編集部メンバー5人に聞いた!「マイベストギア」
キャンプの知識や楽しみ方を伝えるため、日々アンテナを張り巡らせているCAMP HACK編集部のスタッフたち。実際に取材や撮影で幾度もキャンプを重ね、数え切れないほど多くのギアに触れています。
もはや公私の区別なくNewギアは気になるし、評判のいいアイテムの噂を耳にすれば自ら試してみたくなる……。CAMP HACK読者のみなさん同様、どっぷりとキャンプ沼にハマっているのは確かです!
人気連載となるこの企画。ソロからファミリー、テント泊から車中泊など、それぞれスタイルや楽しみ方は違うものの、購入に到るまでの経緯やお気に入りポイントはおもしろく、参考になるものばかり。
今回は編集部メンバー5人にこの上半期に買った「マイベストギア」を発表してもらいましょう!
たった1本でキャンプあるあるを解消!
SOTO「ガス抜きツール ST-770」
車中泊スタイルで仕事からプライベートまでキャンプ場で過ごすことが多いCAMP HACK編集長マツダさん。最近、愛用しているのがSOTOのアクセサリー「ガス抜きツール ST-770」だそうです。
松田:今までCB缶やOD缶などをガス抜きする際は、ペグとハンマーで穴を開けたり、ガス缶の先端を石やコンクリートに押し付けてたのですが、この作業が面倒くさくて溜め込んでしまって……。
そんなときにこれを見つけて、一気にガス抜きのストレスから解放されたんです
とにかく一瞬でガスが抜けるから作業スピードが爆上がりしました。使い方は簡単で、ガス缶にテコの原理で穴を開けるだけの1ステップです
しかも、穴を開ける方法以外に、ガス缶の先端にねじ込んでガスを抜く方法もあって、これが本当に便利なんです。というのも、ガス缶は地域の自治体ルールに従い廃棄します。キャンプ場で捨てる際、「キャンプ場Aは穴を開けずに捨てる、Bは穴を開けて捨てる……」など臨機応援に対応できます
さらにこの黒い樹脂グリップがガジェットっぽさを醸し出していて、“なんか役立ちそうな謎の棒”という感じがたまらないですね。信頼のSOTO製品という安心感と所有欲を満たしてくれます
非常にコンパクトなアイテムなので、失くさないようにキャンプで役立つツールと一緒にまとめてカラビナにつけて保管しています
ガス抜き専用ツールとはいえ、機能性に加え見た目の満足度も高い1本。ガス缶をキャンプや自宅で使う人にぜひオススメしたいアイテムですね。
SOTO ガス抜きツール
誰でも収納上手になれる粋なギア
ゴードンミラー「スタッキングトランクカーゴ ロータイプ」
第二子が誕生したばかりのパパキャンパー加茂さんは、ゴードンミラーの人気商品「スタッキングトランクカーゴ ロータイプ」をピックアップ。
サイズ展開が豊富なスタッキングトランクカーゴから、40Lと18Lを愛用している理由や何を入れているか聞いてみました。
加茂:以前までハードコンテナは持っていなかったのですが、家族が増えたと同時に荷物も増えて限界を感じはじめまして……。
ちょうど2022年にリニューアルしたトランクカーゴのLOWタイプが気になり、実際に直営店で車の荷台に入れて試したところジャストサイズだったので即購入しました!
これにしてからギアのパッキングや積載が圧倒的にラクになりました。40Lの上に18Lが2つ乗せられ、短辺と長辺のいずれにもベルトガイドが付いているので移動中の荷崩れの心配もありません
40LにはガスやLEDランタン系の小物類を、18Lには食器類や焚き火類など、種類ごとに分類して収納しています。
なので「あれどこだっけ?」とモノが迷子にならず、キャンプでの快適度が上がりました
ちなみに別売りの専用仕切り板も超優秀。中身のごちゃつきを解消し、取り出しやすく、各ギアの定位置が決まってくるので片付けもしやすくなります
蓋の耐荷重は100kgなので、スツールとしても活用可能。高いものを取るときのステップにもなります。
テーブルとして使うことも多く、蓋の外周に縁取りがあるため傾斜のある地面でもお箸やコップなどの転がり落ちを防いでくれます
サイトにそのまま置いてもスタイリッシュで、マルチに使えるトランクカーゴ。荷物が多くなりがちなファミリーキャンパーはもちろん、ソロキャンパーのサブテーブルやグループキャンプのスツールとして幅広く活躍してくれますね。
ゴードンミラー スタッキングトランクカーゴ ロータイプ 40L
ゴードンミラー スタッキングトランクカーゴ ロータイプ18L
▼ゴードンミラー「スタッキングトランクカーゴ ロータイプ40L」はこちら
▼ゴードンミラー「 スタッキングトランクカーゴ ロータイプ18L」はこちら
焚き火も料理もとことん楽しめる1台!
