1. 柵がなければ脱走しないようにリードをつけておく
リードを外して自由に過ごせる柵を設けたキャンプ場もあります。が、多くの施設ではそれがないのがほとんどです。
基本的にキャンプ場はトラブル防止のため、ワンちゃんにはリードをつけることを義務付けています。クルマやテントの中など放し飼いしないところ以外は、リードをつけるようにしましょう。
2. 日陰に入れ、こまめに水を与える
夏は当たり前、そのほかの季節でも愛犬はタープの下など日陰に入れ、水をこまめに与えましょう。
短毛のワンちゃんは、直射日光をもろに受け続けると皮膚病になりやすく、一方の長毛のワンちゃんは毛に熱を帯びやすく、暑さで脱水症状が出ることがあります。また、蒸し暑い場所に長時間いるのも危険です。その点を踏まえ、ワンちゃんの居場所を検討しましょう。
3. 拾い食いしないように目を離さない
キャンプ場には、街中にはない様々な植物が生えています。拾い食いをするワンちゃんは、目を離すとそういったものにすぐに口にくわえてしまい、誤飲を引き起こしかねません。サイトにいる際は目を離さないように注意しましょう。
もしトイレや調理などでその場を離れる場合は、折りたたみゲージ やキャリーケース に入れるなど拾い食いしないようにするのがおすすめです。
食事、就寝時の気をつけるべきポイント【4〜7】
次に、食事や寝るときに気をつけるべき点をご紹介します。
4. ワンちゃんのNGフードを確認しておく
ネギやチョコレートは、ワンちゃんにとって毒であるのは常識。また、塩分や甘味の多い食べ物は、血糖値の低下や肝不全を引き起こしやすく、生の肉や魚は病原菌がいることも多いためNGです。
そういったNGフードを知っておかないと、後々後悔することになりますので、事前知識を把握しておきましょう。
ちなみに筆者は、愛犬に普段与えないウェットフード(缶詰やパウチに入ったもの)を夕・朝食と2回連続与えてしまったところ、昼に下痢を起こして処理に追われた苦い経験があります。ウェットフードはNGフードではありませんが、慣れていない食べ物は消化器官が適応できないことがあるので、与える際は1食のみにするなど気をつけましょう。
5. ローテーブルでの食事は盗み食いに注意
ローテーブルでの食事中に愛犬が立ち上がり、テーブルに置いてあったNGフードを食べてしまった、という話を聞きます。ローテーブルの高さはおおむね45cmで、小型犬でも立ってしまえば取ってしまうことがよくあります。
キャンプで食事を取る際は、愛犬が立って取りやすい位置に食べ物をおかず、中央に寄せたり、ゲージやキャリーケースに入れておくなどして対策しておきましょう。もしくは、食事のタイミングにご飯を与え、食後すぐにおもちゃやデンタルボーン を与えたりなどして、テーブルに目を向けないようにするのも手です。
6. 就寝する前に散歩をしてトイレを済ませておく
慣れていない場所は、ワンちゃんも緊張するもの。ましてはテントの中となれば、風や木々が擦れる音などで眠れなくなることもしばしば。人も同じですね。
起きている時間が長いと、消化器官が働いているため排泄物も出やすくなります。となると、寝ている間にテントの隅に何か落ちているかも……。
寝る前には、短時間でもいいので散歩をして、トイレを済ませておきましょう。ちなみに筆者は、初めてテントの中で愛犬と一緒に寝ようとした際に、寝袋の上でおしっこをされた苦い経験があります。
7. 犬が寒くならないように防寒対策を万全に
家で生活しているワンちゃんだと、寒暖差による適応に慣れるのに時間がかかる可能性があります。特に、避暑地や標高の高い場所だと、日中と夜との気温差にワンちゃんもびっくりすることもあるでしょう。
ブランケットや毛布、そのほか暖かい道具を多めに用意し、夜の寒くなった際に愛犬を暖めるように心がけましょう。
愛犬と一緒に楽しいひと時を!
最初は愛犬とのキャンプで四苦八苦することもあると思います。しかし、何度か経験すると相性や苦手なことが理解できるようになり、慣れれば笑顔で一緒に過ごせるようになります。
これまで紹介したのは最低限のマナーや注意点にすぎません。もちろん楽しみ方もたくさんあります! ぜひ愛犬とのキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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