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小川張り

小川張りのセッティングテープ自作方法&張って試した実例集4選

小川張りとは、キャンパルジャパンが提唱するタープとテントの連結方法。小川張りに必要なセッティングテープの自作方法と設営イメージを紹介します。さまざまな連結方法がある中で、小川張りが不動の人気を誇るワケとは?

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目次

アイキャッチ画像:ちゅうさんのライムグリーン生活

「小川張り」とは?

テントとタープの境目をなくした小川張り出典:CAMPAL JAPAN
「小川張り」とは、キャンパルジャパンのシステムタープ に付属しているセッティングテープを利用し、テントとタープの境目をなくした便利な設営方法です。やってみたい!でもタープが違う…なんて方にも朗報、セッティングテープの自作方法もご紹介しますよ!

小川張りが支持されるワケ

小川張り出典:アルバでGO!!キャンプ!
・メリット
スペースを有効活用できる:タープ の出入り口が広く使え、区画が限られているサイトで効果大です。
テントと連結できる:他の連結より精度の高い連結が可能!雨に濡れずにテント から出ることができます。
・気になる点
風に弱い:ロープ で連結されているため、強風に注意が必要です。

小川張りのメリットを生かした設営で、より快適なサイト作りを!

小川張りの準備&セッティングテープ自作方法

小川張りの準備&セッティングテープ自作出典:CAMPAL JAPAN

小川張りの原点。不動の人気、小川タープ「システムタープ ヘキサDX」はこちら!小川張りが活きる非対称のタープです。写真左側にテントを設置して連結ができます。

キャンパルジャパン システムタープヘキサDX

セッティングテープとラチェットポールの採用で、ドームテントとの一体設営がベストバランスで行えます。

小川張りの要、セッティングテープ出典:CAMPAL JAPAN

小川張りの要、タープとポール を繋いでいるのがこのセッティングテープ!しかしこのセッティングテープ、「システムタープ ヘキサDX」を購入しないと手に入らない代物。ないなら自作する!それがアウトドアマンの考え方、ということで自作方法を紹介します。

いざ!セッティングテープの自作!
<用意するもの>
・荷締めベルト(写真は6mを使用)
・カラビナ
・両面ハトメ、両面ハトメ工具(写真は8mmを使用)

<作業方法>
小川張りの要、セッティングテープの自作出典:とりあえずキャンプ

1.ポール側のテープ先端を二重に折ったところに、ハトメ用の穴を開ける
写真は通電テスターを使用。尖ったものを押しこみ穴を開け、穴があいたら少し広げるとハトメがしやすくなります。穴を開けたあとが気になる方は、軽く火で炙ると溶けてまとまります。

セッティングテープの作り方出典:とりあえずキャンプ

2.1で開けた穴にハトメを付ける
これでポール側は完成です。

セッティングテープの作り方出典:とりあえずキャンプ

3.タープ側にも同様に、穴を開けてハトメする
開けた穴にハトメのオスを入れて、

 

セッティングテープの作り方出典:とりあえずキャンプ

そこにメスのハトメを重ね、両面ハトメ用の工具を使い打ちつけます。

セッティングテープの作り方出典:とりあえずキャンプ

4.タープ側、完成!

セッティングテープの作り方出典:とりあえずキャンプ
4で2つ穴を開けたのは、写真のようにカラビナ を取り付けられる様にするためです。

セッティングテープの作り方出典:とりあえずキャンプ

タープ側は間隔を開けて他にも穴を開ければ、長さが調節できます。(写真は50cm間隔)

ここまでくれば、あとは実践あるのみ!小川張りの方法をわかりやすく説明していきましょう。

小川張りを実践!張り方説明


小川張り(設営開始)出典:ちゅうさんのライムグリーン生活

1.タープを設営したい位置に、半分に折った状態で広げます。写真右側にセッティングテープを使用し、左側は通常通りポールに差します。


小川張り(タープの設営から)出典:ちゅうさんのライムグリーン生活

2.ポールを立てます。


小川張り(メインポールを立てた状態)出典:ちゅうさんのライムグリーン生活

3.セッティングテープの穴にポールを差し、同様に立てます。

 


小川張り(タープ設営完了)出典:ちゅうさんのライムグリーン生活

4.通常通り下側にもロープを張り、小川張りのタープの設営が完了!写真左側にセッティングテープを使用しています。


小川張り(テント設営中)出典:ちゅうさんのライムグリーン生活

5.セッティングテープの下にテントを設営します。


小川張り完成出典:ちゅうさんのライムグリーン生活

6.設営完了のイメージです。セッティングテープの穴の位置で高さを調節します。

いろんなタープで小川張り!実例4選

ユニフレームで小川張り出典:たいぱぱ家族でお出かけ!
メーカー:ユニフレーム
モデル名:REVOタープM
重量:約5.7kg(幕体:約1.8kg、ポール:約3.9kg)
素材:ポリエステルタフタ150D
サイズ:(約)横450cm×縦240cm
耐水圧:1,800mm以上

メインポールとサイドポールの使い方に加え、小川張りでより一層自分好みのサイトにできます。メインポールの高さは240cmで広々とした空間です。

 

テンマクデザイン 小川張り出典:marupei.net photography
メーカー:テンマクデザイン
モデル名:ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version
重量:(約)本体/1,900g、総重量/2,150g
素材:ポリエステル×コットン混紡
サイズ:(約)390×380/240(幅)cm
耐水圧:

ムササビウイングが、テントとしっかり連結します。混紡生地の焚き火バージョンは、耐久性が高いので火の近くでも安心。リビングとしての機能をしっかり果たします!

 

コールマン タープ 小川張り出典:インドア家族の「とりあえず外でてみよっか」
メーカー:コールマン
モデル名:XPヘキサタープ/MDXグリーン
重量:約7.6kg
素材:75Dポリエステルタフタ
サイズ:約460×435×230(h)cm
耐水圧:約1,500mm

クロスポールなので簡単に設営できます!ポールを広げて高さを調節するので小川張りにも挑戦しやすく、クロスポールがテントの後ろにいく分、空間も広々と感じられます。


タトンカ タープ 小川張り出典:Four seasons outdoor
メーカー:タトンカ
モデル名:ウィングタープ 3TCヘキサ
重量: 2.10kg
素材:コットン65/ポリエステル35
サイズ:396×396cm
耐水圧:

簡単な設営でありながらシルエットの美しいタープ。混紡素材で火の粉に強く、耐水性も高いです。遮光性の高さも小川張りで活きること間違いなし!

空間を活かす小川張り

空間を活かす小川張り出典:Camp浪漫

キャンプに欠かせないタープですが、張り方やアレンジの仕方に迷われている方も多いのでは?特にポールの位置や出入りの際のスペースは気になりますよね。テントとうまく連結し、雨に濡れることもない小川張りなら、限られたテントサイトでも納得のいく居住空間が作れそうです。

自作のセッティングテープで、小川張りに挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

Set Ogawa Style-Site!
キャンプサイトは小川張り