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【次に来る】パップテントのデメリットを克服した進化系テント7選

“軍幕”をルーツとするがゆえ、質実剛健なイメージが強いパップテント。ですが、実は今、そんなパップテントに新たなムーブメントが起きているんです! 

シンプル構造で設営しやすい反面、狭くて居住性が低いというパップテントの弱点を、見事に克服した“進化型”パップテントたち7選、じっくりご紹介しちゃいます。

 

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目次

アイキャッチ画像出典:Instagram by@takeshi_takegawa

パップテントに、新たなムーブメントが?!

ソロベース

出典:Instagram by@tomobei_no_heya

米軍や独軍などが、いわゆる“軍幕”として使っていたのがルーツの「パップテント」。軍用だっただけに、設営が簡単で雨風を凌げることが優先され、“質実剛健”で“男前”なイメージの強いテントですよね。

じつは今、そんな「パップテント」に新たなムーブメントが起こりつつあるのをご存知でしょうか?

いわゆる「パップテント」ってどんなテント?

ソロベース

出典:POMLY

パップテントの新たなムーブメントについてご紹介する前に、いわゆる一般的な「パップテント」について少しおさらいを。

本体はポール2本で、キャノピー使用時でもポール4本とシンプル設計なのでとにかく設営が簡単。パーツが少ない分収納サイズもコンパクトで、ソロキャンパーに人気の高いテントです。

ソロベース

出典:Amazon

一方で、天井が低くリビングスペースはほぼキャノピー下のみ。寝室も大人1人が就寝できる最小限の広さなので、居住性が低くソロ以外には不向きといったデメリットが。

また、昔ながらのコットン素材のタイプが多く、ヴィンテージ派キャンパーにはそれも魅力ですが、耐水性や速乾性、重さなどの機能面では最新機能素材に劣ります。

デメリットを克服した“進化型”パップテントとは?

パップテント

出典:Instagram by@takeshi_takegawa

そんなパップテントですが、じつは今、シンプルで設営しやすい構造はそのままに、デメリットである狭さや機能面を克服した“進化型”パップテントが続々ラインナップ。

サイズも、デュオキャンプから宴開幕に使えるタイプまでじつに幅広く、素材やカラバリも豊富に。従来の男前イメージを覆す、ナチュラルインテリア映えするタイプまで登場し、新たなムーブメントになっているんです。

そこで今回は、そんな進化型パップテントを厳選。7つの注目アイテムをご紹介していきます!

デュオやゆったりキャンプにはこれ!

まずは、デュオキャンプから“ゆったりソロキャンプ”におすすめな進化型パップテントからご紹介します。

ワンティグリス「ソロホームステッド」

ワンティグリス「ソロホームステッド」

ワンティグリス「ソロホームステッド」

出典:Instagram by@takeshi_takegawa

まずは、コスパの高さとユニークさが人気のワンティグリスのテントからご紹介! サイドから見るとよくわかるのですが、こちらのテント、なんと奥行きが240cm。一般的なパップテントのおよそ1.5〜2倍もあるんです。

そのため、コットを縦に2台入れてもまだ余裕のスペースが。高さも160cmあるので、地べたに座らなくてもチェアスタイルでゆったり過ごせます。

ワンティグリス「ソロホームステッド」

出典:Instagram by@ki_n_o_camp

素材もナイロン製とTC(ポリコットン)製の2種がラインナップ。TCタイプには煙突穴付きで、着脱可能な専用グランドシートが付属。

軽さや耐水製を求めるならナイロン製を、薪ストーブをインストールして冬のおこもり幕にしたいならTC製と、より自分にフィットするタイプが選べるのも魅力です。

ワンティグリス ソロホームステッド

●収納サイズ:約58×20×20cm ●使用サイズ:約400(L)×240(W)×160cm(H) ●重量:約4.3kg ●耐水圧:約1500mm ●素材:生地/50Dリップストップポリエステル生地・YKKジッパー、テントポール/7075アルミニウム合金

ワンティグリス ソロホームステッド TC 煙突穴付き

●収納サイズ:約59×23×23cm ●使用サイズ:約L400×W240×H160cm ●重量:約8.5kg ●耐水圧:約350mm−400mm ●素材:TC ポリコットン生地、YKKジッパー、アルミ合金アクセサリー、テントポール/7075アルミニウム合金
▼「ソロホームステッド」について詳しくはこちらもチェック!

