ソロキャンだから挑戦できる、アイデア満載の肉レシピ
今回はキャンプ料理のなかでも、少し冒険的なアレンジレシピをご紹介。
飯ごう、100均のザル、キャンプ場で見つけた石、コーラ缶……などなど、いろんな道具を「え、そう使うの!?」と驚いてしまうユニークかつ玄人感のある活用法で調理してみました。
ソロキャンプで試してみて、慣れたらファミリーキャンプでもぜひ披露してみてくださいね。きっと子供たちも驚くはず!
宝島社から発売したレシピ本から抜粋
今回ご紹介するレシピは『たけだバーベキュー式! ソロキャンごちそう肉レシピ』からの抜粋。
この5つのレシピ以外にもたくさん魅力的な肉レシピを紹介しているので、今回の記事が面白かったらぜひ手にとってみてください。
それでは早速1つ目のレシピです!
1. 鶏せせりの焚き火焼き 宮崎風
宮崎の郷土料理「鶏の炭火焼き」から着想を得た一品。
炭火による燻製のような独特の香りが味のポイントで、ザルの振り方や炭のコンディションによって仕上がりの肉の黒さも変化しますよ。
作り方
1. ザルに塩を振った鶏せせりを入れ、ザルごと火にかける
2. 出てきた脂が焚き火に落ちるように、ザルを振りながら焼く
3. 鶏せせりに火が通り、表面に焦げめと炭の色がついたら完成
4. お好みで柚子こしょうをつけて食べる
2. ラムチョップのダーティステーキ
炭の上に肉を置き、超直火で焼くスタイルのことを「ダーティステーキ」と呼ぶのですが、まさに無骨なキャンプ飯!という感じで、いいですよね。
けど原始的な調理法なので、衛生面で苦手な人は受け入れてくれないかも。なのでまずは自分だけのソロキャンプで試してみるのが◎。
ただ「ダーティ」とは名ばかりで、灰や炭はあまりくっつかないのが正直な感想です。
作り方
1. ハーブソルトを振ったラムチョップを炭の上にのせる。香りづけに、漬け込んでいたローズマリーも一緒に焼く
2. 両面に焼き色がついたら、炭から上げて余熱で火を通していく
3. 中まで火が通ったら完成
3. 石焼きねぎ牛タン
まるで高級焼き肉店で出てくる一品のようなレシピがこちら。
牛タンとねぎの組み合わせの良さは言わずもがな、ねぎを載せるのではなく、詰め込むという新スタイルが盛り上がるポイント。もしちょうどいい石が見つからなくても、鉄板などでチャレンジしてみてくださいね。
作り方
1. 石を焚き火の中で30分ほど熱する
2. 熱している間に、牛タンの中央にペティナイフでポケットのような切り込みを入れる
3. 2のポケットにAをたっぷり詰め、塩と黒こしょうをする
4. 熱された石の上に3をのせ、じっくりと焼く。焼き目がついたら、裏返して同様に焼く
5. 中まで火が通ったら完成
4. チキンのコーク缶炊き
缶をそのまま焚き火にかける、最高にワイルドな調理法! 材料もシンプルなので、ソロキャンプだけじゃなくファミリーキャンプの定番レシピにしても良さそうですね。
作り方
1. 缶にAを半量ずつ入れ、よく混ぜる
2. 1に鶏手羽元を2本ずつ入れる
3. 2を焚き火にくべ、薪でしっかりと固定する
4. 30分ほど煮込んで完成
5. 飯ごうローストビーフ
最後は、飯ごうを活用したアイデアレシピ。調理している様子はワイルドですが、料理の仕上がりはゴージャスというギャップのある一品。
これが身につけばグループやファミリーキャンプで盛り上がること間違いなしなので、ぜひソロキャンプで挑戦してみて!
作り方
1. 牛モモ肉に、にんにくをすり込み、塩と黒こしょうをして、香りづけのローズマリーをのせる
2. 1を網の上にのせ、横にした飯ごうの中に入れる
3. 飯ごうにふたをして弱火で40分ほど蒸し焼きにする
4. 中まで火が通ったら、食べやすい大きさに切って完成
5. ホースラディッシュやわさびしょうゆで食べる
ソロキャンプの料理は、なにか挑戦してみよう
慣れ親しんだ十八番のレシピを作るのもいいですが、他人に迷惑をかけないソロキャンプなら、失敗を恐れずに冒険的なレシピに挑戦するのもまた一興。
何かひとつ、次のキャンプで試してみたい料理を見つけてくださいね。