オンオフともに着られるオールラウンダーのダウンパーカ
寒くなると着たくなるアウターといえば、保温性抜群のダウンジャケットやパーカと答える人は多いのではないでしょうか。
今年はどんなアウターを着ようか迷っている人に、特に推したいウエアがあります。それが今回紹介するアークテリクスの「サーミー パーカ」!
アウトドアブランドとして長年培ってきた技術を遺憾なく発揮した「サーミー パーカ」の素晴らしさを、ファッション系YouTuberのなじまりが余すことなくご紹介します。
サーミー パーカの魅力は、ズバリ素材と保温性能!
このサーミー パーカは、アークテリクスの中で「エブリデイ」と呼ばれるタウンユース向けに分類されるミドル丈アウター。
カラーは5色を展開していますが、いずれもダークトーンの落ち着いた色味でビジネスやフォーマルウエアにも合わせやすくなっています。
表地はポリエステルにDWR(耐久撥水)加工を施しており、アウトドアウエアに見られるツルッとした肌触りではなく、コットンのようにやわらかく仕上がっています。
メンブレンには防水透湿性に優れたゴアテックス ファブリックを採用。ダウン系アウターは保温性に優れている一方で汗をかくと中が蒸れやすい難点がありますが、ゴアテックスを採用することで蒸れにくく、いつでも快適に過ごせるようになっています。
「あれ、でもゴアテックスのロゴがどこにもないよ?」と疑問を抱く人もいるでしょう。じつは、袖口にさりげなく刺繍されています。表地と同じ黒い糸で縫われており、あえて生地に溶け込ませるかのようなデザインが新しいところです。
左腕にはアークテリクスのロゴが施されていますが、このワンポイント以外に目立ったロゴや刺繍は見られません。アーバンウエアを意識したシックなデザインがたまりません!
ダウンと化繊を場所に合わせて配置
保温性の確保には、750フィルパワーのヨーロッパ製グースダウンを使用。しかし、高い保温性の秘密はそれだけではありません。
濡れやすく湿気の溜まりやすい脇下や首周り、袖口、フードには「コアロフト」というシリコン処理を施した保温性のあるポリエステル糸を封入しています。いわゆる化繊と呼ばれるものですが、ダウンの弱点をこのコアロフトで補い、保温性と快適性を両立しているんです。
脇は汗が出ますし、袖口は雨が降った際によく濡れることが想像に固くないですよね。このように、ただ単にダウンを封入するだけでなく、必要な場所に最適な素材を使ったテクノロジーを「コンポジットマッピング技術」とアークテリクス社では呼んでおり、サーミー パーカの真骨頂とも言えるポイントになっています。
また、「コンストラクション技術」というダウン量の最適化もしており、必要以上にダウンを封入せず、体にフィットしつつ着膨れにならないように設計されています。
内側のキルティングが身体に寄り添い、隙間なくフィットしてくれます。人間工学に基づいたこれらの技術は、一度袖を通すと他のアウターが着られなくなってしまうほど快適です。
まだまだある、サーミー パーカのこだわり機能
そのほかの機能も一挙にご紹介。
まずはポケット。フロント2箇所のポケットにはフリース生地が入っており、ハンドウォーマーとしての機能を備えています。
ポケットはそのほかに胸元に1箇所、内側に1箇所とトータルで4箇所あります。アウトドアジャケットにありがちな大小様々なポケットは省き、最小限に止めることでスタイリッシュにしているのです。
ファスナーはYKKの2ウェイWaterTight™ビスロンファスナーを採用。水を弾き、なめらかな滑り心地でストレスを感じさせません。アウトドアでの使用にぴったりです。
フロントファスナーから雨風が入らないようにフラップを配置。さらに、首周りから風が入らないように上には3つのスナップボタンと、それを覆う大きめのフラップがついています。これから極寒地での使用もできそうですね!
アークテリクス サーミーパーカ
サーミー パーカを実際に着てみた
防水透湿性に加え、ダウンと化繊中綿を上手に組み合わせたスタイリッシュなサーミー パーカ。充実した機能を紹介したところで、次に着てみましょう。
私は身長175cm、体重66kgと一般的な大人のシルエットで、今回はSサイズのパーカを着ています。
着丈はおしりが隠れるくらいの絶妙な長さ。ゆったりしたつくりなので、中にスーツやミドルレイヤーも問題なく着られます。まさにオンオフ兼用可能な万能ウエア!
また、コンストラクション技術により、ダウンは入っているのにふっくらした印象は与えません。
袖にもダウンが封入されているので、とっても暖かいです!
前述して上3つのボタンだけ止めれば、体型カバーになるAラインシルエットを構築でき、カジュアル感も演出できます。
ファスナーを首元まで上げてみました。あごがすっぽり入る十分な高さがあり、風の侵入はほぼありません。マフラーを巻かなくても十分暖かいです。首を横に振っても妨げにならないので、移動中も快適に過ごせそう!
価格はお高め
ただし、価格は91,300円となかなかなお値段。サクッと買えるものではありませんので、お店で試着したりして吟味してから購入するのがいいかもしれません。
たしかな技術と素材に裏付けられた最高峰のダウンパーカ
独自技術による最高の保温性能に加え、普段着でもフォーマルな服装でも合わせやすい、まさにオールラウンダー選手。
これから寒くなる季節に、このアークテリクスのサーミー パーカを検討してみてはいかがでしょうか?
アークテリクス サーミーパーカ
TEXT:小川迪裕