ダックノット「ハンティングヘキサ TC /SW」

ダックノット「ハンティングヘキサ TC /SW」

ダックノット「ハンティングヘキサ TC /SW」

出典:Instagram by@ducknot.jp,Instagram by@ducknot.jp

続いては、軍幕の無骨な雰囲気はそのまま踏襲しつつも、着脱可能な前幕が作る直方体の前室により、ベイカーテント的な居住性を確保した斬新テント。

SPLASH FLASHなどを手がける株式会社ランケットによる新鋭ブランド「ダックノット(DUCKNOT)」のアイテムです。前幕なしの奥行きも340.6cm、最高部の高さは210cmと、かなりの広さ。

ダックノット「ハンティングヘキサ TC /SW」

ダックノット「ハンティングヘキサ TC /SW」

出典:SPLASH FLASH

しかも、この前幕アレンジのバリエーションも豊富で、まるで連結式陣幕のようにプライバシーを確保しつつ星空を眺めるなんて使い方もOK。

デュオのみならず、ファミリーで軍幕の渋さを楽しめる画期的なアイテムです。

ダックノット ハンティングヘキサ

素材ハイブリッドT/C ポリエステル65% 綿35% 糸撥水加工
使用時サイズ400×210×346cm
収納時サイズ77×26×28cm
重量約12.6kg

「ハンティングヘキサTC/SW」の詳細はこちら

▼「ハンティングヘキサTC/SW」について詳しくはこちらもチェック!

ポモリー「STOVEHUT 70 パップテント」

ポモリー「STOVEHUT 70 パップテント」

ポモリー「STOVEHUT 70 パップテント」

出典:POMOLY

そしてもう1つ、昨年日本上陸を果たした注目ブランド「ポモリー(POMOLY)」の人気アイテムも要チェック!

ポモリー「STOVEHUT 70 パップテント」

出典:POMOLY

薪ストーブがちょうど前室的なサイドエリアにインストールできる構造で、居住スペースとの間にはメッシュパネル付きのドアが。しかも、居住部分はお座敷スタイルも可能な床付き。

高さこそ130cmとやや低いものの奥行きは150cmあり、大人2人が就寝するのに十分な広さを確保。デュオ・パップテント・薪ストインストールというキーワードにマッチするテントを探していた人には、イチオシです。

「STOVEHUT 70 パップテント」の詳細はこちら

DOD「SOLO SOUL WOWWOW」

DOD「SOLO SOUL WOWWOW」
出典:DOD

ありそうでなかった、をタイムリーに叶えてくれるDOD「SOLO SOUL WOWWOW」は3.4×3mの広々としたテント。最大の特徴は、2本ではなく4本のポールを用いる点。

4辺の壁をほぼ垂直に立ち上げてくれるので、ソロキャンプには十分すぎるほどの居住スペースを実現してくれます。

DOD「SOLO SOUL WOWWOW」

出典:DOD

天井が高くなっている前方だけでなく、後方のパネルも全開にできるのもポイント。夏の暑い日でもオープンタープに近い状態で風を通してくれます。

ちなみに生地にはTC素材を採用。スカートもしっかり備わっているので、季節を問わず快適に過ごすことができるでしょう!

DOD「SOLO SOUL WOWWOW」

DOD「SOLO SOUL WOWWOW」

出典:DOD

そしてさらに、前後のドアパネルは別売のポールで跳ね上げが可能。リビングスペースをさらに拡張させて、屋根の下でまったり焚き火を愉しむ、なんて使い方もできるんです。ゆとりある空間でソロキャンプを楽しみたい、という方にぜひおすすめしたい一幕です。

「SOLO SOUL WOWWOW」の詳細はこちら

宴会幕にもなるビッグモデルも!

そしてここからは、パップテントの構造はそのままに、宴会幕にもなるレベルのビッグサイズモデルをご紹介します!

DOD「ヨンヨンベース」

DOD「ヨンヨンベース」

DOD「ヨンヨンベース」

出典:Instagram by@dod.camp

続いて紹介するこちらの「ヨンヨンベース」もDODのアイテムで、幅4.2×奥行き3.7×2.1mという超ビッグサイズ。1枚目画像からもわかるとおり、同ブランドの「フカヅメカンガルーテント」を入れても余裕の約10畳という広さです。

DOD「ヨンヨンベース」

DOD「ヨンヨンベース」

出典:Instagram by@dod.camp,Instagram by@dod.camp

前後ドア部分はフルメッシュ&フルオープンできるから、シェルタータープのような使い方も可能。ただし、奥行きがある分、本体を支えるポールは4本でキャノピー用にはさらに2本の別売りポールが必要に。

けれど、収納時は幅50×奥行き24×高さ27cmとコンパクトで、ツーリングでも携行できるサイズなのが驚きです。ブラウン・ライトグレー・ブラックの3色とカラバリも豊富で、“軍幕”のイメージとはまったく違うインテリアが楽しめます。

「ヨンヨンベース」について詳細はこちら

▼「ヨンヨンベース」について詳しくはこちらもチェック!

