ローダウンよりリフトアップが転機
8年前から都筑(つづき)を拠点にさまざまなカスタムカーを生み出してきた「AUTO MOTIVE JAPAN(AMJ)」は、もともとは若いファミリーに人気のミニバンなどのカスタムをメインに手掛けてきました。
しかしオーナーの米倉さんは、休日にサーフィンやキャンプを楽しむなど生粋のアウトドアズマン。ローダウンももちろんいいけどリフトアップ方向にどんどんマインドが変化していったとか。
そうして最初はエクストレイルやジムニーなどのカスタムを手がけ始めたのがきっかけでした。
そのうちぼく自身がバンライフに魅せられちゃったんです。で3~4年くらい前に最初のカスタムハイエースとして【80ʼs(エイティーズ)】という丸目のハイエースをリリースしました。
それが割と反響あって、ありがたいことにオーダーや問い合わせをいただいては少しずつエイティーズ乗りが増えいったんです。で、こちらも作っているうちにハイエースのカスタムが面白くてどんどん沼にハマってしまって……(笑)
バンライフの“顔”となるクルマのフェイスを持つハイエース
居住性の高いバンを生活のベースとし、自由気ままに移動しながらアウトドアなその日暮らしを楽しむバンライフ。
そのアウトドアズマンなら誰もが憧れるライフスタイルの象徴的なクルマといえば間違いなくフォルクスワーゲンのヴァナゴンです。
ぼくもヴァナゴンが大好きなんですよ(笑)。ただレトロな丸目の“THE”ヴァナゴンは流石に状態の良いものが見つからないですし、運よく見つかっても高価な上に乗ってたら必ずどこか壊れるなど維持費も半端じゃない。デザインは最高! だけど気軽に購入するにはかなり敷居が高すぎるなって思ってました。
エイティーズもヴァナゴンを意識していましたが、もっと本格的に作ってみるかなって思ったんです