ややタイトなシルエット
身長174cm体重57kgのかなり細身な男性が、Lサイズを着たところ。カラーはダークグレーをチョイス。光の当たり具合で表情の変わる、墨黒に近いグレーです。
着丈や袖丈はジャストな感じですが、腰上から首の下にかけてややタイトなシルエット。
首周りは余裕のある作りですが、もっと胸板が厚めの人や肩周りがしっかりした人はXLやUSサイズをチェックしてみた方がいいかもしれません。
着心地はとにかく軽く、着ているのを忘れそうなほど。
ディティールも優秀
ポケッタブルやパッカブルなアイテムって、コンパクトに収納できる分、ディティールが犠牲になりがちだったりするんですが……。
フロントジッパー部がアゴに当たらないよう、フラップまで装備。ジッパー自体もしなやかかつ開閉がスムーズで、ストレスを感じる要素が見当たりません。
軽くランニングしてみた
お次はアクティブシーンでの着用感もしっかりチェック! 軽く1.5kmくらいランニングしてみました。曇り空ながらもこのときの気温は18℃とかなり暖か。
ですが、下に着ていたコットン地のロンTが汗でびしょびしょになることもなく、サラッとドライな着用感のまま。
また、この日はやや風も吹いていましたが、防風性はバツグン。袖口にもキツすぎない程度にゴム入りで、薄くてもしっかりと風を防いでくれました。
さらに、ボディ両サイドから背面部にかけて、斜めに反射テープが配置。
夜間のランニング時なども視認性がグッと高まり、ダークグリーンやダークグレーなど暗色をチョイスした際はより安心感がありますね。
ラフでもサクッと収まる!
そして、ポケッタブルアイテムの運命の分かれ道と言えるのが収納時。これが面倒だと、だんだん使わなくなってしまうのが人の常……、ということでしっかりチェックしていきます!
画像はジャケットの右側身頃内側。ここにベルクロ付きのポケットがあるんですが……、
このポケットをぐるりんぱと裏返すとこんな状態に。これがポケッタブル時の収納袋となるワケです。
そして気になるのがここから。この時点で、綿密に折り畳まないと収納できないヤツ、あるじゃないですか。ズボラな筆者が最もイラっとするタイプです。
けれどご安心あれ! 「EXライトウインド ジャケット」は、筆者のズボラさを見抜いたかのようにスルスルと入っていきます。
先にも触れた通りジッパー部分もしなやか。全く引っかかることなく、ただ手前の布地から押し込んでいくだけというラフさで、サクッと収納できてしまいました!
気になったのはこんなところ
世界最軽量・高機能・収納スムーズと3拍子揃った「EXライトウインド ジャケット」ですが、使ってみて少々気になった点も。
シワが気になる
店舗での購入時は、ハンガーにかかっていたので気が付かなかったんですが……。
収納したまま2〜3日、ミニショルダーバッグに外付けして携行したところ、なんと画像の通りのシワッシワ状態に。
キャンプ場などでササっと羽織る分にはそれほど気にならないかもしれませんが、タウンユースだとこのシワ感はちょっと厳しいと感じる人が多いのではないでしょうか。
薄さや高機能ゆえの代償と考えれば、アウトドアユースと割り切るのが正解なのかもしれませんね。
また、ハンガーに吊るしておくだけでも2日ほどでシワはほぼ消え、当て布をすればアイロンも可能。タウンユースなら、出がけに寒いときに着ていき、暑くなったら収納して持ち帰るという使い方もアリですね。
ベルクロ部分の耐久性
もう1点気になったのが、丸いベルクロ部分の耐久性です。ベルクロ地は、外縁をかがり縫うのではなく、1mmほど内縁を縫う仕上がりに。
そのため外周がやや浮いた感じで、何かの拍子に引っ掛けて取れてしまいそうな不安が残ります。生地の耐久性が高いだけに、少々残念ポイントと言ったところです。
持ってた自分を褒めたくなる、安心の1着!
普段使いのカバンにつけておいても忘れてしまうほどの軽さながら、アクティブシーンにも対応する耐久性&機能性の高さをも両立。
急な寒さに身震いしたときこそ、その真価を遺憾無く発揮してくれ、携行していた自分を思わず褒めてしまいたくなる「EXライトウインド ジャケット」。
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