設営してわかった8つのポイント
その1. 大型シェルターとしても使える
インナーテント吊り下げ式なので大型のシェルターとしても使うことができます。
本体サイズは長さ480×幅265×高さ195cmと大型なので、雨天時や夏場の虫よけとして使うこともできます。
その2. インナーテントは家族4人でOK
商品名に「3人用」とありますが、大人2人、子供2人なら余裕があり、大人4人も詰めれば寝ることができます。
全国の世帯調査で子供が二人以上いるという回答は60%を超えるとの事。3人用だったらうちはダメか……と思っていた方も大丈夫ですので、ご安心ください。
その3:3方メッシュで通気性抜群
入り口は全部で3か所ありますが、全てフルメッシュにできます。夏場など暑さが気になる季節は、メッシュにすることで熱がこもりにくいのはありがたいポイントです。
その4. スカートは収納可能
夏場は虫、雨天時は雨、冬場は冷気の侵入を防ぐスカートが装備されていますが、Dリングがついていてロールアップすることも可能です。
3方メッシュで通気性には優れていますが、更に換気を優先したい場合にはロールアップすると良いでしょう。
その5. 雨天時にも頼りになる耐水圧
フライシートの対水圧は2000mm、フロアシートの対水圧は3000mmです。
フライシートはワークマンお得意の耐久撥水処理とUPF50+の紫外線保護機能も採用した高い機能性も魅力です。
その6. 反射板付きのガイロープ
夜間トイレに行った帰りにロープで躓いた経験がある人は多いはず。ガイロープにはランタンなどの光を反射するリフレクタがついているのはうれしいポイント。
ワークマンの小型テントは樹脂製の自在金具を採用しておらず、強くテンションをかけることができませんでしたが、こちらはアルミ製なのでしっかりとテンションをかけることができます。
その7. 強度に優れたスチール製ペグ
筆者は某アウトドアメーカーの大型テントを使っていますが、付属のアルミペグでは地面によって刺さらない事が多かったので鍛造のペグを別途用意しています。
一方、本テントにはごつめのスチールペグが付属されていました。ヘッドの重いハンマーさえあれば打ち込むのに苦労することはなさそうです。
その8. インナーテント、カンガルースタイルどちらにも対応
インナーテントを取り付けするスペースの天井高は195cm。
写真は身長164cmの筆者がインナーテント内に立っているところ。インナーテントも天井の高さが190cmあるので高身長の方でもで安心。テント内で立って着替えをすることができます。
インナーテント内には二か所の小物入れとランタンフックを備えています。また寒い時期にはカンガルースタイルにすることも可能です。
正直気になる点も
19800円でこのクオリティは素晴らしいですが正直気になる点もあります。
その1. グラスファイバーフレームがしなる
インナーテント側にメインフレームを交差して2本入れる設計ですが、素材がグラスファイバーなので風でしなります。
ガイロープでテンションをかけることである程度対策することはできますが、この高さならもう少し太くても良かったかもしれません。
その2. リビングスペースは開放しないと狭い
インナーテントは寝るだけなのでサイズとしては十分ですが、くつろぐためのリビングスペースはドアを開放しないと家族4人が過ごすには少々狭い印象です。
また構造的にリビングスペースはインナーテント側に比べて天井が低くなるのでハイテーブルは適していません。ローチェアとローテーブルの組み合わせが良さそうです。
その3. インナーテント側は場合によってはメッシュにできない
インナーテント側の出入口はテント本体にメッシュがついておらず、インナーテント側についています。
そのためインナーテントをつけないでシェルターとして利用する場合には2方向しかメッシュにすることができません。インナーテント側ではなく、テント側にメッシュを追加してほしかったところです。
その4. リビングスペースにランタンフックがない
夜間はリビングスペースで過ごす事も想定しているはずですが、リビングスペースにはランタン用のフックがありません。広さを考えれば二か所ぐらいはあっても良かったように思います。
エントリーユーザーにはお勧めしたいけど、耐久性は不明
説明書には二人で設営するようにという記載がありましたが、今回は一人で設営してみました。
※説明書を無視した設営は自己責任です。
説明書の指示はわかりやすく、フレームを差し込む位置は色で指定されているなど間違いにくいのも助かりました。
説明書は付属されていますが、ワークマンのホームページ中からPDFデータを確認することもできるので、忘れてしまったときや複数人での設営時にはスマホで確認できるのもありがたいポイント。
ただどうしても気になったのはグラスファイバー製のフレームです。設営時風が強かったこともあり大きくたわんでしまい、ガイロープで対策しましたが少々不安が残りました。
グラスファイバーフレームの太さは実寸で9.38mm程度。更に太くするとしなりにくくなり、とても一人では設営できなくなるかもしれませんが、テントの大きさ、高さを考えれば11mm~12mmぐらいでも良かったように思います。
超絶コスパなのは間違いありません
アウトドア用品メーカーの製品だけでなく、アマゾンのノーブランド品を含めても、このサイズの2ルームテントで2万円を切っている製品を見つけるのは至難の業です。
テントとタープを両方設営するのは手間がかかるので、これからキャンプを始めたいという人には文句なしでお勧めしたい製品です。
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