なにはともあれ新鮮魚介。脂の乗った地魚をGET!
紀中エリアで楽しむ冬キャンプ。食材調達のため最初に向かったのは、有田箕島漁協直営の産直市場である「浜のうたせ」でした。
有田市は日本有数のタチウオ漁獲量を誇るだけあって、市場内に足を踏み入れると、タチウオやマダイ、イサキなどの魚がズラリ。箕島漁港で穫れた天然の魚を中心に、幅広い魚介類が揃っています。
購入したのは、地元の漁港で穫れたマダイ。なんと1尾380円! ウロコ取りなどの下処理もお願いできるので安心です。やっぱりキャンプごはんは、ラクしておいしいが正義!
ちなみに箕島漁港の魚がおいしい理由は、山に蓄えられた豊富な栄養が紀の川や有田川などに乗って海に流れ込み、魚の餌となるプランクトンを育むから。このプランクトンを食べて育った魚たちは、脂の乗りが良くなるのです。
「浜のうたせ」には、魚貝類だけでなく地元産の野菜やフルーツ、味噌などの加工品も揃っていました。売り場に所狭しと並ぶ食材を見ながら、しようさん&まゆみさんは今晩のキャンプごはんのメニューを決めた様子。
ランチは迫力満点の海鮮づくし!
ランチタイムには、産直市場に隣接する食堂へ。しようさんは「季節の海鮮丼」、まゆみさんとたおちゃんは「天然海老と太刀魚の天丼」を注文しました。漁船が停泊する港を眺めながら味わう新鮮な海の幸。3人とも、満足そうです!
「季節の海鮮丼」1,780円。この日は、マグロやタチウオ、タイ、イシダイなど、9種類の刺し身がふんだんに盛り付けられていて、漁港のプライドを感じます。ごはんが見えません!
「天然海老と太刀魚の天丼」1,780円。プリプリ食感の海老はもちろん、淡白で上品な味わいのタチウオの天ぷらが絶品。たおちゃんも夢中で天ぷらを頬張っていました。
営業日:水曜定休日 9:00~18:00
https://hamano-utase.com/
日本のエーゲ海?!和歌山屈指の絶景を眺めに
ランチの後は、「浜のうたせ」から車で約50分の「道の駅 白崎海洋公園」へ。由良町の岬の突端に位置するこのスポットは、純白の石灰岩と青い海が織り成す絶景を楽しめる場所。その美しさから“日本のエーゲ海”と呼ばれるスポット。
駐車場から展望台に向かう散策路を歩くと、真っ白な断崖が描き出す神秘的な造形美が続きます。「本当に日本じゃないみたいな景色ですね!」とまゆみさんは驚きを隠せない様子。
展望台に到着すると、目の前紀伊水道の海が広がっていました。奥には淡路島や四国の大地が望めます。海から吹く風を感じながら、家族3人で目の前の風景を眺める姿が印象的でした。
めちゃくちゃ広い!ファミキャンにおすすめオートキャンプ場
この日のキャンプ地に選んだのは、「道の駅白崎海洋公園」から車で30分ほどの「野口オートキャンプ場」です。御坊市の日高川のほとりに広がるキャンプ場は、「とにかくサイトが広い」ことで知られています。
なんと一番大きいサイトは1区画500m2(20メートル×25メートル)。一般的に10m×10m(100㎡)あれば十分に広いサイトなので、およそ5倍! 電源付きオートサイトとしては、全国でも屈指の広さを誇ります。
区画を決めて、さっそくテントを張り始めるしようさん&まゆみさん。この日は、“ヘク男”の愛称で知られるトロイのヘクトルテントをはじめ、お気に入りのギアを持参。たおちゃんが走り回っている間に、手慣れた様子でサイトを設営していきます。
夜ごはんには「浜のうたせ」で買った食材を使って、マダイのアクアパッツァを。マダイはもちろん、ハマグリやトマトも新鮮そのもの! キャンプで味わう自然の恵みは、やっぱり格別です。
食事を終え、チェアに腰掛けてのんびりしていると、頭上には数え切れないほどの星が輝いていました。星空がよく見えるこのキャンプ場では、夜空をSNSに載せる方も多いようですね。
人が少なくて空気の澄んだ冬は、静かに夜空の美しさと向き合える季節。ゆっくりと、冬キャンプの夜が過ぎてゆきます。
キャンプついでに立ち寄りたいおすすめスポット
「野口オートキャンプ場」の周辺に点在する、おすすめの立ち寄りスポットをご紹介します。後半にGoogleマップも載せているので、実際に周る際の参考にどうぞ!
