【バズる予感大!】ハイセンスなランタンが日本上陸!
わたしはこの美しい佇まいに惚れ惚れしてしまったのですが、みなさんはこのランタンをご存知でしょうか?
ベアボーンズ? いいえ、違うんです。韓国発のブランドなのですが、日本に正規代理店ができ購入できるようになりました。
しかも高級感のある収納ケースとシェード付きという、アクセサリーが充実しているランタンなのです!
CAMP HACK初登場! 「KZM」って何者?
このイケてるランタンを作ったのは、2008年に韓国で誕生したキャンプギアブランド。「KZM OUTDOOR」と書いて「カズミアウトドア」と読みます。これまでCAMP HACKでは数多くのブランドを紹介してきましたが、KZMは今回初登場!
本国ではドラマやテレビ収録で使わるほどメジャーなブランドのようですが、日本にはまだまだ上陸したばかり。
KZMはテントやチェア、テーブル、焚き火台などキャンプギアを幅広く手掛けています。
その中でもひと際目をひく「ギルバートランタン」を今回は開封レビューしていきます!
早速お目見えしたこちらの収納ケース。かなりしっかりした作りで期待感が高まります。
KZM ギルバートランタン
「ギルバートランタン」の特長をチェック
セット内容は、ランタン本体、フレーム、充電ケーブル(TYPE−C)、ランタンシェード、キャリーバッグ、取扱説明書です。ちなみに取扱説明書は韓国語と英語で書かれていました。
カラーはマットなブラック。漂うオーラがすでにかっこいい…。
ざっとパーツをセットするとこんな感じになります。では早速「ギルバートランタン」のディテールや特長をチェックしていきましょう!
モチーフは“炭鉱”で使用されていたランタン
まずはこのルックス。石炭を採掘するときに使われていたランタンをモチーフにデザインされています。
そもそも炭鉱で使用されていた灯りは「マイナーズランプ」や「カンブリアンランタン」などと呼ばれ、周囲を照らす目的より、地中から漏れ出すかもしれないガスを察知する役割があったそうです。炎の揺らめきや大きさの変化を見て酸欠や爆発事故を防いでいたのでしょうね。
よく見ると金属が剥げたようなエイジングを感じる加工が施されていて、「細かいところにもこだわってるなぁ〜」という印象。これがあるだけで無骨さが増してる気がします。
明るさはバルブで調整する
点灯する際は、バルブを右に回すだけ。これ以上回せないよ、というところが最大光量です。
オン・オフ時はカチッと音がします。ほんの少し力を加えるとバルブが回るようになっているので、何かの拍子で少し当たったくらいじゃ誤点灯しないところがいいですね。
明るさは?
明るさは無段階調整で、最大200ルーメン、6時間点灯します。
仮に夕暮れが18時だとしたら24時頃まではもつということなので、一晩なら充電せずに使えそうです。
1番暗いモードで30ルーメン、70時間点灯とのこと。 雰囲気作りメインで使うのなら2泊3日でもノー充電で乗り切れるかも⁉︎
LEDライトの色は「電球色」
最近のLEDライトはクリアな「昼光色」と、オレンジ色のように温かみのある「電球色」どちらにもできる調色機能付きモデルもありますが、ギルバートランタンは「電球色」一択。落ち着いた空間を演出するのが大得意です。
充電時間はフルで4.5時間
4,400mAの充電式バッテリーが内蔵されており、タイプCの充電ケーブルで充電します(急速充電器は使用不可)。充電時間は4.5時間でフル充電。
ここが充電口。デザインを邪魔しないさりげなさもいいですね。
バッテリーの残量がひと目でわかる
バッテリーゲージは5段階。ランタン点灯中はバルブに一度触れるとゲージが光るので、残量がひと目でわかります。充電時が判断しやすいのはかなり嬉しい! ちなみに充電しながらでも点灯して使用できました。
ランプシェードが付いている
付属のランプシェードは人造革(レザーレット)仕様。表となる面はマットな質感で高級感があります。ステッチも丁寧で、空押しのロゴもいい感じ。
キャリーバッグも付いてくる
このキャリーバッグがまた立派なつくりで、軽くて衝撃に強いEVA素材が使われています。
こんな感じで収納してみました。メッシュポケットがあるので充電ケーブルが迷子になりません。
後述しますが、この収納図はオフィシャル的な意味での“正解”ではないのであしからず…(汗)。詳しくは後ほど。
ストラップ付きで、持ち運びしやすい仕様。このミリタリー感を彷彿とさせるようなカラーリングもよき。
総重量は980g
付属品含む総重量は980g。ランタン本体とフレームで533gです(どちらも筆者実測)。
キャンプで使ってみた
ということで、実際にキャンプへ連れ出しました。ここからはキャンプでの使い方と、使ってみて感じたことをまとめていきます。
吊り下げ・据え置きどちらでも使える!
