唯一無二のロケーション
キャンプブックの魅力といえば、音楽ステージとキャンプ場との一体感。
キャンプとステージのとの距離感が近く、テントの中にいてもステージの生音が聞こえてきます。その高揚感といったら……テンションは青天井で上昇!
3つの個性豊かなステージ
会場のロケーションもさることながら、独自のアーティスト構成もまたTHE CAMP BOOK(以降TCBと略す)の大きな魅力です。
「THE GROUND STAGE」「THE MOUNTAIN STAGE」「THE COURT STAGE」の3つのステージで繰り広げられる、個性豊かな出演アーティストたちの圧巻のライブパフォーマンス。これには百戦錬磨のフェス好きたちも思わずため息を漏らす。そんな瞬間が何度も見られました。
THE GROUND STAGE
その名の通り400メートルトラックの中にあるステージ。思わず走り出したくなるような疾走感のある音楽からしっとりと思わず聴き入る音楽まで、さまざまな音楽に浸れる場所です。
初日は「思い出野郎Aチーム」からスタートし、「THE SKA FLAMES」「OMSB」「STUTS」「5lack」「ZAZEN BOYS」と疾走!
2日目は「chelmico」が会場を温めると、「GLIM SPANKY」「eastern youth」と繋いで大トリとなる「EGO-WRAPPIN’」の美声に感極まり思わず涙……まさに最高のライブステージでした!
THE MOUNTAIN STAGE
会場の一番高みに構えられたマウンテンステージは、リズミカルなビートを刻むバンド構成のアーティストが中心。山を吹きおろす風と共に、力強いサウンドが会場内を駆け巡っていました。
初日の最初の「どんぐりず」がしっかりフェスフリークの心を掴むと、台湾から出演の「イルカポリス海豚刑警」「T字路s」「Fernando Kabusacki.勝井祐二.石橋英子.内田直之」へとバトンを繋ぎ、いよいよTCB名物と言っても過言じゃない「TURTLE ISLAND」が登場。
会場のテンションも一気に高まり、初日のトリの「GEZAN」がしっかりと締めました。2日目も「ハンバート ハンバート」が会場を温めると「水曜日のカンパネラ」「切腹ピストルズ」「HUSKING BEE」が一気に駆け抜けました!
THE COURT STAGE
DJや合唱団、そして映画上映など個性豊かなライブパフォーマンスが特徴のコートステージは、TCBのカルチャーが詰まった場所。周囲には多彩な出店ブースがならび、常に人で賑わっていました。
「nutsman」からスタートした初日は、「浮」「大石始」「珍盤亭娯楽師匠&火縄銃ボーイズ」「梅垣義明(ワハハ本舗)」「前野健太」「Monaural mini plug」が出演!
「ソング・オブ・ラホール」の映画上映後、他のステージのライブパフォーマンスもすべて終了するといよいよTCB DISCOの開幕です!
TCBの夜の部、TCB DISCOには4組みのDJが登場! 「VIDEOTAPEMUSIC」「OMK(YOUNG-G, MMM, Soi48)」「250」と続き最後はTCBフリークにはもはやお馴染みの石野卓球のパフォーマンス! ステージへの入場規制がかかるなど、深夜にも限らず大盛り上がりでした。
2日目も「nutsman」 がオープンニングアクト。思わず聴き入り気がついたら涙を流してたなんて声も聞かれた「かもめ児童合唱団」が続き、「さらさ」「キセル」といった実力はアーティストがステージを見事に締めてくれました。
お買い物やフェス飯、多彩なWSもまた、TCBの魅力
TCBのもう一つ魅力はマーケット。さまざまなショップが自慢のアイテムをもちより、中には定価より大幅にディスカウントされたアイテムも!
サウナなどのワークショップも充実しており、大人も子どもも皆一様にお得なお買い物や楽しい体験にホクホク顔でした。
今回のTCB公式グッズの作成は、フリークスストアのチームが担当!
フェス飯を楽しめる飲食の出店ブースも和洋中と個性豊か。野外で食べるフェス飯は本当に食欲をそそりますね!
さまざまなブランドやショップでモールを築いていたアウトドアシングス。モノラルやASOMATOUSといったブランドから、最近オンラインショップをリニューアルしたというノルモアヤセガレージなど注目度の高いブランドやショップの姿もみられました。
“クセ”になるフェス「TCB」
八ヶ岳の清涼感ある空気と共に目一杯遊び楽しんだ二日間。今年で5回目を迎えいよいよ円熟味を増してきた印象です。ライブ、キャンプ、マーケットの三位一体の夏フェスとしてこれからますます存在感を増していきそうですね。
なんとも“クセ”になるフェスという言葉がしっくりくるTCB。早くも来年の開催が待ち遠しいです!