノピークの新作テント「ランドネストM」。今年の4月に発売されたばかりの幕体ですが、どこに惹かれたのでしょうか…?
こんちゃん:ソロテント&タープスタイルが面倒になり、寝室とリビングが一緒のテントが欲しいと思い始めたものの、大型の2ルームテントは設営が大変だし、流行りのドームテントは値段が高くて悩んでいました
こんちゃん:あとは、宴開幕やカンガルースタイルなど臨機応変に使えて、かつフライだけで自立するアウトフレーム構造といった条件で探していたところ、出会ったのがこちら。
CAMP HACKのレビュー記事用にお借りして使ってみたところ、あまりの使い勝手の良さに自ら購入。今では一軍テントに仲間入りしました
こんちゃん:とにかく設営が簡単で、初見でも10分あれば設営できるのがスゴイ。トンネル型のようですが、中央の逆Y字フレーム(センターフレーム+Aフレーム)を通すだけで自立します。
ペグを打たないと自立しないトンネルテントの弱点、「設営後に場所を移動できない」問題も解決
また、アウトフレーム構造なのでスタイルの汎用性が高いんです。冬場はシェルターにコットスタイル、虫が気になる夏場はインナーテントを使うなど、使用用途の幅が広いのが魅力です。
僕は、フィールドアの「カンガルーテント100」を別途購入し、インナーテントとして使っています。横幅がぴったりなんです!
付属のインナーテントのほか、ソロのときにはリビングスペースをより広く使える「インナーソロテント」も別売りでラインナップ。
一回り小さい「ランドネスト S」や専用「タープ」との組み合わせれば、さらに汎用性が高まりますね!
そしてもう1つの魅力は、スノーピークなのに価格が安い点。大手ブランドで保証もしっかりあるのに、価格は約5万円。
流行りのドームテントに比べてかなりお手頃だし、コスパブランドばかり愛用してきた僕的には、「スノピを使っている」という所有欲も満たしてくれます
こんちゃん:総じてめちゃくちゃ満足しているのですが、強いていうと、あと20cmくらい天井が高ければ完璧なんですよね〜。
「ランドネストM」の高さは160cm。僕の身長が165cmなので、微妙に腰を屈める必要がありまして。もし一つ上のLサイズが今後出るなら、絶対買います!
スノーピークなのに高コスパ、かつ設営しやすさと汎用性の高さを備え、エントリーユーザーからベテランキャンパーまで幅広い層にマッチする「ランドネスト」。
これからキャンプを始める人も、テントの買い替えを検討中の人も、チェックマストのテントです。
▼「ランドネスト」について詳しくはこちらもチェック!
スノーピーク ランドネスト ドームM
使用サイズ | 幅280×奥行き450×室内高160cm |
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収納サイズ | キャリーバッグサイズ:70×21×25(h)cm |
重量 | 8.7kg |
対応人数 | 3〜4人 |
ボトム耐水圧 | 1,800mmミニマム |
材質 | テント本体/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング・撥水加工・UVカット加工、インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング、フレーム/A6061(φ13mm) |
キャンプにもデスクにも?!手放せない小さき相棒
PGYTECH
「アクションカメラ用 エクステンションポール&ミニ三脚」
仕事もファミキャンも、頼れる相棒ハイエースと行動を共にする編集長のマツダ。そんなマツダが2023年上半期を振り返ってチョイスしたのは、PGYTECH「ミニ三脚」。
カメラ三脚に対応する小型LEDランタンのリリースが増え、この手のミニ三脚のラインナップも爆増する中、こちらを選んだその理由、しかと語っていただきましょう!
マツダ:このミニ三脚を購入した理由は、主に日常生活やキャンプ時の撮影のためと、仕事でのデスクワークに役立つと思ったから。
その狙い通り、見事に自分の日常生活とキャンプシーンの両方に溶け込んでくれました
マツダ:たった14.5cmという手のひらに収まるサイズ感ながら、シュッと伸ばすと約3倍の長さ40cmまで伸び、頼れる「三脚」かつ「自撮り棒」に変身。
ハンドルの質感もラバー製のグリップで心地よく、「良いもの」感があって◎
マツダ:こいつがあれば、キャンプ中の自分を含めたサイト撮影や、高い位置からの見下ろす撮影など、普段のスマホだけでは撮れない風景を切り取れます。
さらに仕事中、PCの横にスマホを立てて置いたり、上の画像のようにiPad mini6も併用した2画面スタイルも可能に
コレは目からウロコ! 作業効率の高い2画面スタイルが、出先でも叶うのはめちゃ便利ですね……。
マツダ:もちろん三脚用のネジ穴(1/4インチサイズ)に合えばなんでもジョイントできるので、ゴールゼロやZIG、38灯などの人気ランタンの脚としても機能させることができます
マツダ:さらに、別売りの「マグネット式三脚マウント」と「360度回転式スマホリング」も併用して、ROOT COのスマホケースに装着。見た目のアウトドア感とガジェット感を強めてカスタムしています。
しかも重さ105gという超軽量なので、どんなときにも悩まずに持ち歩ける気軽さが最高。普段から荷物が多い自分にとっては最適な「+1」なアイテムでした
確かに「ミニ三脚」だけではスマホに装着できないですもんね! 「マグネット式三脚マウント」によって「スマホ+ミニ三脚」スタイルが実現するワケですね。
さらに、ROOT COのスマホケースにはマグネットが付かないのを、貼り付け式メタルリング付属の「360度回転式スマホリング」で解消。
見た目のガジェット&アウトドア感も増し増しで……、コレは是非とも真似したいカスタムです!
PGYTECH アクションカメラ用 エクステンションポール&ミニ三脚
サイズ | 14.5〜40cm |
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重量 | 105g |
対応デバイス | カメラ(三脚用ネジ穴/1/4インチサイズに合うもの) |
用途 | 三脚・カメラグリップ・セルフィースティックの3WAY |
材質 | アルミニウム、アクリロニトリルブタジエンスチレン (ABS)、ポリカーボネート (PC) |
ベストギアの飽くなき探求は続く!
スマホ周りのガジェットから2ルームシェルターまで、編集部員たちの2023年上半期ベストギアたち、いかがでしたか?
けれど、人生のさまざまなフェーズで求めるギアやキャンプのお悩みは変わりゆくもの。今期ベストギアだったアイテムもまた同じ。
そう、マイベストギア探しは果てなく続くんです。今後も飽くなき探求を続ける編集部員たちによる、次回連載もどうぞお楽しみに!