究極の1人旅クッカーを入手!
いつも、「そうくるかぁ〜!」と斬新発想に驚かされるパーゴワークスですが、今回の新作は“究極の一人旅クッカー”と銘打った「トレイルポット」!
コンビニ食材との相性抜群で、かつ旅にも最適らしい……。という噂を聞きつけ、簡単キャンプ飯派で自転車旅キャンプ好きな筆者も早速入手。
セット内容は、フライパン・鍋・蓋の3点に収納袋が付属。蓋に兼用できるフライパンとは別に、単体の蓋もあることで二品同時調理なども効率的にこなせます。
今回はこの「トレイルポット」が、“究極の一人旅クッカー”たる魅力を、詳しくご紹介していきます!
トレイルポットの究極ポイント5つ!
その1.コンビニ食材とベストマッチ
「トレイルポット」の最たる魅力は、何と言ってもそのサイズ感。内寸が112×168mmの鍋には、なんと、パックご飯がジャストフィット!
キャンプ飯は簡単に済ませたい派のソロキャンパーにとって、救世主でありつつも嵩張るパックご飯が、クッカーに収まるのは実にありがたいポイント。
カレーなどのレトルト食材や袋ラーメンも無理なく湯煎でき、コンビニ食材との相性抜群というワケです。
その2.シンデレラフィットが快感!
フィットするのは食材だけじゃないんです! OD缶なら110缶や250缶がちょうど収まり、小さなギアコンテナ感覚であらゆる小物ギアがシンデレラフィット。
ちなみに私は、「調理はこれだけでOK」なフルセットを作ってみました。
エバニュー「400FDカップ」に110缶を重ね、右側にはバーナーや調味料に油、カトラリーとライターにウインドスクリーン等、すべて収まりました。
ただし、250缶を入れる場合は上部がはみ出るので、フライパンを蓋として使うことでスタッキングが完成します。
その3.マルチな深なべとフライパン
もちろんクッカーとしての機能も優秀。1mm厚のアルミを使用し、強度と耐久性だけでなく、3点セットで430gという軽さを両立しています。
鍋は、実測値の外寸が122×178×73mm。容量は1L(満水1.2L)とメスティンよりやや深型で、ソロキャンプでの煮る・炊く・茹でるに最適なサイズです。
また、200ml刻みで1000mlまでの目盛り付き。お米は2合まで炊飯可能で、炊飯用の水加減の目盛まで備えます。
フライパンは、内側のリブ加工により焦げ付き防止と強度UPを両立。お肉も適度に脂が落ちて美味しく焼けます。
実測値の外寸は130×185×35mmと、やや深めな設計もポイント! 汁気の多いものも調理可能です。また、鍋もフライパンも表面はフッ素樹脂加工でお手入れも楽ちん。
その4. 使い勝手抜群のディティール
鍋にもフライパンにも、コンパクトに収納できるバタフライハンドルを採用。
ステンレス製で約13cmと長めなので、熱が伝わりにくく、火から近すぎないため焚き火調理にも最適でした。
さらに、フタのつまみにも一工夫。グローブを装着した状態やトングでもつまめる長さに設計されており、立てたままキープすることも可能です。
フタの縁は約17mm立ち上がっており、お皿として兼用するのにも便利。
その5. 収納袋が自立
収納袋すら、ただの袋には終わりません。下半分はメッシュ素材ですが、上半分はややハリ感とクッション性のある生地になっており……、
この通り、上半分を折り返せばしっかりと自立する仕組みに。
本体を取り出しても持て余すことなく、調理時には調味料やカトラリー、ウェットティッシュなどの置き場として活用できます。
コンビニ食材で調理してみた!
「トレイルポット」とコンビニ食材のベストマッチングを確かめるべく、実際に色々な調理を試してみました。
パックご飯とレトルトカレー
まずは、パックご飯の湯煎にトライ。少し押し込みますが、パックご飯がちゃんと入ります。レトルトカレーも一緒に湯煎することができました。
筆者の知る限り、パックご飯が湯煎できる最小サイズのクッカーだと思われます。パックご飯の湯煎だけのために、オーバーサイズのクッカーを持参しなくて済むのがとにかくうれしい。
コンパクトな1つのクッカーで、15分もすればカレーライスにありつけました!
袋ラーメンもお手の物
四角い袋ラーメンも入れたまま携行できて割れも防げます。目盛りのおかげで、適量の水を入れる工程もかなりスムーズ。
茹でるときも、当然割らずにそのまま入ります。フィールドでのラーメン作りでさえも、より素早く行えました。
蒸し料理もイケる
「トレイルポット」に、100円ショップで購入できる底網(レギュラーサイズ)をセットしてたところ、やや隙間があるもののすっぽり入りました。
底に深さ1cm程度の水を入れ、網に肉まん乗せて蒸してみたところ、とても綺麗な蒸し上がりに! メスティンより深さがあるので、蒸せる食材の幅も広がりそうです。
冷凍食品の解凍は……?
コンビニの1人用冷凍食品もちょうど良いサイズ。気持ちいいくらいフィットします。
これはもしや? と思い、15分ほど蒸してみましたが、残念ながら完全には解凍されず。冷凍食品は、普通に炒めたり揚げるなど製品記載の方法に従った方が良さそうです。
パーゴワークス トレイルポット
サイズ | 130×185×80mm |
---|---|
容量 | 満水容量1.2L |
重量 | 430g(本体のみ) |
材質 | アルミニウム、ステンレス |
加工処理 | 内面/フッ素樹脂塗膜処理、外面/アルマイト(ハードアナダイズド加工) |
付属品 | メッシュバッグ |
ちょっと気になるところ
“究極の一人旅クッカー”のキャッチコピー通り、非常に秀逸な「トレイルポット」ですが、1点だけ気になるところも。それは、フライパンと鍋のバタフライハンドル。
このハンドル、カチッと固定できる構造ではないので、本体を持ち上げたときにプラプラしてしまうんです。カチャカチャと音がして、少し煩わしさを感じました。
旅キャンプに最適過ぎる
スタッキングをあれこれ考えて、ベストスタッキングを見つけるのがとても楽しい「トレイルポット」。コンビニ食材をストレートに入れて調理できるので、キャンプ飯を作るスピードもUP。
ゆっくりと鍋を楽しむソロキャンプにもいいし、特に自転車キャンプなど、旅もセットで楽しむスタイルでは最高に使い勝手がいいのを実感。
ぜひ、「トレイルポット」を持って旅に出かけてみましょう。