キャンプで竹筒ごはんを炊く
久々のキャンプ。青い空の下で設営を済ませ、そろそろお腹も空く頃です。集まったみんなに竹筒ごはんをご馳走するべく、2合炊きの竹筒を2本持ってきました。
2合用の竹筒でごはんを炊く
メニューは白飯と栗ごはんの2種
定番の白飯と、もう1本は炊き込みご飯に挑戦! 米2合を研いで水加減し、竹筒の中へ。
ボトルに入れれば時短になる
あらかじめ米を研いで、相応分の水と共にボトルに入れて持参すれば時短になります。持ってくる間に浸水が進むので、すぐに炊飯に取りかかれます。
栗たっぷりの炊き込みごはん
もうひとつの竹筒では、栗ごはんを作ることにしました。ごろごろの栗がたくさん入って、美味しそうです。
グリコ「炊き込み御膳 栗ごはん」を使用
手早く作業するため、調味液と具がセットになった炊き込みごはんの素を使いました。
栗ごはんの他にもいろいろな味のものが販売されています。季節やメンバーの嗜好に合わせて、好みのものを探してみてください。
いざ、焚き火で竹筒炊飯!
焚火台に火を熾し、熾火をたくさん用意しました。火が安定したら、いよいよ炊飯開始。みんなの分のご飯がうまく炊けるか、ちょっと緊張気味の筆者です……。
15分後、湯気が出てきた
加熱を始めて15分後、フタから蒸気が出てきました。沸騰が始まったサインです。
そのまま炊くこと約40分……
みんなが興味津々で見守るなか、火加減を調整し沸騰を続けます。湯気が少なくなるまで40分ほどでした。1合のときに比べて倍量の2合炊きはやや時間がかかるようです。
音で様子を確認する
トングを当てて、中の音を聴いてみましょう。ポコポコ沸騰音がしなくなったら、ほぼ炊き上がりのサイン。
炊けているかな…?チラリと確認
炊けているかどうか、フタを一瞬開けて様子をチェック。よし、焦げもなく、水分が完全に飛んで、お米の芯まで炊けているようです。
火から降ろして約20分蒸らす
炊けているのを確認したら火から降ろし、蒸らしタイム。フタをして20分ほど放置しました。
炊けました!
どうやら2つとも無事に炊き上がったようです。なんとか飯炊きの責任を果たし、ほっと一息。
竹筒ごはん、大成功!
白飯も栗ごはんもツヤツヤの上出来
栗ごはんはほっくりツヤツヤ、白飯は弾力がありモチモチの炊き上がり。ふんわりと竹の香りも加わって美味しそう。さあーみんな、どっちから食べる?
サイドメニューは山形風芋煮鍋
ごはんのほかに大鍋いっぱい作ったのは、山形風芋煮汁。栗ごはん、白飯ともにナイスコンビネーションでした。
竹筒でごはんを炊くやり方のルーツは、台湾の先住民族の調理方法だとか。次のキャンプでは、そんなごはんレシピを探して作ってみようかと思っています。
最高のイベント飯、竹筒ごはんに挑戦してみない?
身近な竹材で美味しいご飯を炊いて、いつものキャンプをさらに盛り上げるメインイベントに! ごはんを炊いた後のフタは洒落たお皿にもなります。
今、手入れの足りない竹藪が広がるなど、住環境にも影響を及ぼしている一面も。竹は生育が旺盛で、どんどん使える資材です。ごはん炊き以外にも、コップを作ったり、日本酒を入れて燗をするカッポ酒など、竹尽くしのキャンプなんて、いかが?