気温の変化が激しいキャンプの羽織りに最適な中綿ジャケット
日進月歩の技術力によって、次々と新しい機能が開発される昨今のアウトドアウエア。その中でも特に注目したいのが「化繊」です。
その名の通り、化学によって生まれる素材ですが、天然の羽毛や繊維にはない魅力が詰まっています。
今回はその化繊が持つメリットに加え、珠玉の機能美をまとった最新アイテムをご紹介!
化繊ウェアのメリットその1:へたりにくい、手入れが楽
ダウンだと水に濡れると収縮してしまい保温力が低下しますが、“プリマロフト”をはじめとする化繊の中綿は耐水性が抜群。常に暖かさをキープしてくれます。
しかも、羽毛と違って自宅で気軽に洗濯ができる、お手入れが楽なイージーケアも魅力です。
化繊ウェアのメリットその2:デザインが豊富
あらゆるブランドが化繊の素材を使っているため、シーズン毎にリリースされているアイテムが豊富にラインナップ。それだけにお気に入りの一着に出会うことができ、毎日の着こなしを彩ってくれます。
いまやダウン顔負けの保温力!
これまで化繊は重くてかさ張るというイメージが強かったものの、ここ最近は各社がしのぎを削って高機能な中綿を開発。今では軽くて薄くて暖かいという理想のスペックを実現することで、ダウン顔負けの性能を誇る化繊が使われています。
筆者おすすめの5つのウェアをご紹介
各ブランドが展開する、アウトドアでも街でも着用できる化繊のインサレーションをピックアップ。軽いうえに暖かく、春は気軽に羽織れるライトアウターとしても活躍してくれるものばかりです。
ザ・ノース・フェイス「メドウウォームシャツ」
軽くてしなやかなパーテックスを表地に用いたシャツ型デザイン。胸元にワンポイントで落とし込んだロゴデザインがアクセント。
V-MOTION
化繊をアコーディオン状に形成することで、ストレッチ性と嵩高性を両立した中綿。汗や湿気、雨などの水濡れに強くて軽量性に優れるため、ソフトな着心地が楽しめます。
ザ・ノース・フェイス メドウウォームシャツ
スノーピーク「フレキシブルインサレーションカーディガン」
寒時期にはミドラーとしても着回せるカーディガンタイプ。表地・裏地・中綿すべてにストレッチ素材を落とし込むことで、キャンプ時には着用したまま眠れるほどの快適な着用感が実感できます。
3D構造ストレッチ中綿
螺旋構造に仕上げた4種類の繊維が複雑に絡み合うことでボリューム感がアップ。多くの中綿を使用せずとも優れた保温性を約束します。
スノーピーク フレキシブルインサレーションカーディガン
グリップスワニー「FPリップストップパーカ」
軍も使用するタフな難燃ファブリック“ブレイズシールド”を用いた焚き火仕様の一着。同ブランドを代表するアイテムで知られるグローブがスムーズに収納できるよう、開口部が広々としたポケットがフロントに装着されています。
THERMO LITE
マカロニ状の空洞になった形状により、暖かい空気を取り込んで逃さず、外部の冷気をシャットアウト。身体から発する熱気を逃さずに保温してくれます。
グリップスワニー FPリップストップパーカ
バンブーシュート「キルテッド セーター ジャケット」
ヘチマ状にキルティングステッチを施したうえ、光沢感のあるナイロンを用いてミリタリー調に仕上げたジャケット。程よく広めのネックと上下に開閉できるダブルジップにより、レイヤードを考慮したディテールを取り入れています。
PRIMALOFT GOLD
超微細マイクロファイバー構造により、暖かな空気層をたっぷりと生み出すプレミアムな中綿。繊細な質感なのでゴワ付くことなく、快適な着心地をキープしてくれます。
バンブーシュート キルテッド セーター ジャケット
ピークパフォーマンス「アルゴン ハイブリッド フード」
北欧ブランドらしいクリーンなデザインが印象的。中綿をベースに汗をかきやすい袖下をフリースで切り替えるなど、着心地を重視したハイブリッドな素材使いがポイントです。
Thermore
イタリアはミラノで創業された中綿メーカーの素材。空気層を多く作り出すことで断熱性を発揮するほか、柔らかなマイクロファイバーだけに表地から繊維が抜けにくいのも特徴です。
ピークパフォーマンス アルゴン ハイブリッド フード
ピークパフォーマンス アルゴン ハイブリッド フード
キャンプでよくある朝夜の寒いシーンに大活躍
「暖かいアウターが欲しいけど、ダウンを使ったものは高すぎて手が出せない」という方にオススメしたいのがインサレーションジャケット。特に薄手のモデルはキャンプシーンで寒さを感じたときにサラッと着られ、突然の雨に見舞われても保温性が失われることがありません。
まだ試したことがない方は、ぜひ化繊を使ったインサレーションジャケットの購入を検討してみてはいかがでしょうか?