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忠州湖のクイーンズタウンキャンプ場

湖畔を見下ろす大絶景…!親子2人海外キャンプ旅Vol.5【忠州湖のクイーンズタウンキャンプ場】

キャンプ道具を持って、海外キャンプに出かけてみよう!

この連載では少しハードルの高い「海外キャンプ」に挑戦してきた様子を「準備編」「海外キャンプ場レポ」「海外ショップ事情」など段階を分けてご紹介していきます。

せっかくなら、キャンプ道具をフル活用して旅行に役立てて、今しか見れない景色を見に行きましょう!

目次

親子2人で行く、海外キャンプ旅

フォトグラファーの猪俣慎吾

プロフィール
キャンプフォトグラファー猪俣慎吾。2017年に星空 案内人®を取得。2019年から自ら開発した『プラネタリウムテント』で天の川の解説をし ながら全国を回っている。 2021年10 月に『絶景CAMPGUIDE』(JTB パブリッシング) を出版。
広告・料理・アウトドアの撮影が主な得意分野であり、アウトドアを中心にフォトグラ ファーとして活動する傍ら、キャンプコーディネーターとしても仕事をしている。外ごはん文化を広めるためのアウトドアパーティーグループ「KIPPIS」を主宰。現在は息子と2人で行く父子キャンプにハマっている

 

この連載では、日本全国の絶景キャンプ場を旅していた筆者が、新たに「息子2人と海外キャンプ経験を経て学んだこと」を通して海外キャンプ旅のレクチャーをしていきます。

ハードルが高いと思われがちな海外キャンプですが、まずは近場からの旅行を経験して慣れていけば案外かんたんなことだと気づくはず。筆者が体験した日本全国のキャンプ旅と、海外キャンプ旅で得たノウハウを余すこと無くお伝えしますよ!

それではVol.5となる本編へGO!

▼ほかのお話はこちら

3日目【10:00〜】ケド島を後にする

昨日、島のおばさんが教えてくれた港行きのバスに乗る為に、早朝に起きて手早く朝食と片付けを済ませます。遅れると悲惨なことになりますからね。

バス停まで20分程で到着。バス停には島のおじさんやおばさんが大勢いて、何やら農作物を持っています。おそらくフェリーに乗って街に売りに行くのでしょう。

バス停で息子と待つ

バス停で息子と待つ

バスの中はぎゅうぎゅう詰め

バスの中はぎゅうぎゅう詰め

フェリー乗り場に到着して、チケット売り場で帰りの切符を購入。昨日はバタバタしていて気付きませんでしたが、この港の風景は以前訪れたことのある「瀬戸内海の風景」を彷彿とさせてくれます。

島のフェリー乗り場

島のフェリー乗り場

フェリー乗り場の目の前には穏やかな海が広がっていた

フェリー乗り場の目の前には穏やかな海が広がっていた

島の滞在は一泊のみ。こんな絶景があるなら、もう少し滞在して他の島にも寄ってみたかった……。

【11:00〜】車で韓国国内を北上して、向かう先は忠州湖

麗水から忠州湖まで車で4時間

麗水から忠州湖まで車で4時間!

麗水に到着したら、車に乗って忠清北道の忠州湖(チュンジュホ)に向かいます。皆さんは忠州湖をご存知でしょうか?

忠州湖は、ダム建設のために広大な土地を水没させてできたダム湖で、観光スポットでもある韓国最大の湖。当然、湖の周りには景観の良いキャンプ場も多く、人気のキャンプスポットでもあります。

韓国滞在3日目は、湖畔キャンプをする為に忠州湖へと向かいます!

