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【アウトドアで働く人インタビュー】管理人は非キャンパー女子!?キャンプ場を切り盛りする”ママさん”に密着

山梨県・西湖のほとりにあるキャンプ場「SPORTS TRAIN in Forest camp」。このキャンプ場を2021年の4月に立ち上げ現在に至るまで管理・運営を行っているのは、なんとキャンプ経験なしの女性でした。

なぜ未経験の女性がキャンプ場の運営を任されることになったのか……今回、異色のキャンプ場管理人に取材してきました。

目次

西湖ほとりのキャンプ場「SPORTS TRAIN in Forest camp」

山梨県は富士五湖の一つ西湖。この湖の周辺には多くのキャンプ場があり、中でもレイクビューを楽しめるサイトがある施設などはとても人気があります。

「SPORTS TRAIN in Forest camp」も西湖の周辺のキャンプ場の一つですが、湖は見えません。

 

SPORTS TRAIN in Forest camp
住所:〒4010332 山梨県2196-1
営業:年中無休 チェックイン14時 チェックアウト11時
電話:090-7988-3152
サイト数:13サイト
Instagramu:@sports_train_classic

ここは決してローケーションはよくないかもしれません。このキャンプ場の見どころは……私ですね!笑

そう話すのは、管理人としてキャンプ場を切り盛りする黒木みのりさん。

黒木みのりさん(27) ※記事では黒木さんと呼称

キャンプ歴:なし

勤務歴:2年目
Instagramu:@non0405

 

今回は、西湖のほとりのキャンプ場で奮闘する黒木さんに密着。

どのような経緯でキャンプ場の管理人になったのか、経緯を詳しく聞いていきます。

コロナ禍の危機感の中で芽生えた、キャンプ場構想

聞くと今までキャンプをやったことがないという黒木さん。そんな彼女がキャンプ場の管理人になるまでの話は驚きの連続でした。

私はもともとカフェで働いていたんですけど、コロナ禍で働いていた場所が休業になったんです。そこで、人に雇われていることについて危機感を覚えるようになりました。その中で、「ここで動かなきゃ置いてけぼりになる」と思ったんです。

人が集えるように準備された焚き火エリア

黒木さんはコロナ禍の不安と同時に、今こそ好きなことをはじめるチャンスとも捉えていたそう。

コロナで人が集まることができなくなったとき、気兼ねなく人が集まれる場所をつくりたいと思ったんです。そこで2020年の春に「キャンプ場をやろう」と決心しました。

思い立ったらすぐ行動。クラウドファンディングをスタート。

キャンプ場を作ろうと思い立った後で黒木さんが始めたのは、クラウドファンディングでした。

キャンプ場をやるために、まず始めたのはクラウドファンディング。全部で44人の方から、支援をいただきました。

支援だけでなく、いろんなアドバイスをくれる人もいて。キャンプ場に植えられた木は、そのときの返礼品。支援者様の名前を印刷したプレートを刺しています。

クラウドファンディングで資金を集めたはいいものの、なんとクラウドファンディング終了時には、キャンプ場の土地すら決まっていなかったそう。

そんな中、今の場所でキャンプ場を始められることになったのには、運命的な出会いがあったからでした……。

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