CAMP HACK[キャンプハック]


【最低限の装備を揃える】そもそも、何が必要?木村ミサのブッシュクラフト入門 #01

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その4. 焚き火用の道具(メタルマッチ、ファイヤースチール、焚き火台)

ニコッとした顔が印象的な、SABOTTAの「HAPPY STOVE」。
UPI寒川さん
次は、薪ストーブ。暖をとるだけでなく、調理の熱源として大事な道具ですね。


ミサミサ
コレ、可愛い〜!


UPI寒川さん
そちらは、先ほど紹介したバッグと同じ、SABOTTAのもの。口と目から炎を吹くという、ユニークなストーブです。サイズが3種類あって、それぞれで顔が違うのも面白いところ。

今持ってるのは、ニコッとした顔が特徴の一番小さいモデル「HAPPY STOVE」です。


サヴォッタ ハッピーストーブ

●サイズ
全体の寸法:W:14cm x H:14cm x D:14cm
火箱の寸法:W:10cm x H:9.5cm(格子なし12cm) x D:10cm
収納したストーブの寸法:高さ15.5cm x 幅14cm x 奥行き1cm
●重量:250g
●パウチの素材:コーデュラ(R)1000D(ポリウレタンコーディング)



ミサミサ
パタンとたためて、持ち運びもラクそうですね。


UPI寒川さん
そうですね。でも、こんなに小さくてもしっかりお湯を沸かせますし、飯盒も問題なし。燃料も枝だから、その辺に落ちているのを拾って使えて……と、すごく便利なんですよ。


ミサミサ
可愛いし、実用性にも優れていてイイですね!


店内にディスプレイされた、ソロストーブのモデル違いたち。
UPI寒川さん
あとは、うちで扱ってる薪ストーブだとソロストーブの人気は高いですね。


ミサミサ
SNSでも、使ってる人をよく見かけます!


UPI寒川さん
燃焼効率がとにかく良く、煙も燃えカスもほとんど出ない。ソロストーブのラインナップのなかで一番小さい「ライト」なら、収納時のサイズがΦ10.8×10cmなので、ブッシュクラフト用に持ち出すことも可能ですね。



UPI寒川さん
そして、メタルマッチも必需品。


ミサミサ
火起こしに使う道具ですよね?


UPI寒川さん
そうです。ロッドと呼ばれる金属棒に可燃性の高いマグネシウムなどが含まれていて、それをストライカーで擦る。このように、”ジュッ”って。


ミサミサ
お〜!


UPI寒川さん
やってみますか?


見よう見まねで、メタルマッチの火起こしに挑戦するミサミサ。
ミサミサ
”シュッ!”  アレ、上手くいかない……。何かコツとかってあるんですか?


UPI寒川さん
まずは、ロッドに対してストライカーの角度を45度にしてみてください。そして、”ジジジジ”とロッドの表面を削り取るイメージでストライカーを動かして……。



ミサミサ
ジュッ!


UPI寒川さん
おお、イイ感じです。さきほどと違って、火花がしっかり落ちてますね。慣れるまで対象物に着火させるのは難しいんですけど、それも醍醐味。あとは練習を繰り返して、イイ感覚だけを指先に覚えさせる。


ミサミサ
めっちゃ楽しい! ハマリそうです(笑)。


▼ファイヤースターターのことをもっと知りたい方はこちら

その5. 調理・食事の道具(クッカー、ケトル、カップ類)


UPI寒川さん
最後は、調理や食事で使う道具。ケトルやクッカー、カップなどですね。


ミサミサ
キャンプで使うものと、「ブッシュクラフトにはコレ!」みたいな何か特別に違うアイテムとかあったりするんですか?


UPI寒川さん
基本的に普段キャンプで使っているもので問題ないと思います。ただ、一個面白いアイテムがあるので、そちらを紹介しますね。


1890年から続くアイルランドの老舗ブランド、ケリーケトルの製品。
UPI寒川さん
これ、見たことあります?


ミサミサ
初めて見ました。ケトルですか?


