積載量が圧倒的に増えた!アウトドアの幅も広がりました
これまで乗っていた7人乗りミニバンだとキャンプ道具だけでパンパン。他の遊び道具を積む余裕なんて一切ありません。
痺れを切らしてルーフボックスを取り付けたのですが、それでも遊び道具を積み込む余裕がほとんどありませんでした。
ハイエースリノカにしてからは、積載量がグッと増え、キャンプに遊びの要素の追加ができるように!
そのおかげでキャンプに加え、空き時間はSUPを楽しむというスタイルも実現!
インフレーター式とはいえ、収納した状態でも結構な大きさになるSUPボードも荷室に余裕で入ります。なんなら余りのスペースに子どもの自転車も積めそうなくらいです。
車中泊もでき、設営がすごくラクになった
ファミリーキャンプでは大きなテントが何かと便利ですが、設営に手間がかかるのが辛いところ。車中泊メインだとその手間も減って、子どもと遊ぶ時間が増えたり他のことに時間を使えるようになりました。
日中屋外で過ごしたい場合は、カーサイドタープを使えばOK。狭めのキャンプサイトでも十分楽しめるくらいコンパクトなレイアウトで楽しむことができます。
子どもの「テントで一人で寝てみたい!」を叶えられる
子どもの「一人のテントが欲しい」「一人で寝てみたい」という願望。
車中泊仕様のハイエースリノカならそんな子どもの願いも、親の「子どもの自立心を育ててあげたい」という想いも叶えることができますね。
親と一緒に行きたくない! という年頃でも、親は車中泊、子どもはソロ用テントというスタイルなら一緒に来てくれるきっかけにも。
筆者のキャンプでは「今日は誰がテントで寝て、誰が車で寝る?」という相談をすることも増えました。リノカにしてからは、ファミリーキャンプだけどソロキャンプと車中泊のように分かれて楽しむ体験もできるように。
キャンプは体と心のリフレッシュだけでなく、子どもの自主性を育んで、親の見守る力(忍耐力)も養える、親子にとって学びの多い遊びだなと感じています。
ハイエースリノカにして正直気になったこと
良かった反面、気になったことも少しだけありました。
ガソリン代が高くなった
これまで乗っていたトヨタのハイブリッドミニバンは平均燃費14km〜17km/リットル。12年落ちのハイエースバン4WDは平均燃費4km〜7km/リットル。驚くほど走りません。
とはいえ、これも想定内。最新のハイエースの場合は9〜12km /リットルくらい走るそうです。
ハイブリッドカーと比べるのが非常にナンセンスなのでこれ以上は触れませんが、ガソリン代を気にするならおすすめしません。給油回数もクレジットの請求額も増えますよ。
中古車であることの不安
「新車でない以上、何か不具合が発生するのでは?」という不安が、どこか心の片隅にあります。もちろんきちんと整備された状態で納車されているので、そういった心配は不要です。
ただ、これまでにとくに大きなトラブルは起きていませんが、たまたまオイル交換で利用したお店にバッテリーの容量やミッションオイルなどを指摘されたこともあり「問題はないけど、やっぱり新車じゃないから仕方ないよね」という思いがあるのも真実です。
メンテナンスさえしっかりとしておけば長ーく乗れる車なので、この車の個性を理解し付き合っていきたいと思います。
【維持費のリアルな話】これからハイエースの購入を検討している人へ
筆者の経験ふまえ、ハイエースリノカ選びでここを押さえておけば間違いないポイントをご紹介していきます。
ハイエースのワイドと標準(ナロー)ボディ、どっちがいいの問題
ハイエースを購入するにあたり悩むのが、車体をワイドor標準(ナロー)のどちらにするか。はたまた1・4ナンバー(商用車)か3ナンバー(普通車)か。
筆者は「5人乗れたらOK、後ろは全部キャンプ道具or車中泊仕様」というイメージを最初から持っていたので、商用車登録のワイドかナローで検討。最終的にワイドに落ち着きました。
ワイドだと親子3人が余裕で寝られる!