【12:00〜】韓国のサービスエリアでの食事

韓国の高速SAのフードコート

韓国の高速SAのフードコート

カルビ焼肉定食これでなんと900円

カルビ焼肉定食これでなんと900円

韓国の高速を北上するにしても、麗水から忠清北道の忠州湖までは車で4時間。流石に今回は休憩を多めに取ります。途中お昼になってお腹も空いたので大きめのサービスエリアに入って昼食をとることにします。

この前日にもサービスエリアに入りましたが、特に日本との違いはありません。食べたいものを自動発券機でチケット購入して厨房のスタッフさんに渡し、番号がモニターに表示されたら料理を取りに行くだけ。日本と全く一緒ですよね。

今回頼んだのはカルビ焼肉定食。前菜も多く、さらにサンチュも5枚! 辛そうに見えますがそこまで辛くなく、美味しくいただきました。値段は900円とリーズナブルなのも嬉しいですね。

【15:00〜】忠州湖のキャンプ場に到着

忠州湖のクイーンズタウンキャンプ場の受付

忠州湖「クイーンズタウンキャンプ場」の受付

車で4時間ほど運転をして辿り着いたのは、忠州湖のほとりにある「クイーンズタウンキャンプ場」。

旅の出発前、撮影の連絡のために直接HPからメッセージをしたら、なんとInstagramのメッセージで返信が。唯一、日本にいるときから連絡が取れていたキャンプ場さんです。

色々とこちらの事情を説明したら、一番良い場所を取っておいてくれているとのこと! ありがたい限り……。

そして、到着したらスタッフさんが入り口でお出迎え。オーナーと連絡を取り合っていたそうで、わざわざ我々親子の来場を待っていてくれたのです。「おもてなし」やホスピタリティの精神は、日本だけのものじゃないのだと実感。

そんな親切なスタッフさんに、場内をクルマで案内してもらいました。

▼クイーンズタウンキャンプ場の地図はこちら

サイトからの忠州湖の景色

サイトからの忠州湖の景色
オーナー
ここがこのキャンプ場で一番の景色だよ
筆者
素晴らしい景色ですね! このサイトに決めます!
オーナー
料金は60000ウォンだけど50000ウォンにサービスするよ
筆者
いや悪いです! ちゃんと払いますから
オーナー
全然気にしないで、はい息子さんにお菓子

キャンプ場代をサービスしてくれて、尚且つ息子にお菓子まで頂くなんて……。本当に感謝の気持ちで胸がいっぱいです。今後、海外キャンプするときは、日本からお土産を持って行くぞと心に誓った3日目でした。

【16:00〜】湖を一望できるサイト

忠州湖は標高も高く肌寒いので焚き火をする

忠州湖は標高も高く肌寒いので、焚き火をする

サイトが決まればあとはせっせと設営するのみ。標高も高く少し肌寒いので、焚き火の準備もしていきます。

忠州湖を一望できるこのサイトは、本当に心地が良く、椅子に座っていつまでも眺めていたい……そんな場所でした。

よくよく考えてみると、視線の高い場所から湖を見下ろすキャンプ場って日本ではあまり見かけないですよね。だからこそ、この絶景に心を奪われる感覚になったのかもしれません。

【17:00〜】本格チヂミ料理に挑戦

韓国のキャンプ場で本格チヂミに挑戦

韓国のキャンプ場で本格チヂミ作りに挑戦

少し落ち着いたら、本日の料理に取り掛かります。キャンプ場に行く前に立ち寄ったスーパーでチヂミの材料を購入しておきました。

写真左下の野菜はズッキーニなのですが、これはスーパーの女性店員さんにチヂミの中身のおすすめ具材を聞いた結果。本場の方に聞いたおすすめ具材なので間違いないでしょう。ちなみにチヂミの材料は全部で1,000円ほどでした。

せっかくなので焚き火でじっくり焼いていく

せっかくなので焚き火でじっくり焼いていく

なんとなく出来上がり!タレも手作り!

なんとなく出来上がり! タレも手作り!

焚き火でチヂミを焼いたので、心なしかふっくら焼けた気がします。(エビデンスもなにもない個人の感想です、ご容赦ください)

タレも、日本から持ってきていた醤油とごま油と塩を混ぜたもので作ってみました。なんとなくそれっぽいものが出来上がりました。

素晴らしい景色の場所で食べているからなのでしょうか……めちゃくちゃ美味しい!! 息子も大満足でペロリと平らげてくれました。

野外で作った料理を食べて感動する。本当にこの感覚ってキャンプならではですが、毎度のごとくキャンプやってて良かった〜!と思います。

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