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ファーストエイドキット

【検証】Amazonの激安「ファーストエイドキット」は、ほんとに使えるのか?

キャンプに行く際、バッグに一つ入れておきたいのが「ファーストエイドキット」。Amazonには激安品もあるけど、これを買っても大丈夫なのか……

そんな疑問を払拭すべく、筆者が税込1,880円という激安ファーストエイドキットを購入・検証してみました!

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目次

記事中画像撮影:筆者

Amazonの激安ファーストエイドキットって本当に大丈夫!?

amazon ファーストエイドキット

アウトドアアクティビティや災害時に持っていて心強いのが「ファーストエイドキット」。

とはいえ、AmazonなどのECサイトで検索するとすごい量のアイテムが出てきますよね。なかにはこれ本当に大丈夫かな? と不安になるような価格の激安商品も。

そんな疑問を払拭すべく、今回、筆者は税込1,880円という激安ファーストエイドキットを購入。いったいどの程度使えるのでしょうか? さっそくチェックしてみたいと思います!

まずは中身をチェック

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今回、購入したのは「OHKEY」というブランドのアイテム。赤いポーチの中に17種類もの救急セットが入っていました。

  1. 1. テープ
  2. 2. ハサミ
  3. 3. 止血帯
  4. 4. 綿棒
  5. 5. ポイズンリムーバー
  6. 6. アルミブランケット
  7. 7. 包帯
  8. 8. アルコール不織布ワイプ10枚
  9. 9. 絆創膏10枚
  10. 10. ガーゼ2枚
  11. 11. 不織布ワイプ4枚
  12. 12. 三角巾
  13. 13. ピンセット
  14. 14. ホイッスル
  15. 15. 安全ピン
  16. 16. 多機能カード
  17. 17. 使い捨て手袋

ざっと見るだけでも結構な量のアイテムが入っていますよね。気になるのは「本当に使えるのか」という点。さっそく一つずつ検証してみます。

実際に使ってみた

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全17種類が入ったファーストエイドキット。ファーストエイドなので、傷などの初期対応・応急処置に使用するアイテムですが、本当にこれで初期対応が可能なレベルなのか、主婦目線でチェックしてみたいと思います。

ポイズンリムーバー、吸引力はあるけれど……

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ポイズンリムーバーは、替えゴムつきのお得なセット。

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実はこれ、一人で使うにはちょっと難しい作り。吸引力は強いものの、一人で作業をしているとどうしても吸引口が肌から離れてしまい、最後までうまく吸引できません。とはいえ、誰かに手伝ってもらえるなら使そうなので性能としては問題なさそう。

絆創膏は日本のメーカーがいいかも

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絆創膏は、ガーゼ部分がかなり薄めな印象。

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出血箇所を抑えるという目的よりも、とりあえず傷を隠すという点ではいいかも。接着力も弱め。自宅にある別の絆創膏と入れ替えようと思います。

止血帯は意外に便利そう

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止血帯は長さなどいろいろ心配でしたが、これはしっかり使える良アイテムでした。

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長さも十分あるので、一人で使わないといけないシーンでもなんとかなりそう。

止血・患部固定に使う「三角巾」は不織布

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三角巾については、骨折したことがないのでコメントが難しいのですが、材質は不織布です。

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サイズが96×96×136cmと大きいので止血帯としては使えそう。持っていて損はないアイテムですね。

包帯は初期対応としてはまあアリ?

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包帯は使い捨てのようなペラペラとした品質。サイズは5cm×4.5mと、突然のケガの初期対応という意味では十分かも。

安全ピン、ホイッスルは問題なし。ピンセットは……

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安全ピン。これはいざというときに便利なアイテム。包帯を止めるのに使ったり、アイデア次第でいろんな使い方ができそうです。ホイッスルはちゃんと吹けました。瓦礫や建物内に閉じ込められたときに有効です。

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問題はピンセット。試しに飼っている犬の毛を1本挟んでみましたが、全然挟めませんでした。これだとトゲを抜くのは難しいかも。

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100円ショップなどでこれだけ買い替えるのもアリかと思います。

