素敵なバンガロー……じゃなくてキャンピングカーの室内!
レトロモダン調の内装が可愛く、素敵なバンガロー……かと思いきや、じつはこれキャンピングカーの室内なんです。
ということで、今回ご紹介する小型キャンピングカー「レジストロ」を製作販売しているのは、山梨県に本社を置くミスティック・プランニング社(以下、ミスティック)。
老舗ビルダー「ミスティック」とは
ミスティックは創業30年を迎える信頼のビルダーで、トラックの荷台に載せて使うトラックキャンパー(通称トラキャン)、いわば脱着可能なキャンピングカーが主力製品。写真は同社の代表作「J-Cabin L」。ワイルドさがたまりませんね。
もちろん軽トラに載せられるトラキャン「J-Cabin Mini W(2016年グッドデザイン賞受賞)」もあり、同モデルで採用したウッディーでレトロモダンな可愛い内装も人気を博しています。
その可愛い内装を採用し、ベース車両の軽トラと一体化させ、トラックキャンパーからキャブコンに鞍替えしたのが今回ご紹介の「レジストロ」というわけです。(軽トラと一体化しているのがわかるでしょうか?)
前置きが長くなりましたが、いよいよここから「レジストロ」の内部に潜入していきたいと思います!
軽トラックキャブコン「レジストロ」その特徴とは!?
軽トラに載せるトラキャンの場合、走行中は運転席と助手席の2名しか乗れませんが、一体化することで走行中も4名(横向き着座仕様は5名)が乗車可能になり、後部座席にもシートベルトが用意されます。これなら家族みんなでキャンプに行けますね。
さらに一体化することでキャブ部(運転席、及び助手席部分)と居住空間がウォークスルーになり、一度も車外に出ることなく運転、休息、就寝ができちゃいます。
トラックキャンパーとキャブコンの大きな差がここにあります。
ボディ拡大でさらに広く快適に!
運転席&助手席部分から左右に張り出して一体化した居住空間は、軽自動車枠を超えたサイズのため「普通車8ナンバー」登録となりますが、より快適に過ごせる広さを実現。軽自動車ベースだから狭い、なんてこともありません。
拡幅に伴いノーマルでは見えにくくなるドアミラーもオリジナルパーツで外側にオフセット。後方視界も確保しています。
さらにワイドトレッドホイールセット(オプション)を装着すれば左右車輪間の間隔が広がり、走行安定性がアップします。
居住空間拡大のメリットはさらにあり、トラキャンタイプのモデルでは後方の高い位置にある出入り口ドアとステップが、レジストロでは側面に移され低い位置になっています。
これなら小さな子どもや高齢者でも安心して出入りできますね。次項からは魅力の内外装と装備品をさらに細かく見ていきましょう。