和歌山はフルーツ王国!親子でいちご狩りへ
温暖な気候と豊富な日照に恵まれた和歌山は、生産量日本一を誇るみかんや柿など、フルーツの生産地としても有名。冬に訪れるなら、いちご狩り体験がおすすめです!
キャンプ場から車で約15分の「農園紀の国」では、3種類の品種のいちご狩りが楽しめます。イチオシは和歌山県のオリジナル品種「まりひめ」。「さちのか」と「章姫」をかけ合わせた同品種は、酸味控えめで甘みと香りがバツグンです!
TEL: 0738-29-3070
いちご狩り開催期間:1月上旬〜5月まで
http://kinokunifarm.jp/
日本一のやまびこスポットで「ヤッホー」を叫ぶ
キャンプ場から車で40分ほど。辺りを緑の木々に囲まれた日高川の上流に、知る人ぞ知る“日本一”のスポットがあります。
それが「椿山レイクブリッジ ヤッホーポイント」。日本一きれいなやまびこが返ってくると言われる場所です。
実は和歌山県には「やっほ~おじさん」なる人物がいるらしく、この方が県内をくまなく巡って発見した最高のやまびこスポットが、この場所にあるのだとか。
“日本一”のヤッホーポイントは、県下最大級のダム湖・椿山ダムに架かるレイクブリッジの先にあります。エメラルドグリーンに輝く湖を眺めながら、吊橋を恐る恐る進んでゆくと……
丘を登った先に、ついにウワサの「ヤッホーポイント」が現れます。道路に記されたマークの上に立ち、看板の指示通り短く「ヤッホー!」と叫ぶと、見事なやまびこが響き渡ります。
ヤッホーポイントに立ち、さまざまなバリエーションで「ヤッホー」を試すしようさんとまゆみさん。たおちゃんはなんだか不思議な表情でその様子を見つめていますが、だんだん慣れてきた様子で「ヤッホー」と可愛い声でつぶやいていました。
http://hidakagawa-kanko.jp/asobu/yahopoint.html
山の温泉でリフレッシュ!
冬キャンプ翌日の楽しみといえば、なんといっても温泉! 実は和歌山県は500カ所以上の源泉数が点在する、関西屈指の温泉天国です。この日は、「野口オートキャンプ場」から約30分のところにある「かなや明恵峡温泉」を訪れました。
紀州材などの天然木を使った建物と、標高約100mの高台から山々を見渡せる大きな露天風呂が魅力。ジェットバスや寝湯などの多彩な湯船もあって、小さな子どもも大喜びです!
定休日:毎月第2金曜日、年末
営業時間:11時〜21時
https://www.town.aridagawa.lg.jp/top/kakuka/kanaya/9/2/onsen/619.html
Google マップで位置関係をチェック!
今回ご紹介した場所をGoogle マップにピン留めしました。ぜひ訪問時の参考にしてみてください。
わかやまのキャンプ情報が詰まった「わかやま“ほんまもん”キャンプ」
気候が穏やかで通年営業のキャンプ場が多い和歌山は、雄大な絶景やおいしい冬の味覚、ぽかぽかの温泉に出合える“冬キャンプの聖地”でした! でも、今回紹介したのは和歌山県のほんの一部。
「わかやま“ほんまもん”キャンプ」のHPでは、県内のキャンプ場や周辺施設の情報がわかりやすく紹介されていますよ。
エリアやキャンプ場スペックなどで検索もできるので、自分にぴったりのキャンプ場をぜひ探してみてください!
Sponsored by 和歌山県 観光振興課