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【買ってよかった!】薪ストーブの“あの問題”を、1,970円で解決できました(2ページ目)

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使用したのはポーランド軍のポンチョ。2枚を組み合わせてテントにする軍幕で、素材は綿100%。下記記事でも「三代目テント」としてご紹介したテントです。

キャンプ用のテントでもないし、自己責任中の自己責任スタイルです。

本製品の向きに注意

ポンチョの袖部分に本製品を取り付け、煙突を通します。本製品と幕との間に隙間が空かないよう、縦にして取り付けてみました。が、これが間違いでした。

縦に取り付けたことで、下にくるクランプのレバーを倒すことができません。煙突に干渉してしまうからです。それでも「幕が煙突と距離を取る」という目的は果たせているし、本製品もそこそこしっかり固定されてはいるので、このときはまあOKと判断しました。

もちろん横にして取り付け直せばいいんですが、このときは縦設置と横設置の違いがよくわかっていませんでした。ちなみにレバーの接触を避けるために、ネジを外してクランプの向きを変更しているキャンパーもいるようです。

薪ストが近すぎると……

縦設置と横設置の違いがよくわかっていないまま、使い続けています。温度を測ってみると次のような結果に。

テントに近い外側:46.1℃
煙突に近い内側:80.6℃

 

はい、ステンレスプレートの温度は問題なさそうですね。

しかしソロ ホームステッドを張ったときとは違い、冷たい風がひっきりなしに吹いているので、プレートは常に冷まされているような状態です。

一方、内側のクランプはつまんでいられない熱さに。写真は必死に我慢して撮影しています。数秒は触っていられるので温度は60℃近辺といったところですが、ソロ ホームステッドで使ったときよりは明らかに高温でした。

それもそのはず、ソロ ホームステッドと比べると、薪ストーブ本体と煙突穴とはこの近さ。薪ストーブの煙突は下に行くほど温度が高くなるので、本製品がより高い熱を受け止めることは避けられません。

前出のニッケグループの公式サイトによると、綿が発火するのは260℃。対する煙突の温度に着目すると、ガンガンに薪を燃やして一番下の煙突が真っ赤になった場合、その表面温度は250℃を超えることも……。

煙突の熱が本製品越しにそのまま幕に伝わることはなさそうだし、それに煙突が真っ赤になるほど薪を燃やさないし……とは思いましたが、このときは安全策をとり、もともと使っていた煙突ガードに差し替えました。

攻めた使い方をするのは、もうちょっと製品に慣れて、特徴を掴んでからにしようと判断したのでした。次の冬にまたいろいろ試してみます。

最大のメリットは?

コンパクトさに大感謝!

本製品を導入して得られた最大のメリットは、やはりコンパクト性です。

これまで使ってきた筒状のかさばるギアが、B5サイズのプレートになるなんて夢のような話Amazonで見つけたときは小躍りしました。

この通り、テントの収納袋にも一緒に入ってしまいます。車載も持ち運びもグンと楽になりました。

発生した問題も

課題として気になっているのは、レバーと煙突が近いことでしょうか。写真は何度か使った結果、レバーのシリコンが焦げてしまった様子です。

ポーランド軍幕での使用時に軽く触れましたが、一度ネジを外して、クランプの方向を変えるかもしれません。

というわけで、この冬に買ってよかったアイテム、スームルームの煙突ガードをご紹介しました。

この冬はまだ「慎重に使い始めた」程度ですが、しっかり特徴を掴んだら、違うテントのファスナーを煙突穴化するなどチャレンジしたいと思います。

冬アイテムを買うなら春のうちに――。この冬、煙突の処置に頭を悩ませた薪ストキャンパーは、ぜひチェックしてみてください。

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