人気アウトドアショップでこの時期売れているアイテムって?
秋冬キャンプシーズン本番! 焚き火の暖かさが身に沁みるこの時期は、虫も少なく初めてのキャンプにもオススメのシーズン。とはいえ朝晩はかなり冷えてきて、寒さ対策が必須です。
そんな秋冬シーズンにチェックマストなギアを探るべく、今回は人気アウトドアショップの店員さんを直撃!
新鋭ブランドのレアアイテムが揃う「CAMPSAILS」、海外ブランドの品揃えが魅力の「A&Fカントリー KASHIWANOHA T-SITE店」の2店に「この時期売れているアイテム」を3点ずつ聞いてみましたよ!
「CAMPSAILS」に聞いた、この時期売れているアイテム
国内外のコアなガレージブランド系アイテムを豊富に取り揃える「CAMPSAILS」。
オーナーの趣味であるヨットの帆の“セイル”が店名の由来であるCAMPSAILSは、2020年にオープンしたばかりの大阪府豊中市のショップです。
店頭には、韓国発「WESTAN SOUL(ウエスタンソウル)」や「ground cover(グランドカバー)」など、国内では取扱い店のまだ少ない個性派テントが展示。
店内には、新鋭ガレージブランド「shim craft(シムクラフト)」や台湾発「OWL CAMP(アウルキャンプ)」などのレアアイテムがいち早く並び、感度の高いキャンパーからの支持を集める人気ショップなんです。
お話を伺ったのは「CAMPSAILS」オーナーの野口さん
キャンプ大好きな店主が、ガレージブランドを中心にこだわりのギアをセレクトしています。とくに最近は関西の新興ブランドがホット。
詳しくは、ぜひインスタグラムのショップ公式アカウントをチェックしてみてください。きっとあなたのキャンプライフを豊かにします。
空気が綺麗な冬キャンプは、都会では決して味わえない素晴らしい景色を堪能できます。今回は、そんな冬キャンプに必須の寒さ対策をしっかりしつつ、おしゃれなアイテムを中心にご紹介いたします。
ヨットが趣味の元セーラーで、ファミキャンをきっかけに海から陸のアウトドアに移行されたというオーナーの野口さん。
陸のアウトドアにとどまらない独自の視点とセレクトセンスを持つオーナーに、この時期売れているギアを聞いてみましたよ!
EXPED(エクスペド)「Mega Mat 10」シリーズ
一つ目は、米国材料試験協会ASTM F3340規格のR値が8.1という、驚異的な断熱性を誇る「エクスペド」のマットです。
マットを地面の温度を想定した5℃と、人間の体温に近い35℃のプレートで挟んで熱の伝わり方を測定するという厳格なASTM規格試験で、その性能が実証されています。
秋冬のキャンプ、起きている時は焚き火やストーブで暖を取れますが、就寝時には火をつけっぱなしというワケにはいきませんよね。
そこで活躍してくれるのが、高機能シュラフやマット。エクスペドの「メガマット10」は、ハイレベルな断熱性で地面からの底冷えをシャットアウト。
中綿とウレタンフォームを配合し、10cmの厚みがあるため快適性も抜群。頼れるスペックで多くのお客様に支持されています。
澄み切った空気の中の冬キャンプは、絶景を堪能できる大きなチャンス。そんな冬キャンプを楽しむための夜間の底冷え対策として、大きな味方となってくれるマットです。
インフレータブル式ですが、空気だけで膨らますタイプと違って中綿とウレタンフォーム入りだからしっかりとした厚みで寝心地も◎。
ミニポンプや収納が簡単なサイドワインダーバッグが付属し、使い勝手もバッチリ。冬キャンプをポジティブに楽しめるマットです。
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エクスペド メガマット 10 MW
PASECO(パセコ)「CAMP-25」
厳しい寒さの真冬キャンプでは、テントのサイズによっては大型ストーブが必須のときも。けれど、大きいと積載が大変に……。
そんな冬キャンプのお悩みを解決してくれるのが、韓国発「パセコ」のアウトドア用ストーブ「CAMP-25」。
そのコスパの高さから、今シーズン大人気のパセコのストーブ。大型モデルの「CAMP-25」は、無骨なストーブガードなどミリタリーテイスト満載のルックスがとにかく男前。
でも、どうやら売れている理由はそれだけではなさそうです……!
