サンダルは快適だけど、着こなすのが難しい……
夏のマストアイテムのサンダル。涼しくて快適な履き心地なのはもちろん、サッと脱ぎ履きできるのは、キャンプシーンでも嬉しいポイントです。
近年では、スポーツサンダルの流行もあり、ソックス(靴下)を履いて合わせるスタイルなど、スタイルの幅が広がってきています。
その一方で、「このサンダルにこれはアリなのか?」「他の服との合わせ方で悩んでいる」という方も多いかと思います。
いろんな組み合わせを一気に紹介!
今回は、そんな悩みを解決するべく、筆者考案のサンダルとパンツ定番の組み合わせ術を、実際のコーデとともに紹介します。
アウトドアスタイルに合わせたいサンダルは、この2種類
組み合わせ術紹介の前に、サンダル選びについてのお話です。
そもそもサンダルと言っても、たくさん種類があります。なので今回は、サンダルの種類やデザイン、それぞれの特徴から、普段使いに大活躍しつつさらにキャンプシーンでも便利なサンダル2つをピックアップしてみました。
その1. コンフォートサンダル
コンフォートサンダルとは、その名のとおり“快適さ”を追求した履き心地重視のサンダルです。インソールは足裏のアーチをサポートする形状をしているので、長時間履いていても疲れにくいのが特徴。
そんなコンフォートサンダルの代名詞とも言えるブランドが、BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)です。
ビルケンシュトックはほとんどのモデルがコルクのソールを使っていて、履いていくうちに自分の足裏の形に馴染んでいきます。そして、インソールに貼り付けられたレザーは汗の吸収に優れていて、快適な履き心地を維持します。
今回、筆者が使用したサンダルはビルケンシュトックのチューリッヒというモデルです。
ビルケンシュトックでも人気のモデルの一つで、アッパーの形が特徴的。
ビルケンシュトック チューリッヒ
その2. ビーチサンダル
サンダルといえば、トング(足の親指と人差し指で鼻緒を挟むつま先)が目印のビーチサンダル。
海やプールで使用するイメージが強く、ゴムやビニール素材で作られていることが多いですが、レザー素材を使っている種類もあり、素材によって雰囲気が大きく異なります。
履いたときに露出する部分が多いので、コーデには馴染みやすく、つかいやすい一方で、合わせ方やサンダル選びが重要になります。
筆者がおすすめするのは、レザーで作られたビーチサンダルです。ゴムやビニール素材と違い、上品さがあり、大人カジュアルな服装に相性抜群。
レザーのビーチサンダルの定番ブランドといえば、「アイランドスリッパ」と「レインボーサンダルズ」でしょう。
どちらも高いデザイン性、履き心地がよく、長持ちすることから、人気のブランドです。
どちらもアメリカ発のブランドですが、ハワイの「アイランドスリッパ」は少し上品な印象で、リゾート感があり、カルフォルニアの「レインボーサンダルズ」はよりカジュアルで、ラフに履ける印象があります。
筆者はカジュアルで、ラフにはける雰囲気が好みなので、「レインボーサンダルズ」を使用しています。
レインボーサンダルズ
それでは、組み合わせ術とコーデ実例に参りましょう。
コンフォートサンダル×パンツ組み合わせ術
コンフォートサンダル|くるぶし丈×ソックス
コンフォートサンダルは、ソックスとの組み合わせが楽しめます。
そして白ソックスは汎用性抜群。パンツはくるぶし丈がソックスも見えていい塩梅になりますよ。
コンフォートサンダル|ショーツ×ソックス
次はパンツをショーツにして、夏のアウトドア感満載なスタイリングに。
近年流行な蛍光イエローのソックスは、スタイリングをポップに仕上げてくれるので、短パンでガッツリ見せるのがおすすめ。
ベージュのサンダルなら、蛍光イエローとも柔らかい印象で馴染みやすくて、案外合わせやすいですよ。
コンフォートサンダル|フルレングス×素足
コンフォートサンダルを素足で履くなら、足元にワンクッションするような丈感のパンツがおしゃれです。
リネンが入ったパンツや夏用ウールを使ったパンツを選べば、リラックスしたリゾート感あるスタイリングになります。
ひと昔前の懐かしさを感じるバランスが、改めてかっこよく見えます。
ビーチサンダル×パンツ組み合わせ術
ビーチサンダル|フルレングス×素足
ビーチサンダルを履くなら、フルレングスのパンツと合わせるのが一番。
例えばこのスタイリングのように、薄めのフルレングスデニムに淡いカラーのTシャツを合わすと、サーフなスタイリングに仕上がります。
海沿いのキャンプ場に行くのにピッタリな合わせ方です。
ビーチサンダル|ショーツ×素足
少し長い膝下のショーツと合わせれば、レザー素材のサンダルなら大人っぽい雰囲気に仕上がります。また、半袖Tシャツではなく長袖シャツを羽織ることもこのコーデのポイント。
短い膝上のショーツは、元気なアウトドア好きという雰囲気になりますが、今回筆者は“のんびりキャンプしている雰囲気”を目指したので、こちらのスタイリングにしてみました。
夏コーデはサンダルとパンツが決め手!
いかがでしたでしょうか? このようにサンダルを履くときに、少しパンツの形や丈感を意識するとグッとコーデにこなれ感が出て、雰囲気のあるコーデに仕上がります。
今回紹介したのは5パターンと少ないバリエーションですが、パンツや靴下の色や丈感、そしてサンダルの種類を変えれば無限に考えられるので、ぜひこの5パターンをベースにお手持ちのサンダルを当てはめて考えてみてください!