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デッキに置かれたバーベキューグリル「テルツォ」とピザ窯「カブト」

薪ストーブとグリルで冬の“おもてなし”【写風人の駒ヶ根アウトドアライフ~第3章#26】

長野・駒ヶ根に活動のベースとなる基地「K-BASE」を所有し、アウトドアライフを満喫する写風人さん。今回は駒ヶ根邸への来客に料理の腕をふるったお話。薪ストーブやグリルにピザ窯などとことんアウトドアなメニューは、何とも羨ましいおもてなしです!

目次

アウトドアマン・写風人さんが送る“南信州の森暮らし”

長野県・駒ヶ根市に居を構える写風人さん。アウトドアと密接な日々の暮らしを綴ります。

写風人

1955年生まれ。GRIP SWANYオフィシャルカメラマン。FIRESIDE薪ストーブエッセイ著作家。2019年より南信州に移住し、薪ストーブを中心とした火のある生活を愉しんでいる。Instagramのアカウントは@syahoo_jin

来訪に腕が鳴る!? 久々のアウトドア料理

先日、仲間が遊びに来てくれました。最近は忙しさにかまけてアウトドア料理も遠のいていましたが、こういう機会にでも使わないと道具も宝の持ち腐れですよね。
デッキに置かれたバーベキューグリル「テルツォ」とピザ窯「カブト」デッキにバーベキューグリル「テルツォ」とピザ窯「カブト」をセットして……
シェラカップや木製食器などアウトドアカトラリー食器やカトラリー類はシェラカップなどのアウトドア用品を活用。というより、洒落た家庭用の食器がないだけなんですけどね……。

仲間といっても我が家に来るのは初めてなので、普段より少し丁寧な対応を。
薪ストーブでドライフルーツ作り玄関の薪ストーブではドライフルーツでお迎え。
薪ストーブの上で乾燥されているリンゴとキウイとイチゴもちろん食べても美味しいのですが、家の中に入った途端にフルーツの甘い香りを漂わせるおもてなしでもあります。
薪ストーブの上でチリコンカンの入った鍋を温めるメインルームの薪ストーブでは、昨夜からコトコト煮込んだチリコンカーン。一晩寝かせて深い味わいになっています。
下火と上火で調理中のダッチオーブン外ではダッチオーブン料理。炭火や熾き火よりも熱量と時間を計算しやすいので、チャコールブリケッツを使いました。
ダッチオーブンで北京ダックローストチキン中身は定番の北京ダックロースト。ちょうどクリスマス前でしたので、雰囲気作りに……。味付けはシンプルに塩胡椒のみです。
熾火バーベキュー用の炭火仲間が到着してからは、新しいブリケッツを熾してBBQの用意を。
デッキに置かれたバーベキューグリル「テルツォ」とピザ窯「カブト」じっくり火を通して、ランプ肉とスペアリブを焼き上げました。ランプ肉は素焼きして、岩塩・ステーキソース・バター醤油などお好みの味付けで。スペアリブはマーマレード・すりおろしニンニク・生姜・蜂蜜・醤油・酒に漬けて煮込んでいます。
SOTOのウッドプレートの上に置かれた手作りピザ最後はトッピングを楽しみながらのピザ。本来、作った料理をすべてテーブルに並べて見栄えの良い写真でまとまるのですが、料理が一番美味しい状態のうちに食べて欲しかったので、今回は写真不足になってしまいました。

また、それぞれの料理のタイミングもある程度考慮しています。例えば最初のドライフルーツは、香りが最も立つ時間帯と来客の時間に合わせて30分前にストーブにのせています。

チリコンカーンはその日に作ると味も浅いので、前日に調理。また、それを一品作ることで当日の手間も省けます。ダッチオーブンでのローストも調理時間の幅が広いので、たとえ遅刻者がいて調理時間が延長してもさほど仕上がりに違いはありません。

BBQやピザは全員が揃ったところで参加者自ら焼きながらその場で食べるという方法にしました。温かいものは温かいうちに。料理の基本ですが、アウトドアでも段取りこそが必要かもしれませんね。

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