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【話題沸騰】DOD新作の「アツイッス」を徹底レビュー。こりゃインパクト以上の実力だぞ…(2ページ目)

実際に「アツイッス」で焚き火してみた!

続いて、灰や火の粉の飛散具合などについても、実際に火入れしてチェックしました。

長い薪もしっかり燃やせる

DOD「アツイッス」で小割り薪に火付け
それではいよいよ火付けスタート! まずは小割り薪に火を付けてみました。火床が全面メッシュのため通気性がよく、燃焼効率が高いのですぐに燃え広がっていきます。

DOD「アツイッス」焚き火時下部アップ
そして、やはり長い薪がそのままたっぷりと置けるのが魅力。35cmほどの薪なら10本程度置けました!

奥行きは薪2本分がいいくらい。それ以上になるとはみ出てしまうので注意が必要です。

焚き火シートは必須

DOD「アツイッス」の下に焚き火シート「タキビバビデブー M」
ただし、火床が全面メッシュで細かい灰は通過するため、受け皿としても焚き火シートは必須。

背面側からも灰が落ちるため、焚き火台の最大幅48.5×最大奥行き50cmに加え、最低でも30cm以上の余裕のある焚き火シートを用意したいところ。

今回、同じくDODの焚き火シート「タキビバビデブー M」を使用しましたが、幅100×奥行き100cmあって最適な組み合わせでした。

DOD「アツイッス」焚き火時の様子を上から
さらに、水平ではなく縦に起き上がった形で薪を組むため、燃えながら崩れ落ちてこないか、火の粉がこぼれ落ちないかなど、随時チェック。

けれど、背面が斜めになっていることで薪自体の自重がかかり、柔軟性のあるメッシュ火床中央に自然と寄せられる感じに。

DOD「アツイッス」焚き火時の様子を真横から
また、火床両サイドが立ち上がっていて、ここからはみ出すような積み上げ方をしなければ、そうそう崩れ落ちることはなさそうでした。

この日は風がなかったこともあり、灰や火の粉の落下も焚き火シートの範囲内に収まり、安全に焚き火を楽しめました。

焚き火と対話する贅沢なひととき

焚き火時のDOD「アツイッス」と向かい合うマツさん真横から
転倒などの不安も解消された後は、純粋に焚き火を楽しむ時間に。

自分の目線の高さに、まるで炎が座っているかのような独特の情景が広がる「アツイッス」。炎の全体像が見えるので、焚き火の迫力も醍醐味も一際楽しめます。

焚き火時のDOD「アツイッス」に向かうマツさん背後から
また、高さがあるため煙も比較的上方向へ逃げていき、目に入りにくいのも嬉しいポイント。

まさに、焚き火と一対一で対話するかのような贅沢な時間が流れます。いまだかつてないチェア型形状のメリットを、存分に享受するひとときとなりました。

▼「アツイッス」の詳細はこちら
▼「タキビバビデブー M」の詳細はこちら

気になったのはこんなところ

懸念点が解消され、むしろその形状で迫力ある焚き火を楽しめることが分った「アツイッス」ですが、いくつか気になる点も。

サイズの合う風防がない

陣幕を設置して焚き火するシーン

出典:PIXTA

今回は風がない状況下でしたが、風が強い状況を想定した場合、風防的パーツがなく、また市販品でもサイズが合うものがなかなかないのが気になります。

大きめのリフレクターや陣幕でも高さは大体70cm程度で、最大高66cmの「アツイッス」の風防としては少々心許ない感じ。マッチするサイズの風防をリリースしてほしいところです。

また、風向きに応じて焚き火台の位置をこまめに変えたいときに、ワイヤーをペグダウンしていて気軽に移動できないのがやや不便。最初の場所決定がかなり重要になってきます。

真冬は足元が寒い?

DOD「アツイッス」の足元
火床底面の位置が高い分、足元と焚き火の距離が遠くなる「アツイッス」。冬に暖を取ることを目的にした場合は、やや足元は寒く感じるかもしれません。

しかし、その分体幹や顔など上半身は一般的な焚き火台より火が近くなるので、暖かく感じます。

いつもと違った目線で楽しめる焚き火台!

DOD「アツイッス」と炎
風の強い状況でなければ、大きいサイズの薪をたっぷり燃やせて、目線の高さで迫力ある炎を楽しめる「アツイッス」

対応する薪サイズに反して収納時もコンパクトかつ軽量で、ソロからグループまで幅広いシーンで活躍してくれます。

いつもと違った目線で焚き火を楽しみたい方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

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