国内ブランドも続々参戦!ドームテント最新戦況
昨年から続くドームシェルター(テント)ブーム。
WIWO「ヤクドーム」やTFS「ロボテック 70D」などの大型ドームシェルターに始まり、最近では、ミニマルワークス「シェルターG」にノルテント「ギャム」シリーズなど、中型サイズの隆盛が記憶に新しいところです。
ですが、若干その戦況に変化が。いずれも海外ブランドのアイテムばかりだったのが、今季は、国内ブランドからも待望の新作ドームシェルターが続々登場しているんです!
国内外で競争が激化し、さらにアップデートされていくドームシェルターから、ますます目が離せません。今回は国内4ブランドを含む新作7選、じっくりご紹介していきます。
注目必至!新作ドームテント7選
1. クイックキャンプ
「ドームシェルター FELS」
高コスパでお馴染みのクイックキャンプからも、遂に大型ドームシェルターが登場!
サイズは4.4×4.4mの大型幕で、ゆったり広々リビングスペースはファミリーやグループに最適。天井高も2mあるため、腰を屈めることなく快適に過ごせます。
最も特徴的なのが非常に大きく透明なTPU窓。幕内にいながら満点の星空など美しい自然を楽しめます。フロント3面・バック2面の大型メッシュ窓で開放感も抜群。
また、天井幕のほか、防水&遮熱性のあるルーフフライも付属。雨天時や暑いときなど天候に応じて閉じられるので安心です。全周にスカートも装備し、冬の冷気もシャットアウト。
メインポール2本とサイドポール2本のシンプルな構造で、スリーブの色分けなど感覚的に設営しやすい仕様ですが、大型ゆえに設営には2人以上必要です。
また4〜5人がマット就寝可能なフロアマットが付属し、フロントフラップの跳ね上げにも対応。別売りオプションの購入不要でさまざまなスタイルに対応できて99,800円(税込)と、コスパの高さが流石です。
クイックキャンプ ドームシェルター FELS
重量 | 約16.4kg |
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展開寸法 | 幅440cm×奥行440cm×高さ210cm |
2. サバティカル
「サバルパインドーム」
お次も国内、A&Fのオリジナルブランド、サバティカルからもブランド初のドームシェルター「サバルパインドーム」の情報が解禁に! こちらは最大幅540×最大高240cmとさらに大型。
特徴的なのが、独自のフレームワーク。リング型ハブを持つ天頂部の「Y」字フレームや曲げ加工などにより、半球型ドームシェルター本来の特徴である高い耐風性と強度を、より少ないポール本数で実現しています。
ポール本数の少なさは設営のしやすさにも反映され、この規模の大型ドームシェルターとしては直感的かつ簡単に設営できるのも魅力です。
さらに全18箇所ものメッシュパネルを備え、美しい景色を堪能できるパノラマビューと、オープンタープのような開放感も大きなポイント。付属のルーフフライで雨天時も安心です。
裾には全周にスカートを備えるほか、お座敷スタイルに対応するリビングシートも標準装備。靴やコンテナなど雨に濡らしたくないアイテムを置ける土間スペースも便利です。
こちら、販売時期は2023年9月頃を予定しており、最新情報や購入方法などは、サバティカルのHPにてご確認を。
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3. ミニマルワークス
「AGORA(アゴラ)」
続いてはミニマルワークスから、なんと、「シェルターG」のサイズアップバージョンが見参! その名も「AGORA(アゴラ)」。
W350×D300×H170cmの「シェルターG」に比べ、「アゴラ」はW465×D465×H220cm。床面積では約2倍、高さは約1.3倍にアップ。3〜4人のファミリーやグループにマッチするサイズ感です。
天頂部のTPU窓や、計4本のポール構成かつ2本のメインポールで自立する設営しやすさもそのまま踏襲。けれど、ただサイズアップしただけではないんです!
