ファミマでダウンジャケットが買えるだと?
僕らの日常に欠かせない存在のコンビニ。雑貨やPBなど以前に比べて商品展開の幅が広がりつつありますが、ついにダウンジャケットがコンビニで買える時代が来るとは。
ファミマの「コンビニエンスダウン」
そのダウンというのがコチラの、その名も「コンビニエンスダウン」。「これがダウンジャケット?」というようなパッケージに収納された状態で、店頭に陳列されています。
価格は税込6,990円で、コンビニで買うものにしては若干高めな印象。王道のユニクロのインナーダウンと比べて1,000円程高いので、価格に見合った品質なのか気になるところではあります。
パッケージから取り出してみました。カラーはブラックのみで、サイズはユニセックスのMとLの2サイズ展開。
表地には撥水加工が施されているとのことで、試しに水をかけてチェックしてみました。ジャケットの表面を水が転がるように流れていき、しっかりとした撥水性能を確認。
家庭での手洗い洗濯も可能なので汚れたときのメンテナンスも簡単ですね。
襟元はインナーダウンによくある丸首ではなく、MA-1ジャケットのような襟になっていて、冷たい空気の侵入を軽減してくれそうです。
フロント部分は、開閉しやすく雨などの水を防ぐ止水タイプのファスナーになっています。
ポケットにもタブ付きのファスナーが付いているので、財布や鍵などの貴重品を入れたときでも安心。
袖は少し長めで手の甲あたりまで覆ってくれて、袖のリブの内側はゴムで締まっているので、手首周りはしっかり包まれてあたたかさを感じました。
さて、ここからはお待ちかね! ユニクロのインナーダウンとの比較をしてみます。
ユニクロのダウンと比べてみた
ライトダウンのスタンダードともいえる、ユニクロのダウンと比較してみました。ユニクロのダウンは「ウルトラライトダウンコンパクトジャケット」(税込5,990円)で、価格面では1,000円安いユニクロが一歩リードしています。
今回は大きさの比較のため、どちらもLサイズを着用。
実際に着用して着心地をチェック
まずは、前から見た状態の比較で、左がファミマ右がユニクロです。ユニクロはジャケットなどのインナーとしても使えるように、ジャストめなサイズ感。
一方でファミマは身頃も袖も少しゆったりしていて、襟の形状も含めアウター的なスタイルです。
体感的には両ブランドともさほど違いは感じられず、どちらもそれなりのあたたかさ。首周りは襟が触れるので、若干ファミマのほうがあたたかく感じました。
続いて横から見た状態。ユニクロはフィット感がありスッキリしていますが、ファミマは胴回りがゆったりめでスタイル的にはユニクロのほうがおしゃれさを感じますね。
背面から見た状態。ユニクロは腰の下あたりまでですが、ファミマはお尻にかかるぐらいの長さ。その分あたたかいかもしれませんが、重ね着には不向きですね。
あたたかさに大きな違いは感じませんでしたが、ファミマはインナーとしては使いづらく、ファッション性ではやはりユニクロに分がある、という印象でした。
最後に収納状態の比較。ユニクロは付属のケースに収納するタイプで、ファミマのダウンは、左側のポケットが収納袋を兼ねていて、そこに本体を収納可能。
ファミマはケースが無いのは便利ですが、体積的にはユニクロの倍ぐらいのボリュームがありました。
普段使いには対応できるレベルのファミマのダウン
ダウンウェアはアパレルショップやアウトドアショップで買う、という習慣が根付いているなか、コンビニでダウンを買う需要がどれほどあるかは未知数。そして、デザイン的にはまだまだ改善の余地がありそうです。
コンビニで買うにしては価格も手軽さに欠けるところはありましたが、薄手のダウンとしての機能でいえば必要充分な印象でした。
ちなみに2022年末時点では「コンビニエンスダウン」は、東京都の一部の店舗のみでの取り扱い。お探しの方は取扱店舗リストをご参考ください。
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