コストコの「プレスンシール」が優秀すぎる
筆者は「“コストコの”プレスンシール」と呼んでいる、こちらのキッチンアイテム。
正式には、アメリカの家庭用品メーカー「GLAD(グラッド)」社が販売している製品で、半透明のラップのような形状をしており、密封して食品を保存できる便利モノです。
そのプレスンシールがコストコで実演販売されていて、何気なく購入したところ、その便利さと手軽さに惚れ込んでしまいました。今では自宅キッチンの一軍メンバー、そして、キャンプでも重宝しています。
このプレスンシール、ただの「キッチンアイテム」には留まらない、多様な用途があるのです!
使えるポイント【8つ】
購入するまでは、「よく見かけるけれど、実際のところの使い方とメリットがよくわからない」と思っていたのですが、食用品ラップではなく、蜜蝋ラップでもない、プレスンシールだからこその利点に大ハマり!
筆者が「これは便利!」と感じたポイント8つと、実際の使い方をご紹介します。
1. 食品用ラップには付かない素材に使える
「木製やプラスチック、ステンレス、陶器の食器にラップがくっつかない……」そんなご経験はありませんか?
分子間の引力、静電気、表面の凸凹具合などが要因で、どうしても上記の素材にはくっつきにくいのが食品用ラップの弱点です(原材料によってばらつきあり)。
しかし、このプレスンシールは、そんな食品用ラップが苦手とする素材にもピッタリくっついてくれます!
シールの表面には凹凸があり、粘着剤が付いています。両手で少し引っ張りながら貼り付けていきます。
するとどうでしょう……! 傾けても、なかの飲み物がこぼれないほど、ぴったりとくっつくんです。
アウトドアと相性のいい木製やステンレス製の食器にも問題なく使えるのが助かります!
ただし、紙製品に使うと破れてしまうので、ご注意ください。
2. ドリンクのこぼれ防止に
先述のように、コップにピッタリとくっついてくれるプレスンシールは、ドリンクの持ち運びにも便利です。
子どもがドリンクを倒してしまっても、中身がこぼれません!
筆者はキャンピングカーを所有してから、自宅のグラスをそのまま車に持っていく癖がついたのですが、揺れる移動時にプレスンシールで蓋をしておくと、こぼれずに安心です。
ストローをさせば、さらに便利に。お手製パックジュースの出来上がり!
子どものドリンクや、アウトドア、パーティにも活用できます。どんなカップでも、オリジナルストロータンブラーになるので汎用性が高い!
3.フードシーラーとして使える
プレスンシールは、食品との密着性が高い特殊なフィルムで作られているため高気密性で、食材の保存にも最適です。
食材の鮮度を長期間保つだけではなく、肉のドリップなどの液体の漏れを防いでくれるメリットもあります。フードシーラーのような機械が不要なのに、ちょっとした真空パックのような使用感があります。
プレスンシールをカットし、必要なサイズに調整することで、大小さまざまの食材や容器に使えます。また保存だけでなく、キャンプの食材の持ち運びにも大活躍してくれます!
その手順は……
シールを、仕上がりサイズの2倍のサイズに引き出し、食材をのせ、半分に折りたたみます。
このとき、なかの空気を抜きながらシールの両面を引っ付けていくのがポイントです。
もう1つのポイントは、折ったとき上になる側のシールを長めにします。
長めにしておくことで、長い方が糊しろとなり、折ったときにくっついてくれます。
仕込んだ串焼きセットを遠赤外線(炭火)でじっくり焼くのを楽しみにして、キャンプ準備っと……。
4. 冷凍・解凍に使える
密封性を保ちながら食品を保護してくれるプレスンシールは、食品の冷凍にも最適です。また、電子レンジOKのため、レンジでの解凍にも使えます。
写真は、近所のおばあちゃんに頂いた干し柿を冷凍しておいたもの。「1個だけ解凍したい」と思ったときに、1つ前の写真のように1個だけプレスンシールに包み、解凍します。
お皿を使わずに、サッとほしい分だけ解凍できる手軽さが便利なポイントです。
加熱中でもフィルムが破れずにしっかりと密閉してくれています。
ただし、電子レンジは100℃まで、つまり解凍のみ使用可です。また、電子レンジで使用する際は蒸気抜きの穴を作るよう注意書きがあり、「油性の強い食品」や「砂糖のかかった食品」はNGなので、この点はご注意を。