出力6.4 kW/hで大型ストーブクラスの暖かさなのに、収納時は小型ストーブ並みの高さ44cmに縮みます。
なんと、こちら収納時はコンパクトに! 画像左側、同じくパセコの小型モデル「WKH-3100G」とちょうど同じくらいの高さに縮むから驚きです。
肝心の暖房出力は「WKH-3100G」の約2倍。燃焼時間は10時間と、冬キャンプでも安心のハイスペック。
真冬のキャンプストーブとして圧倒的な利便性と伸縮するギミックの面白さなど、今後キャンプストーブの代表格となること間違いなしのアイテムです。
両サイドのハンドルを持って“ガッチャンコ”するギミックは、確かにクセになる面白さ。デフォルトでゴトクも付属しており調理もOK。冬のお篭りキャンプでとことん頼れる1台です。
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パセコ 対流型 石油ストーブ CAMP-25
✔️詳しい使用感が知りたい方はこちらも参考に!
dubbary(デュバリー)「Galway(ゴールウェイ) 」
最後にご紹介するのは、初めてGORE-TEXを使用した高機能レザーマリンブーツを展開する、アイルランドのブーツメーカー「デュバリー」。
防水レザーブーツの最高傑作として多くのヨットセーラーが愛用し、その性能はセーラーであった店主自身も体験済みです。
2019年に日本上陸を果たし、大阪にショールームをオープンした「デュバリー」。アウトドアショップでの取り扱いはまだ少なく、CAMPSAILSならではのセンスが光るセレクトトです。
そんなデュバリーブーツのアウトドアバージョン、「ゴールウェイ」が日本上陸。足元の悪いキャンプ場はもちろん小川などで水遊びの際もしっかり防水してくれます。
デュバリー社製品に使用されるレザーは撥水性&速乾性に優れ、乾燥後も柔らかさを保ち続けるのが特徴で、雪中キャンプでも安心のクオリティ。
また、インナーは高い透湿防水性を持つゴアテックスのフルラインドにより、快適さも確保。
英国王室も愛用する高いクオリティとファッション性を誇り、そのスタイリッシュなデザインに惹かれ、手にとってくださるお客様が多いですね。また、しっかりメンテナンスすれば末長く使えますよ。
快適性とスタイルを求めるキャンパーさんに使っていただきたいブーツです。
さらに、衝撃を吸収するウレタンのミッドソールや、太さを調整できる履き口のロープなど、履き心地にも徹底したこだわりが。
何より、クラシカルなデザインやスムースレザー&ヌバックレザーのツートン仕上げなど、ヴィンテージ好きにはたまらない一足です。
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デュバリー ゴールウェイ
「A&Fカントリー KASHIWANOHA T-SITE店」に聞いた、この時期売れているアイテム
1977年の創業以来、40年の歴史を誇る「A&Fカントリー」。正規輸入代理店として、「グレゴリー」初め、数々の海外アウトドアブランドの日本上陸を牽引してきた老舗ショップです。
2019年にはオリジナルブランド『SABBATICAL(サバティカル)』も展開し、「ギリア」や「モーニンググローリー」などが大人気。
全国18店舗の中から、今回アイテムを紹介してくれたのは「KASHIWANOHA T-SITE店」。近隣には他アウトドアショップも多く、周辺一帯がキャンパーに人気のスポットになっています。
入り口で、まずはペンドルトンコーナーがお出迎え。さらにウッド調のナチュラルな店内には、KAVUのウェアやヘリノックスのファニチャーなどがズラリ。時間が経つのを忘れ、つい長居してしまうショップです。
お話を伺ったのは「A&Fカントリー KASHIWANOHA T-SITE店」の若井さん
A&Fカントリー柏の葉T-SITE店勤務の若井雄三(わかいゆうぞう)と申します。
3人子持ちで、普段からスタイルにこだわらない自由なファミリーキャンプを楽しんでいます。最近ハマっていることは、パン作りと、社内一部でブームになっている筋トレ。
読者の皆さん(とくに子連れキャンパーさん)へ一言、子ども主体になりがちですが、親もがっつり楽しみながら外あそびを満喫していきましょう!
笑顔が素敵な若井さん。多趣味かつ、ご自身もファミリーキャンプを楽しまれており、幅広いアドバイスをしてもらえそうです!
キャンパーの人気スポットの中心にあるKASHIWANOHA T-SITE店では、この時期どんなアイテムが売れているのでしょうか?
