「真空パネル」こそが最強の断熱材
一般的にクーラーボックスに使われている断熱材は主に3種類あります。【発泡ポリスチレン(スチロール)】、【発泡ウレタン】、そして今回切断する【真空パネル】。
その中では、断熱効果が最も高いとされるのが真空パネル。ご覧の通り、長期間のキャンプでもまったく氷が溶けません。
けっそん
ICEBOXシリーズは上位機種に真空パネルが搭載
シマノの「ICEBOXシリーズ」は、断熱材違いで4段階展開。上位機種から順に並べると、断熱効果は「6面極厚真空パネル+発泡ウレタン」>「3面真空パネル+発泡ウレタン」>「発泡ウレタン」>「発泡ポリスチレン」となり、値段に応じてグレード分けがされています。
真空パネルはどれだけの保冷力なのか
ちなみに、発泡ポリスチレンの保冷力を「1」とすると、発泡ウレタンはその「約1.5倍」、真空パネルにいたっては「約10倍」の力を持つとされています。
ちなみに、キャンプで使用するクーラーボックスに使われる断熱材で、1番ポピュラーなのは「発泡ウレタン」。1泊2日程度を過ごす際、過酷な炎天下でない限りは「発泡ポリスチレン」でも十分な保冷力とされています。ともすると、「真空パネル」の約10倍の保冷力というのは、キャンプ界では未踏の領域となるわけです。
そりゃあ、炎天下でもプレーすることが多い釣りの現場で多く使われるワケだ……。
シミズ
けっそん
「薄型なのに最強クラスの保冷力」、そのワケは?
「ICEBOXシリーズ」は一般的なクーラーよりも容量効率が高く、最大内寸が広いのが特徴。
特に「PRO」は「6面極厚真空パネル+発泡ウレタン」という二層構造にもかかわらず他メーカーよりも壁が薄く、なおかつ最強の保冷力を発揮してくれます。
けっそん
シミズ
けっそん
シミズ
発泡ウレタン×真空パネルの二層構造にもかかわらず、そこまで重くないことにも気づくけっそんは、ひょいとクーラーボックスを持ち上げニヤリ。「切ってくれる、良いところを思いついたよ!」。
今回切断するクーラーボックスはこちら
なぜ最強なのか……真空パネルの内部に迫る!
後日、「ICEBOX PRO」を抱えたけっそんが向かった先は、「切れないものはない!」と豪語する東京・麻布の「日本切断研究所」。
自慢のダイヤモンドソーを駆使してあらゆるものを真っ二つにしてしまうとか。「真空パネル」とは何者なのか……ここなら解明できるはず!
けっそん