東京・千駄ヶ谷にオープンした「MOLDS」とは?
2023年4月22日、原宿駅から徒歩5分の閑静なビル街にギャラリー「MOLDS(モールズ)」がオープンしました。
「MOLD」とは、日本語に訳すと「型」という意味。ギャラリーに携わるそれぞれのブランドが、オンラインやショップでは表現できない「型=世界観」を可視化するために立ち上げたそうです。
手掛けるのは3つの人気ガレージブランド
「MOLDS」の運営に携わるのは、SNSから始まった3つのガレージブランドのオーナーたち。写真左からネルデザインワークスの重弘さん、オールドマウンテンの辻ノ内さん、アシモクラフツの守野さんのお三方です。
彼らはガレージブランド集団「M16」としても活動し、全国各地のイベントへも精力的に出店していますが「もっと自分たちの世界観を表現したい」という思いが一致して、協同オープンに至ったそうです。
「MOLDS」はショップではなくギャラリー
「MOLDS」のコンセプトは、ショップではなくギャラリー。
店内には各ブランドの定番品がずらりとレイアウトされていますが、ここでの購入や注文は残念ながらできません。とはいえ、なかなか実物を見ることができないレアなギアばかりですので、手に触れられるというのは貴重な機会。
定期的に販売イベントも!
ただし、月に1~2回の開催を予定している販売イベントでは、「MOLDS」のために作られたスペシャルな限定品を購入可能です。
2023年4月22日(土)に開催されたオープニングのイベントでは、50名の入場枠になんと1000名以上の応募(倍率20倍!)があったとか。なので、この先の販売イベントでも抽選入場の形式が取られる模様です。
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ギャラリー限定のスペシャルアイテムをちら見せ
「MOLDS」の販売イベントで購入可能な限定アイテムは、受注生産や数量限定といったレアな一品ばかり。
ここでは、オープンイベントに向けて用意されたスペシャルアイテムの一部を紹介していきましょう。
アンティーク調に仕上げた「ネルデザインワークス」の斧や鉈
ネルデザインワークスの定番アイテムである斧「ono kezuru vintage」(¥29,000)や鉈「nata kezuru vintage」(¥32,000)は、グリップ部分をアンティーク調に仕上げたバージョンを用意。
カバーには、100年以上の歴史があるアメリカの皮なめしメーカー、ホーウィン社のレザーを使用して、高級感がアップしています。真鍮のリベットも経年変化が楽しめそうですね。
ジュエリーデザイナーが手掛けた「アシモクラフツ」のフォーク
LEATHER & SILVER MOTOとコラボして作られたフォーク「tsuki_s_asi MOTO ver.」(¥198,000)は、元のデザインはそのままに素材や細工をスペシャルな仕様に。
フォーク部分は真鍮をハンマーで叩いた槌目(つちめ)加工で仕上げ、グリップ部は贅沢にディアホーンを使用。インディアンジュエリーで使われるシルバープレートを底部分にあしらった、まさにスペシャルな一品です。
豪華すぎる!「カーミットチェア」のカスタムパーツ
お値段的にもスペシャルなアイテムがこちらのカーミットチェア専用のカスタムパーツ「RASS Tsuchime + BRASS Tshuchime&K24 999PURESIL」(¥52,500+¥
別パーツとして展開するこちらのプレート「BRASS Specialイーグル」(¥480,000)には、インディアンジュエリーを彷彿させるイーグルや太陽、唐草模様をデザインと、贅を尽くしたスペシャルすぎる仕様になっています。
「常識を超えたモノづくりができるのも、『MOLDS』というリアルな場所があるからこそ」とは、オールドマウンテンの辻ノ内さん。
初期のリーバイスを再現。現代のキャンプシーンに向けたコラボデニム
「MOLDS」では、キャンプギアだけでなくアパレルも展開します。
ネルデザインワークスとオールドマウンテンのコラボデニム「1933XX TAPERED DENIM」(¥38,000)は、オールドマウンテンの地元・島根県にあるIZUMO DENIM協力のもと出来上がった渾身の一本。
1933年製のリーバイスと同じ縫製で仕上げられているのが特徴で、シルエットはテーパードが効いた現代的な形に。キャンプでも快適に履けるように、わずかにストレッチを効かせているのもポイントです。
純銀製のサスペンダーボタンが付いたモデル「925SV 1933XX TAPERED DENIM」(写真(¥108,000))は数量限定です。
3人のオーナーが「MOLDS」に期待すること
さまざまな業界とのコラボレーションや贅を尽くしたスペシャルアイテムの数々は、もはやガレージブランドの枠を超えたと言っても過言ではありませんね。
今回の取材では、それぞれのブランドオーナーたちが胸に抱く、「MOLDS」への思いや今後に期待することを聞いてきましたので、ここからはそのインタビューの内容をお届けします。
ぜひ最後までお見逃しなく!