ちなみにワイドタイプだと、後ろのベッドキット部分だけで親子3人は余裕で寝ることができます。
子どもがまだ未就学児なら親子4人も大丈夫! セカンドシートで一人寝ることもできるので、限界に挑戦してみるのも楽しいかもしれませんね。家族で車中泊を目論んでいる方には、ワイドをおすすめします。
ハイエースのボディタイプの違いを詳しく知りたい方はこちらのページをチェックしてくださいね。
車高の高さは大きな問題ではない
ハイエースの車高には、標準・ミドル・ハイルーフの3種類があります。駐車場を心配する人が多いのですが、ミドルルーフで車高2105mm、ハイルーフで2285mmです。だいたいの方は自宅駐車場に入る高さで選んで問題ありません。
筆者はよくキャンプに行きますが、途中の買い出しや生活圏内の立体駐車場も、高さ制限2.1m〜2.3mという場所が多く特に困ったことがないのが実情です。
とにかく人気の高い車種なので、自分が欲しいと思う条件に当てはまったものがあればルーフの高さよりも条件を優先した方が満足のいく買い物になるのではないでしょうか。
1・4ナンバー(商用車)と3ナンバー普通車、自動車税はどのくらい違う?
商用車の場合、1年ごとの車検ですが自動車税が普通車よりも安く済みます。
毎年5月に支払う自動車税ですが、毎年車検になったとしてもこれだけ違うと得した気分になりますね。
車検や高速料金の違いは?
車検の法定費用も普通車よりも商用車の方が割安です。ただし毎年車検をする手間や車検代行手数料なども念頭に入れておきたいところ。
タイプ | ナンバー | 高速料金 | 車検費用(2年間法定費用合計) |
ワイド商用車(普通貨物) | 1ナンバー | 中型車(ETC休日割なし、深夜割あり) | ¥103040(1年¥51,520) |
ワイド普通車(普通乗用) | 3ナンバー | 普通車(ETC休日割あり、深夜割あり) | ¥152,810/¥161,010 |
ナロー商用車(小型貨物) | 4ナンバー | 普通車(ETC休日割あり、深夜割あり) | ¥85,160/¥93,360(1年¥42,580/¥46,680) |
高速道路は1ナンバーだと中型車両に該当するため、ETC休日割引適用外かつ中型料金に。普通車扱いの4ナンバーや3ナンバーよりも高額になります。
少しでも節約したいという場合は、せっかく車中泊もできるので深夜割(通常料金30%オフ)を利用してSAで仮眠をするという方法もおすすめ。
積載量や車内のゆとり・車検代よりも、高速料金が心配ならば4ナンバーや3ナンバーがおすすめです。
せっかくハイエースリノカに乗るんだから大きい方がいいなという考えならば、間違いなくワイドがおすすめです。車内のゆとりもたっぷりで、大きくてかっこいいですよ。
参考までに!筆者の必要維持費はこんな感じ
もともと燃費が良い車ではない上に、キャンプ道具が満載かつ4WDということで、燃費はリッター4〜7km程度と決して良いとは言えませんが、まあこんな感じかなと妥協できる範囲です。
貨物車両として1ナンバー登録しているので、車検は1年ごとですが普通車の3ナンバーと比べると法定費用は2年間で5万円ほど安くなる計算になります。
結論、ハイエースバンはこんな人におすすめ
ハイエースバンのワイドはこんな人におすすめ!
筆者が実際にリノカで車中泊キャンプをしていて感じた、ワイドをおすすめする人はこちら。
ハイエースバンのワイド(1ナンバー)をおすすめしないのはこんな人
そもそもハイエースバンをおすすめしない人
こんな方には、ワイドだろうがナローだろうがハイエースバンをおすすめしません。
ハイエースリノカでより充実したアウトドアライフを!
ハイエースリノカの購入は、車検費用やガソリン代など色々と悩むポイントも多いかと思います。筆者もたくさん悩みましたが、マストとなる条件をしっかりと出し(例えば4WDは必須など)、そこを軸に決めていくと自ずと求めているリノカに出会えるのではないでしょうか。
キャンプがもっと楽しくなるハイエースリノカ。筆者もリノカでもっとキャンプをアウトドアを楽しんでいきたいと思います。