まず、メインパネル中央には防水ジッパーが配置されて片側のみ開閉が可能に。また「シェルターG」では別売りオプションだったメッシュドアが前後用2セット標準装備に。
両サイドには、別売りポールで跳ね上げも可能な三角窓が追加されて通気性もUP。ルーフシートも天井全体をカバーする大型に進化。
内と外でダブルスカート仕様なのも特徴的で、冷気のみならずしっかり虫の侵入を防ぎます。天窓部分両サイドには、薪ストーブの使用を想定した難燃生地も配置。
「シェルターG」同様、透明な「TPUドア」や空間を拡張できる「ベスティブル」などの別売りオプションも豊富で、まさに死角ナシの兄貴分です
ミニマルワークス アゴラ
使用サイズ | 465×465×220(h)cm |
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重量 | 14.5kg |
材質 | Nylon40D Ripstop PU(toner&toner) WR 耐水圧2,000㎜ |
4. グラファイトブルー
「サーモシェルター」
国内ブランド3つ目! 2022年にローンチした新鋭ガレージブランド「Graphite Blue(グラファイトブルー)」からは、ありそうでなかったドームシェルター「サーモシェルター」がお目見え。
こちら、幅440×奥行き395×高さ200cmの大型幕で、一見シンプルなドームシェルターのようなんですが……。
なんと、フロアレスなのにWウォール構造なんです! インナーテント外のリビングスペースにまで防寒性をもたらした斬新な発想に驚かされます。もちろん結露も軽減。
使用する暖房器具にもよりますが、外気温が0℃のときに幕内の室温25℃以上になることも! 内側幕の取り付けは、一般的なインナーテントのように吊り下げ式で簡単。
さらに、しなやかで高耐久なA7001アルミ合金フレーム6本を採用し、12箇所に交点を持つ設計で全体の剛性をUP。底辺全ての12箇所の角にフレームエンドを着地させ、360度の耐風性も実現しています。
真冬のキャンプの快適性を劇的に高めた画期的シェルター、お篭りキャンプ好きは必見です!
グラファイトブルー サーモシェルター TL-001
使用サイズ | 440×395×190cm |
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重量 | 15kg(本体、ペグ含む) |
材質 | フライ本体/75Dポリエステルリップトップ(PUコーティング耐水圧2000mm)、インナーウォール/68Dポリエステルリップストップ |
5. neru design works × TFS
「CAVE」
asimocrafts(アシモクラフツ)・OLD MOUTAIN(オールドマウンテン)と共に、千駄ヶ谷に「MOLDS TOKYO GALLERY」をオープンするなど、精力的な活動が注目を集めるneru design works(ネルデザインワークス)。
2022年2月には、ブランド初となるオリジナルテント「CAVE(ケイブ)」の販売がスタート。こちらなんと、「ロボテック 70D」でお馴染み、TFS(THE FREE SPIRITS/ザ・フリースピリッツ)とのコラボアイテムなんです。
直径約3m×高さ165cmと小ぶりなこちら。ソロならギアも収納できてデュオもOK、別売りのフロアシートでファミリーもカバーできるなど、実は汎用性の高いサイズ感が魅力です。
生地には、火の粉に強く結露しにくいだけでなく、より薄くて軽く、高密度で耐水性を高めたオリジナルのポリコットンを使用。天頂部前面には耐熱樹脂と難燃生地を用いた煙突ポートも備えます。
また、全周にインナースカートを装備し、前後ドアパネルにはメッシュ部分にもスカートがある二重構造に。
これは、ドームシェルターあるあるの、出入り時に足を引っ掛けガチなドアパネルのボトムを無くした構造によるもの。メッシュを開けても、下部に隙間ができないよう配慮されているんです。
また、「CAVE」はこの規模のテントとしては6本とポール本数が多い設計で、フォルムのカッコよさと全体の強度UPを実現しています。
その分負荷が高まるスリーブ部分には、ナイロンの7倍の強度を持つコーデュラ生地を贅沢に採用。ガレージブランドならではの、ディティールへのこだわりが秀逸です。
最近では「CAVE」オーナーによる「CAVE MEETING」も開催される人気ぶりで、現在(2023年6月21日時点)公式サイトでは5thロットの予約受付中です。
そしてなんと! 2023年3月には着せ替え用のシルナイロン製フライシートも登場。しかも、カラーはブルーグレーとサンドの2色展開。より軽く、全天候型が欲しかった人は合わせてチェックマストです。
▼LOG「neru design works」公式販売・予約ページはこちら
6. ノルテント
「ギャム ミョホドホール 16」
4・6・8と対応人数別に3サイズが展開され、近年人気が継続中のノルテント「ギャム」シリーズ。実は、新たにシリーズ最大となる「ミョホド ホール 16」が加わったんです!