UPI寒川さん
ケトルなんですけど、ただのケトルじゃないんです。「ケリーケトル」というブランドの商品で、名前も見た目もケトルなんだけど“湯沸かし器”という表現が一番近いかもしれません。


 

出典:Amazon
UPI寒川さん
一般的なケトルと違い、ケリーケトルは中央部分がぽっかりと空いた、煙突のような構造をしています。なので、パッと見は大容量な形状でも、水を入れられるのは外壁と内壁の間だけ。


ミサミサ
ホントだ! 上からよ〜く見ると、外径と内径が違います。


UPI寒川さん
そう。そこに水を入れたら、あとは下のトレイで焚き火をするイメージです。

そうすると、煙突効果でたちまち炎がのぼり、内壁全体を熱する。仕組み的には、薄作りのケトルを熱するわけですから、沸騰するまで短時間。ガスなどを使わないエコな側面と、短時間でお湯を沸かす革新的な構造。

コレが1890年に登場しているのがすごいですよね。


ミサミサ
え、130年以上も前から?!



ミサミサ
ケリーケトルと一緒に、縦にズラーっと並んだクッカーみたいなのは何ですか?


UPI寒川さん
慣れてくると、ケリーケトルで調理もできるんです。本体上にゴトクをのせ、燃え上がる炎でクッカー調理。ケリーケトル自体をお湯沸かしとしてだけじゃなく、調理器具としても使う。網を乗せれば、ちょっとした焼き物も。


ミサミサ
まさか、そこまで計算されているとは……。


UPI寒川さん
今見てるのは、そんなクッカーやゴトク、大・小2つのマグ、プレートが2枚……と、5種のアクセサリーがセットになったものですね(ケリーケトル「ULTIMATE BACE CAMP KIT」)。しかも、その全てのアクセサリーはファイアーベースにスタッキング可能という収納も優れたアイテムです。


ミサミサ
キャンプ道具ってやっぱりすごい……。

ミサミサの本日の収穫!


ミサミサの本日の収穫がコチラ! 寒川さんの後押しもあり、ダイコープロダクト「SoH/UPI レザーグローブ」をガチ購入。

ミサミサ
ずっと前から「グローブ欲しい!」と思っていたんです。でも、種類は多いし、どういった基準で選べばいいのか分からず……。

だから、今日すごいく勉強になりました。ブッシュクラフトにはもちろん、普段のキャンプでも愛用していきたいと思います!

ブッシュクラフトの”必要最低限”な装備リスト
1.  荷物を一式まとめるためのバックパック
2. 居住スペースを確保する道具(テント、タープ、ハンモックなど)
3. クラフト用の道具(斧、ナイフ、ロープ、グローブなど)
4. 焚き火用の道具(メタルマッチ、ファイヤースチール、焚き火台など)
5. 調理・食事の道具(クッカー、ケトル、カップなど)
そして、もう一つの収穫が! そう、「ブッシュクラフトに必要な道具」の知識です。今回は、寒川さんによる道具選びのポイントと合わせ、上記5項目でブッシュクラフトの“必要最低限”な装備リストをお伝えしました。

ミサミサ
今日は色々勉強になりました! バックパックって、どうしても「何リットルだろう」と容量を見がちですが、中身の容量だけが大事じゃないんですね。ハンモックの乗り方も、すごくタメになりました。早く実践したい!

ナイフ選びは奥が深い?!


ブッシュクラフトと聞くと、何か特別な道具が必要なのでは?とハードルが高いように感じますが、意外とキャンプと通ずるものがありましたね。

しかし、「ないものは作る」が醍醐味なブッシュクラフト。それだけに、ナイフ選びに失敗はできません! #2は、そんなブッシュクラフターに欠かせないナイフ選びのポイントをお届けします。

今回撮影に協力してくれた店舗

UPI 鎌倉
住所:神奈川県鎌倉市御成町13-36 御成町テラス1階(JR鎌倉駅西口 徒歩2分)
​営業日:11:00-19:00(月・火・木・金)、10:00-18:00(土・日・祝)
定休日:水曜日
 

PHOTO:きるけ。 EDIT&TEXT:GGGC

 

続きの「#02」はこちら

GGGC

湘南にあるクリエイティブカンパニー。ブランドデザインやWEBサイト・コンテンツ・雑誌制作、イラストなど、「僕たちのかっこいいと世の中のかっこいいを調整する」を理念に最高のクリエイティブでお手伝いします。

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