名作アーカイブを日本人のライフスタイルに落とし込む
ブランド誕生以来、アウトドアシーンで磨かれた高い品質とクラフトマンシップを落とし込んできたL.L.Beanのラインナップたち。
そのアーカイブをベースとしながら、日本の暮らしや感性に沿って再構築したいという思いから、今回新たに誕生したのが「L.L.Bean Japan Edition」。
日本のデザインチームによって、サイズ、素材、ディテールなどを徹底的に見つめ直し作成。新世代のスタンダードを目指すコレクションとして始動します。
メンズ、レディース、ユニセックスアイテムと幅広く展開
そんな「L.L.Bean Japan Edition」では、メンズだけに限らずレディースやユニセックスアイテムも多く展開。今回はそのなかでもCAMP HACK的に気になったアイテムを5点ピックアップ。早速紹介していきます。
ビーンズ・ロング・フィールド・コート
まずは1924年に初めてハンティング用として紹介されたコートがデザインの原点となっているL.L.Beanの定番「ビーンズ・フィールド・コート」のアレンジモデル。
従来のデザインから着丈を長くしたユニセックスデザインで、従来はコットキャンバスを使っているところを撥水加工を施したナイロンキャンバス素材に変更。
ただ本来のプロダクトが持つ風合いを損なわないようにシワ加工も施すことで、コットンのようなマットでナチュラルな表情をキープ。
また、ハンティングジャケットならではの大きめなポケットは収納力抜群なので、手ぶら派にもうれしい仕様。サラッと羽織れる軽快なコートに仕上がっています。
ビーンズ・フライ・フィッシング・ベスト
昨今、キャンプと並びアウトドアアクティビティとして人気を集める「釣り」のディテールを落とし込んだベスト。
こちらは90年代〜00年初頭に生産されたフライフィッシングベストをデザインベースに使い、ゆったりとした現代風のサイズ感にアップデート。そのパターン変更により、ユニセックスで楽しめる機能的なベストに生まれ変わりました。
素材にはドライな質感と耐久性の優れた「リップストップナイロン」を使用。細い番手の糸で仕上げられており、春夏らしい発色のよさもポイント。
総勢16個にもなる大小様々なポケットは前だけでなく、後ろにも用意。もはやこのベストがバッグパックになるのではないかという収納力を誇っています。
ビーンズ・ライトウェイト・ナイロン・アノラック
先ほどのベストと同じく発色のよさが魅力となっているのが「アノラックジャケット」。こちらは1980年代のアーカイブがベースとなっており、素材をリップストップナイロンに変え、ゆったりとサイズ感へとアップデートしたユニセックスモデル。
カンガルーポケットに加え、ジップポケットも用意。アウトドアシーンを想定した高い収納力は他のアイテムにも見劣りしません。また、裾にはドローコードが設けられているので絞るなど、着こなしのアレンジも楽しめます。
メンズ・ビーンズ・ウィンディ・リッジ・ジャケット
続いては、メンズのみでの展開となるジャケット。こちらは90年代初頭に生産されていた大きな腰ポケットと短丈デザインが特徴の「ビーンズ・ウィンディ・リッジ・ジャケット」をベースに採用。
ボディには撥水加工を施した薄手ながらも程よいハリ感のある「ナイロンタフタ」を採用。発色もよいので、春夏らしい軽快さが備わります。
短めに設定されていた着丈はそのままなので、パンツ選びに悩まないのも魅力なうえ、ツーフロア式のフロントポケットも収納力は申し分なし。そのポケットに付属する裏地のカラーに合わせたジップの引き手もアクセントとして活躍してくれます。
メンズ・ビーンズ・グルカ・パンツ
最後に紹介するのは80年代に生産されていたパンツをデザインベースとした一本。素材をナチュラルな風合いが特徴のナイロンキャンバスに変更し、ウエストにはウェービングベルトを加えたイージー仕様にアレンジ。
腰回りはゆとりを持たせ、裾にかけて細くなるテーパードシルエットはカジュアルなアイテムながらもキレイなラインを描きます。
また股部分にはガゼットが入っており、180度の開脚ができるほどの動きやすさを保持。また、生地には撥水加工が施されているので多少の雨にも対応してくれるほか、フロントには大きめのタックポケットが設けられているなど、使い勝手のいいパンツにアップデートされました。
発売が待ち遠しい新コレクション!
創業者であるレオン・ウッド・ビーン氏が重んじた品質とクラフトマンシップを継承しながらも、現代風なアレンジを行った「L.L.Bean Japan Edition」。キャンパーの皆さんも、気になるアイテムも多かったのではないでしょうか。
販売は一部直営店のほか、大手セレクトショップや全国の取扱店にて展開されるとのこと。2023年の春夏シーズンの立ち上がりまで少し時間がありますが、ぜひ今後の動向をチェックしてみてください!!
L.L.Beanの公式サイトはこちら