ワークマンから新作グリルパンが出たらしい
フードコーディネーターという職業柄、調理器具にはちょっとうるさい筆者。そんな私の元に、またもやワークマンから新情報が。
どうやら格安の調理器具が発売され、さらに三条仕込みの本格仕様とのこと。これは、レビューする価値アリ! ということで実際に購入してみました。
ワークマン「三条仕込みのグリルパン」とは?
今回の新製品の名前は「三条仕込みのグリルパン」。その名の通り、MADE IN JAPANを売りにしたアイテムです。
価格は2,500円とワークマンらしい価格帯で、“フラインパン以上スキレット未満”の使いやすさを実現しているとのこと。
さらに、直火・ガスコンロ・オーブン・魚焼きグリル・IH調理にも対応する万能さ。これは期待値が上がります!
人気も納得!なグリルパン7つの秘密
1)鉄製なのに、とにかく軽い!
計りに乗せてみると重量590g、底厚1.2mm(実測値)とかなりの軽さ。
素材は、鉄製なのでフライパンよりも熱が逃げにくく、かつスキレットよりも軽いので、確かにこれは使い勝手が良さそうです。
筆者も片手でラクラク持てるコンパクトさ。鉄製のスキレットや鍋類といえば重くて洗う際にも力がいるのが難点ですが、これだけ軽いと洗う際にも助かります!
2)鉄製だけど油スルスル!
実用性もぬかりなし。ファイバーライン加工という高さの異なる凹凸表面素材で、食材のこびりつきを軽減し、油なじみがよくするための加工が施されています。
これにより、鉄製品にもかかわらず、スルスルと油が伸びます。
キッチンペーパーでさっとひと回しするだけで、隅々まで油が伸びるので、調理も調理後のお手入れもラクラク。
3)IHもグリル調理もOKで万能!
直火はもちろん、IHもグリル調理も対応しているのでおうちでも大活躍。キャンプだけではなく、普段使いも存分にできるからコスパ抜群!
ちなみに、魚焼きグリルは両面焼き・片面焼きどちらも使えます。
4)外せるハンドルでコンパクト収納
フライパンやスキレットの持ち運びで意外とネックなのがハンドル。このグリルパンならハンドルを取り外し、本体・蓋・ハンドルをコンパクトに重ねて持ち運べるので場所を取りません。
このように本体にハンドルがすっぽりと収まるつくり。ちなみにハンドルは本体には太い方を、蓋には細い方を差し込んで使います。
ハンドルは両端とも立ち上がっており、立ち上がり部分で本体や蓋にしっかり固定できるつくりとなっています。一見細くて頼りないですが、持ちあげてもしっかり安定。
ただし完全に固定されているわけではないので、調理中に中華鍋でチャーハンを作るときのように激しく振るのはNG。
また油を回す際など、大きく回しすぎるとハンドルが外れる恐れがあるので注意が必要です。
5)蓋が取り皿に
蓋は、そのまま取り皿としても使えます。ソロキャンならこの1セットだけで料理は事足りそう。
6)蓋付きだから料理の幅もぐんと広がる!
蓋付きなので蒸し焼き料理や、煮込み料理にも向いています。付属の説明書に記載されているQRコードを読み込めば、リゾットやスペアリブなど5種類のレシピ集が閲覧可能。
キャンプでも、おうちでも使えるレシピがスマホで見られるのはうれしいですね!
7)保温性も抜群!
鉄製の本体とステンレスの蓋付きで保温性も抜群。調理後、テーブルに出しても蓋をしておけば保温性が持続します。蓋に取っ手を付けておけば虫の侵入も防げます!
フードコーディネーターが実践調理!
炒めものにもバッチリ!
牛肉と細切りにしたピーマンをオイスターソースなどで味付けして炒めた、青椒肉絲風の炒め物。
牛肉切り落とし100gとピーマン1個なら余裕で調理できました。深さがあるので液体調味料を使った調理も安心です。
煮込みは水分量を調整して!
400mlの水にコンソメの素を入れて溶かし、キャベツ・トウモロコシ・しめじを加えて煮込む簡単スープを作ってみました。
トウモロコシの芯は食べられませんが、うまみが出るので一緒に煮込むとおいしくなります! 具材を入れることを考えると500mlだとやや溢れそうだったので、水分は400mlまでがおすすめです。
鉄製なので火の通りが早く数分で煮え立ちました。ちなみに自宅キッチンのコンロで使用した際、ハンドルが水平ではなく立ち上がっているため省スペースで調理できました。
また、ハンドルの持ち手(先端)は加熱中も熱くなりません。本体に近い部分は熱いので注意!
オーブン調理も大活躍!
丸ごとカマンベールチーズに生ハム、ミニトマト、野菜類を、たっぷりのオリーブオイルでアヒージョにしてみました。
材料を並べて浸るくらいのオリーブオイルを入れたら、180度のオーブンで約10分焼くだけ!
取っ手を差し込む部分はミトンでつまむのにもちょうどよい大きさです。鉄製のため、オーブン調理後はかなり高温になるので、火傷に注意して取り扱いましょう!
3つの「ちょっと残念かも」な点
蓋からの液漏れ
取り皿にもなる蓋ですが、取っ手を差し込むための穴が底面にあるので料理のソースや汁はここからこぼれてしまうんですよね。
パン・フルーツ・ソーセージなどの朝食メニューなら問題ありませんが、おかず系を盛り付けるには不向き。取り皿にする点では、もう少し側面に穴がある方が良いかも……。
本体と蓋でハンドルの持ち手が変わる
グリルパン本体と蓋で、ハンドルを差し込む際の上下が逆になります。そのため、本体を熱した後にハンドルを蓋に付け替えると、持ち手が熱くなります。
本体も蓋も同じ部分を差し込む作りの方が、続けて利用する際に火傷の心配がなく安心かも。
収納袋が付いていれば……
持ち運び用の収納袋はついていないので、ジャストサイズの袋を準備しておく必要があります。
専用の袋やバンドが付いていたらもっと使いやすいですね!
この使い勝手ならあり!毎日使える魔法のグリルパン!
欲を出して細かく見れば気になる点はあるものの、自宅でも使えてこの機能性ならかなりコスパ抜群!
コンパクト収納・スタイリッシュなデザイン性・調理しやすいサイズ感など、一台あると絶対便利なワークマン「三条仕込みグリルパン」を要チェック!
▼ワークマンの公式HPはこちら