4. いつもの“食”をもっとおいしくする秘密兵器
照宝「せいろ」杉21cm
同じパターンになりがちだったキャンプ料理。「なにか新鮮に感じるものはないか……」と考えたときに“せいろ”が頭に浮かび、すぐにインターネットで購入したのだそう。
せいろは、とにかく調理方法のレパートリーが豊富です。焼いたり煮たりする食材も、蒸すことでまた違ったおいしさに。キャンプ料理や普段の食に、刺激や新鮮さをもたらしてくれるのでQOLが上がります!
「照宝」は、横浜中華街で50年以上にわたり中華料理に使用する調理器具を製造・販売している、プロ御用達の専門店。
なかでもこのせいろは、直径15cmの1人用〜24cmの3人用サイズを展開。素材も杉、竹、白木、桧と、好みに合わせて選べます。symさんは複数人でつつけるようにと、2人用の杉タイプを愛用中。
せいろは蒸気で水分を補いながら食材を温めるので、ふっくらとおいしく仕上がるのがポイント。それに、蒸すと食材の栄養分が残りやすく、本来の食味を存分に味わうことができるといった良いことばかりです
あるときのキャンプでは、せいろを使って蒸し豚を作って韓国料理ポッサムを再現したり、ナンを蒸してスパイスカレーを楽しんだり。
点心であれば、せいろに置いて数分蒸すだけでOK。グループキャンプでもサクッと振る舞うことができるところもお気に入りです
せいろにセットして蒸す。ただそれだけで旨いキャンプ飯の完成です!
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5.めずらしい“漆塗り”のナイフ
GNU「拭渋」
1万2千年以上前から令和に至るまで、永く受け継がれてきた「漆」の文化。この魅力を少しでも多くの人に伝え続けていきたいという、漆塗り職人の熱い想いから誕生したのが「GNU(ヌー)」。
漆は耐水性・耐久性に優れ、アウトドアギアとの相性が抜群です。
漆にもエイジングがあって、使えば使うほど独特の味が出ます。化学塗料とは全く違う深い艶や、奥ゆかしさが出て、使えば使うほど好きになります。
これまで漆のことは聞いたことがあるくらいで無縁でしたが、キャンプを通じて漆と出会い、自分が実際に漆製品を手にとることでその魅力を知ることができました
兵庫県発の刃物ブランド「フェデカナイフ」に、日本の漆を塗ったコラボモデルがこの「拭渋(ふきしぶ)」。なのですが、symさんが愛用しているのは、世には出回っていない“オピネルナイフの漆塗り”。
なんでも、キャンプを通して出会った友人(のちのGNU創設者)から譲り受けたもので、「拭渋」の原点となったナイフなのだそう。
「いま日本から消えつつある漆のことを広めたい。知らない方に、まず手に取ってほしい。そうすれば、漆の魅力は必ず伝わることを信じている」という、GNUの信念に胸を打たれて。
この漆塗りのナイフがきっかけで、道具が使い手を語るように、ものを大切にするという日本人の心を大事にしたいと思うようになりました
日本の職人の手仕事によって命を吹き込まれた1本のナイフは、キャンプでの大切な想い出をも刻んでくれるはず。
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好きな仲間と、自分らしいスタイルで愉しむ
自分が大切にしたい“こと”は何なのかを見極め、それをキャンプ道具選びに生かしているsymさん。
彼の世界観に共感した方、気になった方は、ぜひsymさんのアカウントを覗いてみてください。
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