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ダイロンマルチ

諦めなくてよかった…家庭用の染料「ダイロンマルチ」で色褪せたパンツを復活させてみた

汗をかいたまま着用し続けたり、洗濯を繰り返すことで色落ちてしまう衣服。

皆さんの中にも、お気に入りの一本が色褪せて穿かなくなったという人はきっと多いはずです。では、パンツの色落ちを元の状態に戻せるとしたら?

今回は、家庭用染料「ダイロンマルチ」を使って、色褪せたパンツを復活させてみました。

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目次

記事中画像撮影:筆者

お気に入りのグラミチのパンツが、見るも無惨な姿に……

ダイロンマルチ

つい先日まで愛用していた「グラミチ」のコットンパンツ。

筆者の好きな「チャリアンドコー」とのダブルネームということもあり、かなりお気に入りの一本だったのですが、一年半ほど穿き続けた結果、ご覧の有様。

コットンパンツって、どうしてこうも色褪せてしまうのでしょうか。

ダイロンマルチ

裾の長さやシルエットも絶妙で、同じモデルを買い替えようとネットサーフィンしてみましたが、あいにく在庫はどこにも残っておらず……。

そこでゲットしたのが、「色褪せたアイテムを簡単に復活させることができる!」と噂の家庭用染料「ダイロンマルチ」。果たして、元のネイビーをちゃんと再現できるのか。期待に胸躍らせ、早速試してみてみました。

さっそくパンツを復活させてみた

そもそも「ダイロンマルチ」とは?

ダイロンマルチ

出典:Amazon

「ダイロンマルチ」とは、1946年創業のロンドンのメーカー、DYLON(ダイロン)が開発した家庭用染料。

80度の熱湯に溶かし、染めたい衣類をその中に浸すだけで色付けできる優れモノで、一袋で約250グラムまでの繊維を染められるため、今回は2袋を用意(グラミチのパンツが約500グラムなので)。準備するものは以下になります。

用意するもの

ダイロンマルチ

  • ダイロンマルチ(17 ネイビー):2袋
  • ●塩(粗塩でOK):60グラム
  • ●80度の熱湯:13リットル
  • ●耐熱ボウル:1つ
  • ●耐熱バケツ:1つ
  • ●泡立て器 or 箸:1つ
  • ●厚手のゴム手袋:1対
  • ●トング:あると便利

 

STEP1:染料をお湯に溶かす

ダイロンマルチ

ダイロンマルチ

まずは、「ダイロンマルチ」を1リットルの熱湯(約80度)に溶かしていきます。自宅にボウルがなかったため、今回は使い古したステンレスの鍋を用意しました。

ダイロンマルチ

泡立て器や箸を使って、「ダイロンマルチ」のダマがなくなるまで綺麗に溶かしきったら、STEP1の完了。

STEP2:染料液を作る

ダイロンマルチ

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バケツに色移りしないよう、耐熱性ビニール袋を被せて対策。床も汚さないよう、ビニールを敷いてます。

次は、12リットルの熱湯(約80度)を入れたバケツに「STEP1」で作った液と塩60グラムを入れ、染料液を仕上げていきます。

STEP3:20分間よく混ぜる

ダイロンマルチ

染料液が完成したら、そこに染めたい衣類を投入。

ポイントは、「染料液に浸す前、あらかじめ衣類を濡らしておくこと」。パンツに付着した汚れも色染めムラの原因になるそうなので、染める前にあらかじめ洗っておきました。

ダイロンマルチ

そして20分ほど、揉み洗いの要領でパンツに染料液を染み込ませていきます。この作業を怠ると色ムラが顕著に現れるようなので、時間をかけて慎重かつ丁寧に。

分厚めのゴム手袋を使用したため、筆者はそこまで「アツッ!」っとなりませんでしたが、80度の熱湯なのでやけど対策はマスト。ここでの作業はトングの使用がおすすめです。

STEP4:漬けおき20分

ダイロンマルチ

そして、さらに20分間の漬け置き。衣類が浮く分、染料液に浸ってない部分が色ムラになりそうだったので、浸かる位置を変えながら漬け置きに。

STEP5:すすいで完成

ダイロンマルチ

ダイロンマルチ

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染料液の飛び跳ね対策に、流し台の周りにもビニールを敷いてます。

漬け置きを終えたら染料液を流し、10回ほど水洗いをしていきます。

ダイロンマルチ

最後はパンツを脱水し、陰干し。この状態だけでも「お、染まってる!」と実感できましたが、乾燥後はどんな仕上がりになるのか?

完成!新品同様の綺麗な色に!

ダイロンマルチ

翌朝……。早速パンツを干していた場所に。どうでしょうか? かなりいい感じに色づいた気がしてます。

BEFOER⇄AFTER

ダイロンマルチ

染める前と、染めた後のビフォー・アフターが上の写真です。染める前が色落ちしすぎていて、「元のネイビーを再現できたのか?」という疑問が若干ありますが……。

ダイロンマルチ

染める前の裏地はそこまで色落ちしてないので、そちらとも比較してみました。少し青みが強いですが、元のネイビーにかなり近づけたのではないでしょうか?

ダイロンマルチ

ダイロンマルチ

細部にまでしっかりと染まり、大満足! 今回染めたパンツは、もともと同色スティッチなので縫い目まで綺麗に染まって問題ないのですが、もし同色スティッチでない衣類を染める場合は、また違う仕上がりになると思います。

「ダイロンマルチ」を使うときの注意点!

ダイロンマルチ

今回使用した「ダイロンマルチ」は、コットン、麻、ウール、シルク、ナイロン、レーヨンを染め上げることができます。そのため、内側の製品タグまでご覧の通り、色が入ってしまいます。

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なお、「グラミチ」のパンツの特徴とも言えるランニングマンロゴに関してはポリエステルのため基本染まることがないようですが、このロゴがコットンであればおそらく染まってしまいます(今回使用した「チャリアンドコー」とのモデルは、もともとネイビーのロゴが採用されております)。

ですので、刺繍ロゴなどが特徴の衣類を染める場合は、あらかじめ染まる素材かどうかを確認した上で挑戦した方が良さそうです。

一度は着ることを諦めかけた色褪せたウェア。これからまたお世話になります!

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長年使用した「グラミチ」のパンツ。好きすぎるあまり、穿きすぎたことをきっかけに色褪せして穿くのを辞めていたのですが、「ダイロンマルチ」によって無事に復活。

「ダイロンマルチ」ユーザーのなかには、キャンプの座面の色を変えて楽しんでいる人もいるので、ぜひ皆さんもお試しを!

TEXT&PHTO:GGGC

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