【レインスーツ vs ポンチョ】キャンプで本当に使えるレインウエアはどっち？ 徹底比較してみた（2ページ目）

【第1試合】レイン早着替え対決！

サイトの設営や撤収中に、いきなり雨に降られることもありますよね。ということで、まずは着るところから！　最初の勝負は、レインウエアの装着スピードを競ってもらいましょう。

ダイワのレインウエアは、コンパクトに畳めたり、付属のスタッフサックに収納されているので、その状態から始めてもらいます。ではスタート！

スタッフサックから取り出すまでは、ほぼ大差ありませんが、着用シーンで一気に差が出てきました。レインスーツけっそん、焦りが顔に出ています……

結果は、ご覧の通り、ポンチョの圧勝！　やはり頭からざっくり被るだけで完結するポンチョの方が、着用スピードでは有利のようです。なんとレインスーツの半分くらいの時間で着用することができました。

ポンチョ
武田

雨が降ってきたと思ったら、秒で羽織れる！ これがポンチョの最大の利点ですよ。

レイン
スーツ
けっそん

ぐぬぬぬ……！

着用スピード重視ならポンチョ！

両アイテムで様々な特性がありますが、着用スピードを重視したい人にはポンチョがオススメのようです。

しかもダイワのバリアテック®ポンチョは、裾部分がスナップボタンになっているため、脱ぐときはさらにスピーディ。

ポンチョ
武田

これもポンチョならではの機能ディテール。防風性が高いから、広げて簡易的なタープにしてもいいかも

一方、レインスーツも最新モデルは、従来の2.5層加工よりも更に快適な裏面加工が施されているため、肌離れがよくスムーズに着脱可能。

レイン
スーツ
けっそん

半袖シャツの上から着用しても汗でベタつかないから、スッと着れますよ。

【第2試合】シャワーで水かぶり対決！

続いては、レインウエアの本領を発揮する防水・撥水性の勝負です。とはいえ、本日は晴天なので、5分間シャワーを浴び続け、表面の生地の状態や浸水具合、足元への影響を比較してみます。

ということで、両者共にフードを被り、キャンプ場にあるシャワーを使って、雨体験スタート！

ポンチョ
武田

悪いがみなさんの期待通りにはならん……！

レイン
スーツ
けっそん

みなさんって誰だよ！

ダイワのレインスーツは、透湿防水性能を備えたレインマックス®︎素材だけに、かなり余裕の雰囲気。とはいえ、ポンチョの撥水性も負けていません。いい感じに水を弾いています。

3分経過……。レインスーツけっそんが不敵な笑みを浮かべるなか、ポンチョ武田はシャワーの水圧が強過ぎてメガネが外れそうです。

降り注ぐシャワーの雨は、まるで集中豪雨です。風になびく向日葵、遠くに聞こえる蝉の合唱、あの日もこんな夏だった……。はたして勝敗は？

5分経ったので終了！　ということで各々の状態をチェックしみましょう。

レインスーツはまったくもって濡れていません。サスガです！

一方、ポンチョも、しっかり撥水して、上半身は濡れていません！　……しかし、残念ながらパンツの膝下が濡れてしまいました。

レイン
スーツ
けっそん

足元の雨を制するものが、キャンプ用レインウエアを制する……。長靴があれば最強布陣ですね！

ポンチョ
武田

秋冬は確かにそうかもだけど、夏キャンプはショーツ＆サンダルのスタイルもあるから！

しっかりガードしたい人はレインスーツ！

ということで、足元までしっかりガードしたい人は、レインスーツがオススメです。

しかもレインマックス®レインスーツは、袖のベルクロが袖口からの浸水を軽減し、パンツのファスナーの裏には浸水防止の三角マチを搭載。着座時のフロントファスナーからの浸水を最小限に抑えてくれます。バイクの運転にもいいかも……！

しかしバリアテック®ポンチョも負けていません。胸元のジップには止水ファスナーを採用しているため雨の侵入を許しません。

次の対戦に備えて休憩するために、ズブ濡れのままチェアに座ろうとした2人……。しかし、すんなり座れたのはポンチョ武田のみ！

そう、ポンチョならチェアごと覆い被されば、そのまま座れるけど、レインスーツは着たまま着席すると、チェアの座面を濡らしてしまうのだ。

ポンチョ武田、試合には負けたけど、まさかの勝負には勝ったパターン？　さあ、4番勝負も折り返し。3ページ目に進んで、決着をみんなで見届けましょう！
チェアにそのまま座れるポンチョの詳細はこちら！