【2023年を先取り】「アウトドア合同展示会」で見つけた編集部注目の最新ギアをレポート！

総勢33社による新作ギアを先取りレポートを敢行

2022年もまだ2ヶ月以上ありますが、アウトドアシーンは2023年に向けて始動。その発表会となる「アウトドア合同展示会」では、2023年の春から夏にかけて発売予定の新製品がズラリと並んでいました。

総勢33社というバラエティに富んだブースが軒を連ね、それぞれが個性豊かな最新のギアを披露。今回はそのなかから、編集部がとくに気になったアイテムをピックアップ。

それでは早速、ブランドごとに紹介していきましょう。

【ベルモント】使いやすさを追求したBBQギアが登場

アウトドアフィールドに囲まれた新潟県三条市で誕生し、金属加工が得意な地域柄を活かしたアイテムを数多くリリースするbelmont（ベルモント）。同ブランドからは利便性に特化した卓上グリルと火ばさみをチョイスしました。

重いものもラクラクな「Hibasami」

まず紹介するのは、焚き火やバーベキュー時に炭や薪を掴んだり、ゴミ拾いや小枝拾いにも便利な火ばさみ。そんな定番アイテムをベルモントでは、角型加工で強度を高めて細型に設計。大きな薪を挟んでも、ねじれにくいのが特徴です。

持ち手の先端にフックを付けたことにより、ダッチオーブンなど熱くて素手では触れないギアの運搬にも便利なギミックも搭載していました。

【SUS hibasami】
価格：5,280円（税込）

2段構造を巧みに使いこなす「フォールディンググリル HIGATAMI」

おなじくベルモントから登場の卓上グリルも見逃せません。この「フォールディンググリル HIGATAMI」ですが、焼き網は上下2段構造になっており、火加減によって位置をスライドできるほか、炭の追加もしやすい構造を採用しています。

加えて、炭を受けるメッシュ部分は実験に実験を重ねた素材を採用しており、灰が下に落ちにくく卓上でも使うことを可能にさせました。グリルで焚き火を楽しんで、火力が落ち着いたら調理に使うなんて、キャンプでの一石二鳥な使い方は魅力的ですよね。

今後は別売りでディッシュパンやアイアンプレートもリリース予定。耐荷重も20kgあるので、ダッチオーブンなども使えるタフさを誇っているほか、パーツはコンパクトに折り畳め、使用後の洗浄も簡単という、兎にも角にも便利なグリルが新登場します。

【フォールディンググリル HIGATAMI】
価格：22,000円（税込）

【ペトロマックス】ハードタイプに続いて新たなクーラーボックスが登場

灯油ランタンでお馴染みのPetromax（ペトロマックス）。焚き火台やレザーエプロンなど、質実剛健なキャンプギアで人気を集める同ブランドからは、ブランド初となるアイテムがリリースされます。

高い保冷力にこだわった「セミハードクーラー」

2020年にブランド初のハードクーラーをリリースしたペトロマックスが、今回新型のクーラーボックスを発表。ハードほど固くなく、ソフトよりも保冷力にこだわったセミハードクラーという狭間をついた本作。

コンパクトに畳むことはできませんが、しっかりと厚みのある断熱材が上下左右に設けられているので保冷力は折り紙付き。また、止水ジップが使われているので傾いた際に内部に溜まった水が溢れる心配もありません。

そして、持ち運びしやすいショルダーベルトに加え、大きめのサイドポケット、メッシュポケット、カラビナループや栓抜きも付属しているなど、使いやすさは申し分なしです。

【フュアハンド】卓上を彩るキッチングッズが出ます

1893年にドイツで誕生した、別名「ハリケーンランタン」の呼び名で知られるオイルランタンが有名なFEUERHAND（フュアーハンド）。同ブランドからはランタンではなく、キャンプシーンだけでなく家でも使いたくなる調理ギアをピックアップしました。

火鉢のようにじっくり調理が楽しめる「Tamber」

先ほど紹介したベルモントの卓上グリルとは打って変わって、こちらは淡い色合いが映える可愛らしいデザイン。フタを開けると炭受けが入っており、火鉢のような感覚で調理を楽しむことができます。

実際に使う時はフタを底に敷き、熱がテーブルにいかないようにカバー。一見なんだろうと思ってしまいますが、実用性もだけでなくデザイン性も優れているので自宅でも使いたくなる卓上グリルです。

【DIETZ】老舗メーカーからは新色がラインナップ

1840年にアメリカで生まれたDIETZ（デイツ）。その長い歴史のなかで、名作のオイルランタンはキャンパーの心をグッと掴んで離さない人気を誇っていますが、そんな同ブランドからはニューカラー登場のニュースです。

新たに3カラーが追加された「Hurricane Lantern D76」

現行のなかでは最小モデルとなる「D76」。バーナーはライジングコーン型を使っているので、芯のトリミングや着火が簡単なのが魅力の一品です。

そんなランタンはこれまでカラー展開として「黒金」と「ブラス」がありましたが、今回新たに「ローズゴールド」と「ガンメタリック」、「シルバー」が追加。ヴィンテージ感漂う色合いはキャンプサイトのアクセントして活躍してくれます。

【Hurricane Lantern D76】
価格：8,470円（税込）

【ブッシュクラフトインク】実用性とユーモアに富んだアイデアグッズ

日本初にして唯一のブッシュクラフト専門ブランドBush Craft Inc.（ブッシュクラフトインク）。焚き火とナイフをテーマに、シンプルでレトロな自然派アウトドアスタイルを提案する同ブランドからはオイルランタン好きにうれしいグッズが登場です。

伸縮性の高い素材で優しく包み込む「オイルランタンソフトカバー」

雰囲気のいいオイルランタンはやはりギアに加えたいところですが、ケースも含めるとどうしてもかさばってしまいます。そんな悩みを解決するために今回新たに作られたのがソフトカバーです。

5mm厚の伸縮性のある素材を採用しており、ホヤガラスやランタン本体を優しく保護。ランタンをバックパックに吊り下げてキャンプにのぞむ、ブッシュクラフトスタイルならではのアイデアグッズです。

【オイルランタンソフトカバーD76D78】
価格：1,760円（税込）

【オイルランタンソフトカバーD80D90】
価格：1,980円（税込）

雷紋刻印までこだわり抜いた「ラーメンシェラカップ」

ブッシュクラフトインクからは、なんとラーメン丼ぶりを模したシェラカップも発見。ちょうどラーメン1人前程度のサイズ感となっており、サイドに「雷紋」を刻印したことで雰囲気も十分。キャンプ場でもラーメン屋の気分が味わえる、ユーモアたっぷりのギアもリリースされます。

本記事はまだまだ折り返し地点。

次項からは、注目アイテム目白押しのキャプテンスタッグをご紹介していきます！