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最強クーラーボックスを真っ二つにぶった斬ってみたら…「保冷力の秘密」が判明しました(2ページ目)

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「真空パネル」こそが最強の断熱材

氷の入ったクーラーボックス

一般的にクーラーボックスに使われている断熱材は主に3種類あります。【発泡ポリスチレン(スチロール)】、【発泡ウレタン】、そして今回切断する【真空パネル】。

その中では、断熱効果が最も高いとされるのが真空パネル。ご覧の通り、長期間のキャンプでもまったく氷が溶けません。


けっそん
炎天下でも氷が溶けてない。さすがは真空パネル!

ICEBOXシリーズは上位機種に真空パネルが搭載

ICEBOX 断熱材

シマノの「ICEBOXシリーズ」は、断熱材違いで4段階展開。上位機種から順に並べると、断熱効果は「6面極厚真空パネル+発泡ウレタン」>「3面真空パネル+発泡ウレタン」>「発泡ウレタン」>「発泡ポリスチレン」となり、値段に応じてグレード分けがされています。

真空パネルはどれだけの保冷力なのか

ICEBOX 種類

ちなみに、発泡ポリスチレンの保冷力を「1」とすると、発泡ウレタンはその「約1.5倍」、真空パネルにいたっては「約10倍」の力を持つとされています。

ちなみに、キャンプで使用するクーラーボックスに使われる断熱材で、1番ポピュラーなのは「発泡ウレタン」。1泊2日程度を過ごす際、過酷な炎天下でない限りは「発泡ポリスチレン」でも十分な保冷力とされています。ともすると、「真空パネル」の約10倍の保冷力というのは、キャンプ界では未踏の領域となるわけです。

そりゃあ、炎天下でもプレーすることが多い釣りの現場で多く使われるワケだ……。


シミズ
釣り好きとしては、クーラーといえばシマノ一択。信頼できる。


けっそん
それにしても、10倍の保冷力って、どんだけすごいの?

「薄型なのに最強クラスの保冷力」、そのワケは?

クーラーボックス 厚み

「ICEBOXシリーズ」は一般的なクーラーよりも容量効率が高く、最大内寸が広いのが特徴。

特に「PRO」は「6面極厚真空パネル+発泡ウレタン」という二層構造にもかかわらず他メーカーよりも壁が薄く、なおかつ最強の保冷力を発揮してくれます。


けっそん
壁厚を測ってみると3.5cmちょっと……。


シミズ
明らかに、他のクーラーよりも薄い。だからたくさん入るんだよね。


けっそん
なのに保冷力は最強って、不思議!


シミズ
やっぱり、中を見たいよね~。

クーラーボックスを持つ男

発泡ウレタン×真空パネルの二層構造にもかかわらず、そこまで重くないことにも気づくけっそんは、ひょいとクーラーボックスを持ち上げニヤリ。「切ってくれる、良いところを思いついたよ!」。
今回切断するクーラーボックスはこちら

なぜ最強なのか……真空パネルの内部に迫る!

クーラーボックスを持つ男

後日、「ICEBOX PRO」を抱えたけっそんが向かった先は、「切れないものはない!」と豪語する東京・麻布の「日本切断研究所」。

自慢のダイヤモンドソーを駆使してあらゆるものを真っ二つにしてしまうとか。「真空パネル」とは何者なのか……ここなら解明できるはず!


けっそん
時が来た! 真空パネルの正体を暴いてやるぜ!

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