ウルフ&グリズリー「ファイヤーセーフ」
6枚の蛇腹状のパネルからなる、火床を折りたためるフレームのコンパクトな焚き火台です。
売れてるアイテムトップバッターは秋冬キャンプの醍醐味、“焚き火”に不可欠な焚き火台。 数ある焚き火台の中でも人気のこちらは、2020年グッドデザイン賞を受賞した納得のアイテム。
地面に近い高さの設計になっており、限りなく直火に近い焚き火を楽しめます。
シンプルな構造ながら燃焼効率も非常に良く、バックパックに入る大きさで、かさばらないのでデイキャンプなんかにももってこいです。
収納時のサイズは29.2×10.5×2cmとスリムかつコンパクト。装備をコンパクトにしたいソロキャンパーやバイクツーリングキャンプにもピッタリですね!
天板の凹凸部分で熾火の火力調整などがしやすく調理がしやすいのと、使い終わったら天板部分をそのまま外して炭や灰も捨てられるのもポイントです。
設営&撤収もイージーかつ灰の処理までスムーズ。焚き火のハードルを下げ、もっと身近にしてくれるアイテムですね。
また、同じくグッドデザイン賞を受賞した「グリル M1 エディション with ファイヤーセット」や「クックセット」と合わせて使えば、あらゆる焚き火調理が楽しめます!
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ウルフ&グリズリー ファイヤーセーフ
ウルフ&グリズリー グリル M1 エディション with ファイヤーセット
ウルフ&グリズリー クックセット
ベアボーンズ「レイルロードランタン LED スレートグレー」
戦前の北米鉄道会社で使われてきたレイルロードランタンを模した、雰囲気抜群のランプです。
熱くならないエジソン球タイプのLEDだから火傷の心配もなく、子連れキャンプでも安心。ガソリンランタンなどに比べ手軽なのも人気の秘訣です。
お次は、夜長な秋冬キャンプのムードを盛り上げてくれるランタン。ヴィンテージ感満載のルックスなのに、安全かつ便利なLEDを搭載。
いいとこ取りのハイブリッドで大人気のアイテムですが、今年はなんと、トレンドのスレートグレーカラーが新登場!
ガラスのホヤ部分も、個体差があり好みで選んでもらうのも楽しいかもしれません。もし割れてしまっても交換が可能なのでそこもポイントです。(※旧モデルは交換不可)
LEDながら温かみのある電球色の明かりで、フィラメントの見えるエジソン球や気泡の入ったガラスホヤなど、クラシカルな雰囲気がディティールまで一貫。
USB充電式で置く場所を選ばず、自宅のインテリアにもオススメのシームレスな1台です。
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ベアボーンズリビング レイルロードランタンLED スレートグレー
KAVU「メンズ コットンアノラック AF別注モデル」
3アイテム目は、火の粉に強いコットン製アノラック。
とにかく風合いが良いプルオーバータイプのパーカです。シルエットがきれいなので、タウンユースにはもちろん、アウトドアシーンでもとても使い易く今の時期の人気を集めています。
こちらはA&Fカントリー直営店限定の別注モデルで、縦糸に10番、横糸に8番の糸でしっかりと打ち込みされたコットン生地が使われています。
非常に丈夫なコットン生地を使っていて、焚き火をするときなど、冬場はダウンジャケットの上から羽織ることもできるのでオススメです。
裏地がついていないので、火の粉で穴を開けたくない大切なダウンジャケットにも重ね着しやすく、オールシーズンマルチに使えますね。
フードの前立てが鼻を覆う高さなのも特徴で、首元からの冷気の侵入を防ぐだけでなく、中に着たダウンジャケットなどのフードもスッポリ覆えて窮屈になりません。
プルオーバーは脱着が面倒というイメージがありますが、サイドジップが付いて大きく開閉できるので、とても楽に着られるのもポイントです。
胸元のジップポケットや見頃のマチ付きカンガルーポケットなど、スマホやLEDライトなど常に携帯したい小物の収納も充実。秋冬キャンプに、ぜひ持っておきたい1着ですね!
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間違いナシのギア選びは、人気ショップ店員に聞くべし!
志向性の異なる、2つの人気アウトドアショップに聞いた「この時期売れているキャンプアイテム」情報第2弾、いかがでしたか?
より自分のキャンプスタイルとマッチするショップの情報を参考に、この秋冬キャンプに間違いナシのギアを手に入れてくださいね!