ユニフレーム「薪グリルラージ」
CAMP HAKCのYouTubeメンバーとして活動するムッシュさん。動画ではギアオタクとしてソロキャンパー向けのギアを中心に紹介していますが、今回選んだのはユニフレーム「薪グリル ラージ」。
ソロキャン寄りのギアが多いというムッシュさんが惹かれたラージサイズの魅力とは?
ムッシュ:ユニフレーム「薪グリル ラージ」の魅力は3つ。1. とことん焚き火が楽しめる。2.焚き火調理が快適。3. 見た目のかっこよさ。このバランスさが自分の中でドンピシャだったので購入しました
燃焼効率を求める焚き火台ではないが故に、うまく焚べないと火力が落ちてしまうので火を育てる楽しみもあります。
両サイドにハンドルが付いているため移動がしやすく、灰を捨てに行くときも運びやすく重宝しています
ソロ用のコンパクトな焚き火台だと鍋やフライパンは1つしか乗せられませんが、これは横幅が広い分同時調理がしやすいです。
BBQグリルのように端と端で火力に差を持たせることもできるので、高火力で一気に炒める中華料理は特に相性がいいんです
あとは、デザインのカッコよさにもそそられます。「飛行機の操縦席」みたいな、いわゆる「コックピット感」がたまらないんです。
向こう側から見えないという状態も良く、以前まで陣幕の購入も検討していたのですが「これなら見えないしいいか」と思うようになりました
キャンパーの理想が存分に詰まったユニフレームの薪グリル。人が増えても、風が強まっても、どんな状況でも使い勝手良くマルチに対応できる1台ですね。
ユニフレーム 薪グリル ラージ
家の寝心地がキャンプでも実現!
モザンビーク「プレミアムスウェードピロー」
CAMP HACKチャンネルのメンバーである、ちゃんみおさん。優雅で快適なアスガルドを愛用しているも、なかなか寝付けないという悩みが。そんな彼女を救ったのが、モザンピーク「プレミアムスウェードピロー」。
実際に12種類もの枕を試してたどり着いたアイテムとのことで、その理由やポイントについて教えてもらいましょう。
ちゃんみお:以前まで寝袋の収納袋に着替えを入れて、枕代わりにして寝ていました。が、なんだかフィットしなくて寝つきが悪く、翌朝首や肩が痛くてスッキリと起きれなかったんです。
そこで、動画の企画で計12種類の枕を試してみることに。その中で1番良かったのが、この枕でした
厚みは約12cmと、低すぎず高すぎずちょうどいい感じ。肌に優しく滑らかな起毛生地が気持ちよく、程よく頭にフィットし包み込まれるような感覚の枕です。カバーは洗濯機で丸洗い可能なので、清潔に保つことができます
低反発のメモリーフォームだから、袋から出すだけですぐに使えるのもポイント。
膨らます手間がなく、いつでもフカフカ状態で極上の寝心地が味わえます。収納時は端から圧縮しながら巻いていけば、収納バッグにすっぽり入ります
コンパクトなSサイズと、寝心地重視のMサイズ。私はMサイズを選びましたが車でキャンプへ行くなら気にならない大きさと重さです
キャンプで質の良い睡眠がとれると、朝からテキパキ動けて撤収もスムーズに進んだりと良いことづくし。気になった方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
モザンビーク プレミアムスウェードピロー Mサイズ
このヘッドライトなら、大アリです!
マイルストーン「MS-G2」
元アウトドアショップ店員のじゅんじゅんさん。数え切れないほどのキャンプギアを見てきた彼が選んだのは、マイルストーン「MS-G2」。
選んだ理由やお気に入りポイントを聞いてみましょう。
じゅんじゅん:キャンプ場の夜は真っ暗。でも何かと作業することが多いですよね。両手が空くヘッドライトが役立ちますが、頭に巻きつけるのはなんだか窮屈で……。そんなときにこのヘッドライトに出会いました
購入の1番の決め手は、ゴムバンドを外して付属のクリップにチェンジできること。
そうすることで帽子のつばや胸ポケット、カバンなどに取り付けることができます。頭や胸に「固定」しているので、首にLEDランタンをぶら下げるスタイルより安定して照らすことができます
さらに重量はわずか28g。帽子につけてもズレないどころか、あまりの軽さにつけていたことを忘れるほど……! 電球色が変更でき、明るさも400lmと申し分なし。シーンに合わせて使い分けできます
マイルストーン MS-G2
あなたのベストギアは?
何か気になったキャンプ道具はありましたか? キャンプのちょっとしたストレスを解消したり、探し求めていたものを見つけたりと、キャンプ道具を選ぶのも楽しみのひとつ。
みなさんもぜひ家族や仲間と「最近こんなの見つけたよ〜」など情報共有してみてはいかがでしょうか。