ハイランダー「A型フレーム グランピアン」

ハイランダー「A型フレーム グランピアン」

ハイランダー「A型フレーム グランピアン」

出典:Instagram by@hilander_official

オリジナリティと高コスパが魅力のハイランダーからも、大型パップテントがリリースされていますよ! この「A型フレーム グランピアン」は、DOD「ヨンヨンベース」よりさらに大きく、なんと幅650×奥行き330×高さ250cm。

内部空間は、3人用のインナーテントが2つ楽に入るスペースを実現しているんです。

ハイランダー「A型フレーム グランピアン」

出典:Hilander

さらに特筆すべきなのは、左右のポールが二股になった「A型フレーム」を採用している点。そのおかげで、左右からの出入りときもノンストレス。デッドスペースが多いツインポールの弱点を克服し、レイアウトの自由度も飛躍的にUPしています。

また、ブラウンのポリエステルタイプと、ナチュラルなオフホワイトのポリコットンタイプの2種がラインナップ。よりキャンプスタイルにマッチするタイプが選べるのも魅力です。

ハイランダー A型フレーム グランピアン2

サイズ約W650×H250×D330cm
収納サイズ約W67×H35×D35cm
重量約11.2kg
付属品収納袋、メインポール(2本)、ペグ(21本)、ガイロープ(9本)、ビルディングテープ(3本)

ハイランダー A型フレーム グランピアン ポリコットン

●使用サイズ:約W650×H250×D330cm ●収納サイズ:約W70×H35×D35cm ●重量:約21.2kg ●素材:ポリエステル65%、コットン35%(本体生地、収納袋)スチール(ポール/直径約22mm)
▼「A型フレーム グランピアン」について詳しくはこちらもチェック!

これもパップテント?こんな変わりダネも!

最後は、一見パップテントには見えないけれど、その実パップテントのDNAを受け継いでいる変わりダネテントをご紹介します。

ゼインアーツ「オキトマ2」

ゼインアーツ「オキトマ2」

ゼインアーツ「オキトマ2」

出典:ZANE ARTS

こちらは、入荷即完売を繰り返すゼインアーツの大人気テント。メインとサブのアーチポールが2本ずつに、それを補強するリッジポールが2本クロスしており、ポール構造的には、トンネルテントの1種とも言えるんですが……。

よく見ると、インナーテントが本体の中を縦断するような配置に。寝室とリビングとを横分割ではなく縦分割するスペースの使い方、発想がパップテントと似ていますよね。

ゼインアーツ「オキトマ2」

ゼインアーツ「オキトマ2」

出典:ZANE ARTS

また、幅395×奥行き280cmとしっかりデュオキャンプにも対応するサイズながら、高さは140cmと低め。設営しやすくロースタイルがフィットする高さも、パップテント的。

それでいて、やや立ち上がった両端の壁により居住性がUP。さらに、完全自立式で地面のコンディションが悪い場所でもより設営しやすいなど、随所にゼインアーツならではの工夫が光る個性派です。

「オキトマ 2」の詳細はこちら

▼「オキトマ 2」について詳しくはこちらもチェック!

ヨカ「YOKA CABIN」

ヨカ「YOKA CABIN」

ヨカ「YOKA CABIN」

出典:Instagram by@yoka_twelvetone

最後は、「YOKA TIPI」テントや焚き火台が人気「ヨカ」の新作アイテムです! こちらは、ベイカーテントのスタイルにパップテントの構造を見事に掛け合わせ、居住性を高めたテントなんです。

最も特徴的なのが、左右非対称のアシンメトリースタイル。薪ストーブをインストールする場合はハーフクローズした右側に配置し、左側のみキャノピーを張り出せる設計に。

ヨカ「YOKA CABIN」

ヨカ「YOKA CABIN」

出典:YOKA

さらに、背面内側のサブポールによって、パップテントでは斜めに迫ってくる壁を立ち上げて居住性をUP。また、寝室と前室の間にも仕切り幕があり、フルオープン・ハーフオープン・サイドオープンなど七変化。シチュエーションに合わせて、実に多彩な設営が可能です。

火の粉に強いTC素材の生地は、男前なダークカーキとノスタルジックなアイボリーの2色展開。デュオからファミリーまで、マルチに対応できるテントです。

ヨカ YOKA CABIN

●使用サイズ:W355×D270×H220 ●収納サイズ:950x250x250mm ●重量:12kg ●材質:TC ●カラー:ダークカーキ、アイボリー
▼「YOKA CABIN」について詳しくはこちらもチェック!

パップテントの新たなムーブメントを見逃すな!

パップテント

出典:Instagram by@takeshi_takegawa

構造がシンプルで設営しやすいというメリットはそのままに、狭さや居住性の低さをさまざまな発想で克服した“進化型”パップテントたち、いかがでしたか?

あなたも、パップテントの新しいムーブメントを見逃さず、より自分にフィットするテントを見つけてみてくださいね!

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