ハサミはちゃんと切れる

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ハサミ。こんなに安いのにちゃんと切れるんだろうかと心配だったので、試してみました。

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結果は、ちゃんと切れます。バリ取りが甘いのか引っ掛かりを感じるものの、意外に悪くない印象。ただ、テープやガーゼを切るには十分ですが、衣服やタオルなど、厚手のものには力不足かも。

使い捨て手袋は、ペラペラなビニール製

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応急処置で気をつけるポイントとして感染症がありますが、こちらの使い捨て手袋はペラペラなビニール製の使い捨て手袋です。コロナ禍で目にする方も多かったのでは。使い捨て手袋もいいですが、ゴム手袋が欲しかったかも。

不織布ワイプ系は特に問題なさそうだけど……

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一つずつ個包装になっているアルコールティッシュです。アルコール独特のツンとする匂いは少なめ。それにしても小さい。スマホやカメラのレンズ清掃に使うような小さなアルコールティッシュ。

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傷口を拭くためだとしたらこのサイズは小さいけれど、手や身の回りのものをちょっと消毒したいときにはいいかも。

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こちらはアルコールフリーのウェットティッシュタイプ。先ほどのアルコール不織布ワイプと比べると、大きさもかなりあります。

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広げるとティッシュ一枚よりも大きめでした。

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ガーゼも小さめ。大きな傷口をおおうという点ではちょっと物足りない気がします。

綿棒は問題なし

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綿棒。木の軸の綿棒で、こちらも特に問題なく使えます。

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いざというときの焚き付けにも使えるかも。

使いどころが一番難しい多機能カード

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多機能カード。今回入っていたものの中で一番使い方に困りそうなアイテムです

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ナイフ、栓抜き、缶切り、ノコギリ、ものさし、マイナスドライバー、六角レンチ、簡易方向読みなど、カード1つで多用途に使えるという品物です。

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さて、ナイフとしての機能もあるこのカード。紙や糸を切るというか引き裂くのには使えそう

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ドライバーちょっと厚すぎる印象。

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身近にあったボックスのプラスネジを回してみようと思いましたが、カードの厚みがありすぎて少しも溝に引っかかりません。

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ただし、六角レンチとしても使えるとのことで、持っているとなんとなく安心できる代物でもあります。

アルミブランケットはないよりマシ

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アルミブランケットは保温目的の緊急用アイテムなので、ぜひ持っておきたいアイテム。ただ、いざというときにはしっかりと使えるものがいいですよね。

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一つ4000円前後で販売されているエマージェンシーシートと比べると明らかにペラペラ。ただし全く使えないわけではないので、もっと温かいものがいいなど不安であれば買い足し・買い替えをおすすめします。

収納ケースの視認性はバッチリ。防水性能は?

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収納ケースは、真っ赤で視認性はバッチリ。緊急時に視認性が高いのは大事なこと。軽量でかさばらないので、持ち歩きにも便利。

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内側がビニールになっているので水濡れしにくくなっているものの、止水タイプのジップではないので完全防水ではありません

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気になる場合は、水濡れしにくいケースに移し替えたりするのも一つのアイデア。

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とりあえず必要なものだけを詰めたら、自分だけのファーストエイドキットにもなりますね。ボトルも水を入れるのに使えて一石二鳥です。

【結論】不足を感じたものだけ買い替えがよさそう!

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ファーストエイドキットってどんなものを用意したらいいんだろう……というときに、こういう格安セット商品を用意するのは一つのアイデアとして有効そう。

でも、実際に手に取ってみると役不足を感じるものも。高価なものではないので、実際に手に入れてみて「ああ、ちょっとこれは……」と不安に感じたものだけ買い直すというのが良さそうです。

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今回のケースでいくと、絆創膏やピンセットは買い替え。ポインズンリムーバーとアルミブランケットは、不安なら買い替えようかな。という感想になりました。

一つずつ揃えると高価になりがちなファーストエイドキット。とりあえず何を用意したらいいかわからないという方は、格安ファーストエイドキットを手に入れて「いざ」というときに備えてみてはいかがでしょうか。

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