そのサイズは幅432×長さ700×高さ239cm。その名の通り16人が就寝可能という超巨大シェルターです。
ドームシェルターとしてはやや長細い作りで、別売りの「インナーテント」を両サイドに追加すれば最大3ルームとして使えます。別売りで、底面を覆う「フロア」も装着可能。
一般的なドームシェルターと同じく8本のポールで設営する堅牢な構造で、重い積雪や強風など厳しい天候に耐える強度を誇ります。4種に色分けされたポールで、視覚的に設営しやすい工夫も。
ドアパネルは前後左右の4箇所あり、全てメッシュパネル付きだから夏でも快適に過ごせます。
上下左右に合計6つのエアバルブに加え、天面にも2つの通気孔を備え、空気循環も高いレベルで実現。煙突ポートも1箇所備え、薪ストーブにも対応しています。
ただし現在(2023年6月21日時点)、日本での取り扱いは「WEST長岡店」のみのようなので、欲しい人は店舗ページや公式インスタグラムなどチェックしてみて下さいね。
▼WEST長岡店の詳細はこちら
7. ゼログラム
「BROOKS GROUND DOME SHELTER」
最後は、ZEROGRAM(ゼログラム)から3月に発売された「BROOKS GROUND DOME SHELTER(ブルックスグランドドームシェルター)」をご紹介します。
360(L)x360(W)×190(H)cmと、デュオキャンプでもリビングスペースをしっかり確保できるサイズで、特筆すべきはその軽さ! 本記事中最軽量の7.89kgを実現しているんです。
さらに、耐風・安定性に優れたジオデシック構造をベースとしつつも、ポール5本のみの設計になっており、パーツ数も最小限に。
ポールスリーブやフットプリントの連結なども視覚的に認識しやすく、1人でも10分ほどで設営ができるのがスゴイところ。
大きな出入り口が4つ+中窓が4つ+天窓が2つの合計10箇所もの開口部があり、全てメッシュ付き。外の景色を堪能できる圧倒的な開放感も魅力です。
また、ジッパーの防水コーティング、結露がエッジに沿ってフットプリントの下へ流れ込んで頭上から落ちてきにくい設計など、ディティールにもこだわりを追求。
「ルーフフライ」や「フットプリント」などもデフォルトで付属。別売りの「インナーテント」は一般的な半円形でなく、長方形で前後に自転車が入る広さの前室が作れる形状なのがユニークです。
とにかく軽く、設営しやすいドームシェルターを求めていた人にイチオシの一幕。
ゼログラム BROOKS GROUND DOME SHELTER
使用サイズ | 360(L) x 360(W) x 190(H)cm |
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収納サイズ | 26(L) x 26(W) x 62(H)cm |
重量 | 7.89g |
材質 | fly : N/R SILICONE(耐水圧 3000mm) PU COATED pole : Zero-bone |
付属品 | シェルター、ルーフフライ、ポール5、ペグ16、ガイライン6、フットプリント、スタッフサック |
最旬ドームシェルターを見逃すな!
海外ブランド勢に負けじと国内ブランドが続々参戦し、昨年に比べてデザインも価格帯も選択の幅が一気に広がり、より入手しやすくなったドームシェルター。
最旬アイテムを見逃さず、より自分にフィットする一幕を、ぜひ見つけてみて下さいね!