ギルバートランタンは4通りの使い方ができます。
この4パターンです。同じアイテムですが、使い方でなんだか雰囲気が変わりますよね!
LEDライトなので、もちろんテントの中でもOK。吊り下げて使用するときは土台となるフレームは使いません。
いやー、ほんと美しいフォルムです。
明るさはどう? 足りる?
先ほども触れましたが、ギルバートランタンの光量は最大200ルーメン。テントサイトの広さは人それぞれなので一概には言えませんが、周囲2〜3m程度を照らすには十分なパワーだと思います。
実際に日没後のまったり時間はこれひとつをタープに吊るすかテーブルに置くだけでしたし、テントの中もこれひとつ。柔らかい光が心落ち着く空間にしてくれました。
卓上で使うときはシェードをかぶせれば眩しくないので、状況に応じてシェードがいい働きをしてくれています。
電球が割れにくい&熱くならない
電球はポリカーボネートという耐衝撃性のあるプラスチックの一種でできているので、割れる心配がありません。それに表面が熱くならないため、万が一子どもが触ってしまっても大丈夫。とくにお子さんとキャンプに行く方は重要なポイントですね。
不安なく持ち出せる
割れにくい電球が使われてはいますが、フレームはアルミなのでカチャカチャ音は否めません。ですが専用のキャリーバッグに入れておけば音も気にならないし、なんの不安もなく持ち出せるなと思いました。
気になったことは……
使っていて気になった点もまとめておきます。
シェードの収納に悩む
キャリーバッグを紹介するくだりで触れましたが、シェードの収納方法がイマイチしっくりこない……!
ネットで購入し、ギルバートランタンの外箱の中にシェードが入っていました(ランタン本体はキャリーバッグの中に入っていた)。
でもシェードは付属品なワケだから、きっとキャリーバッグにもすんなり収納できるものかと思ったら、「ン? なんか正解が分からないぞ……?」となりまして。
取説にもそれらしき方法は書いてなく、購入したショップの商品ページにも本体の収納図だけでシェードは収まっておらず。
よく調べてみたら、「シェードの保管時は必ずボタンを外して平らな状態で保管してください」という注意書きがありました。美しい状態を保つため、素材の特性上こうせざるを得なかったのかもしれません。
でもこれだけしっかりしたつくりのキャリーバッグなんだし、一緒に保管できるようになっていたら嬉しかったな〜、というのが個人的なキモチ。
筆者は試行錯誤して、自分なりの正解としてはこの形(ランタン底部にシェードを被せる)に行き着きました。シェードも一緒に収納したい方は、自己責任で対応してくださいね。
価格設定がお高め
ギルバートランタンの価格は19,800円(税込)。付属品が充実しているとはいえ、このクラスのランタンとしては比較的お高めですが、雰囲気のあるカッコいいLEDランタンを探している人、インダストリアルなアイテムが好きな人、自宅でインテリアも兼ねて使いたい人はヘビロテになるのではないでしょうか!
これは人気沸騰の予感……!
サブランタンとして申し分ないスペックを持っていて、子どもがいても安全に使えて、おしゃれで、置いてあるだけで存在感を放つ「ギルバートランタン」。個人的に「これは絶対に人気が出るな!」と確信してます。
KZMのランタンはもうひと型ユニークなモデルが存在しているので、そちらも合わせつつぜひKZMの製品をチェックしてみてください!