寝袋だけでは寒い!快適に眠れるマットを選ぼう
どんな寝心地がお好みですか?
一口にスリーピングマットと言っても、その種類はさまざま。折りたたみ式のシンプルなクローズドセル、空気を入れて使うエアパッド、勝手に膨らんでくれるセルフインフレータブルなどがあり、それぞれに特徴があります。キャンプで寝心地を重視するなら、エアパッドかセルフインフレータブルの製品が無難でしょう。
それではニーモのマットから、おすすめを紹介していきます!
寝心地とコンパクトさを求めるなら、クウェーザー
厚さがたっぷり9cmもあるエアパッド。地面の凸凹をしっかりと吸収するのはもちろんのこと、コットで寝ているような快適な寝心地を実現するために頭部はちょっと高め、そして両サイドがゆるやかに盛り上がった3D形状です。R値は3.3と高く、それでいて収納サイズは直径12.5、長さ23cmと非常にコンパクト。荷物を小さくしたいけれども寝心地に妥協したくない、そんなキャンパーにおすすめです。
ニーモのエアパッドは、付属のポンプサックを利用することで空気の注入がスピーディに行えます。本体のバルブキャップを外し、ポンプサックの樹脂パーツをはめ込めば準備OK。
実際に空気を注入している様子がこちら。ポンプサックには息で空気を送りますが、ポイントは吹き込み口から15cmほど距離をとること。そうすることで周りの空気を巻き込み、簡単にポンプサックが膨らみます。
あとはご覧の通り、ポンプサックを最後まで丸めるだけ。これを何度か繰り返すだけでセットアップ完了です。
オーラ レギュラーワイド レクタングラー
ニーモを代表するセルフインフレータブル式パッド。収納状態から開放して広げ、バルブを開ければ自動で空気を吸い込んでくれます。仕上げにバルブから口で空気を注入し、好みの硬さに調節することも可能。内部のPUフォームは登山用マットと同じ肉抜き加工が施されていて超軽量(690g)。エアパッドよりも硬めの寝心地を求めるキャンパーにおすすめです。収納サイズは直径15cm×長さ24cm、R値は2.7です。
オーラ レギュラーワイド レクタングラーについて詳しくはこちら
キャンプでもラグジュアリーな寝心地を実現するローマ―XLワイド
極上の寝心地を追求するキャンパーには、こちら。厚さがなんと10cm以上あり、R値は怒涛の6.0。厳冬期のキャンプにも余裕で対応できます。198×76cmとキャンプ用としては最高峰のゆったりサイズで、寝心地はホテルのベッドと遜色ないレベル。かなりの大型パッドですがセルフインフレータブル、かつ前出のポンプサックが付属するので、セットアップに苦労はありません。
ローマーXLワイドには、3つのバルブが。これは大量の空気の出し入れを迅速に行うための工夫です。とはいえポンプサックを使用する仕上げの工程は、前出のクェーザーと同様です。
膨らませている最中の様子です。ある程度まで自動で空気を吸い込んでくれるので、サイズの割には楽ちんなセットアップとなりました。ポンプサックの便利さも大きかったですね。
故障が怖い人はクローズドセルマットも検討を
空気を注入するタイプのマットには、多少の故障リスクがあります。前出の3製品にはリペアキットが付属しますが、はたして自分に修理できるのかどうかという不安が……。
その点、クローズドセルのマットなら何ら心配はありません。ニーモの「スイッチバック」は、硬さの異なるフォーム素材を組み合わせた2層構造により、快適な寝心地とコンパクト収納を実現。裏面には熱を反射するフィルムを配し、またフォーム形状に高さがあることからR値は2.0をマーク。一般的な同タイプの製品よりも暖かく眠れます。
寝つきが悪い人はマクラがあればより快適に!
寝心地にもうひと押しこだわりたいなら、キャンプ用の枕を導入することをおすすめします。
ニーモの「フィッロ」は、重量たったの260gでパッカブル仕様。収納サイズは直径10×15cmと荷物になりません。それでいて使用時は長辺43cmもあり、絶妙の高さもあって家用の枕と同レベルの快適性。より贅沢な睡眠を求めたい場合はチェックしてみてください。
これで春キャンプの夜もぐっすり安眠!
「春眠暁を覚えず」とは言うものの、春キャンプの夜には油断のない対策が必要です。寝具をしっかりと見直して、「暁まで眠れず」とならないようにしたいですね。
さて今回は寝袋とマットをピックアップしましたが、ニーモにはまだまだ注目のキャンプギアが盛りだくさん。ニーモを山岳ブランドだと思っているキャンパーも多いと思いますが、じつは山岳ギアで培った技術を活かした、魅力的なキャンプギアもラインナップしているんです。次回はニーモの新作テントをご紹介します!
撮影協力:RECAMPおだわら
Sponsored by イワタニ・プリムス株式会社