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40歳から始めたソロキャンプ。7年間で変わっていった「テント遍歴」を公開します(4ページ目)

三代目テントは無骨に!ポーランド軍のポンチョ

そして現在しているのが、ポンチョ。こちらはポーランド軍が使用していたもので、2枚の生地とポール、ペグを用意すればテントになります。

楽天市場のミリタリーショップにて1枚5,390円で購入しました。通常は純正のポールとペグが付属していますが、キバさんは不要だったのでポンチョのみを購入したそうです。

側から見るとちょっと怪しい人に見えてしまいますが、急な雨が降ったときには広げてボタンを留めれば、すぐに雨具になります。さすがミリタリーです!

サイズは3種類あり、裾のハトメが1つならS、2つならM、3つならLになります。自分は一般的な男性と比べると大柄の部類に入りますが、Lだと海外仕様なだけありかなり大きくなるので、Mを使用しています。

では実際に設営してみましょう。最初にフロントのボタンを留めて2枚を連結します。

最初の状態ではペグを打ち込む部品がついていないので、キバさんはパラコードを裾に通しています。

ペグは1箇所だけ打っておきます。ペグは純正のものではなく、普段使っている他のものを代用しているとのこと。

次にポールを中に差し込みます。が、こちらも純正のものではなく他のものを使っているそうです。

その際、居住空間を広くするため、2本のポールの先端にコールマンの「ポールエンドストッパー」を装着して、それをクロスして固定しているのがキバさん流。二股に使用しているのがポイントです!

頂点にくる部分は袋状になっており、ここでポールが引っかかるようになっています。

頂点にポールを引っかけ、被せていきます。

被せたら、あとはペグダウンしていくだけ。6箇所打てば完成です!

完成したのがこちら。ガイロープがなくても安定しているので、部品も少なくて済むのが魅力だそう。

魅力は味のある佇まいと自分で工夫できる簡素性

ボタンは2列あり、片方は連結せずに開放しています。その代わりに、テンションコードを引っかけて閉じているのがキバさん流。

そうすることで、入り口を広げても自動的に戻るので、ボタンの開け閉めが不要になるとのこと。これは参考になりますね!

テントとして使う際は、裏表逆にしています。そうすることで、袖部分のフラップが外側になり、雨対策になるためだそうです。

ポンチョで腕を通していた部分は、薪ストーブの煙突を通る穴にもなります。寒いときには便利ですね!

※薪ストーブを使用する際は換気に気をつけましょう

室内は外見に反し、コットを置ける広さがあります。

ランタンフックはないため、キバさんはマグネット付きのLEDライトをポールにつけているそうです。

今のテントのようにポケットやフック、ダブルジッパーなどはありませんが、その分自分で工夫していかようにも過ごせる余地があるのがいいとキバさんは話します。

気になるところは?

玄人感あふれる軍幕ですが、気になる点もいくつかあります。

多くのものが使用済みであるため、汚れやキズがあることがよくあります。個体差があるため、購入する際は全体を見たほうがいいとのこと。

また、使用する素材の多くはコットン100%のため、収納サイズが必然的に大きくなってしまいます。収納袋がないこともほとんど。

そのため、丸めてテンションコードで固定して持ち運んでいるそうです。

現在のキャンプスタイルがこちら。軍幕を使用する際は地べたスタイルが理想とのことですが、キャンプを楽しむならテントとチェアは使いたいので、ちょっと中途半端なスタイルとキバさんは言っています。

とはいえ、テントの存在感は抜群! 玄人感あふれるキャンプを満喫したい人にはおすすめです。

テント遍歴はまだまだ続く!?

今回は3張のみで、現時点では次のテントを買う予定はないそうですが、時が経ったら次のテントへ進むかもしれませんね。みなさんはどんなテント遍歴をお持ちですか? これからソロキャンプをする人は、ぜひ参考にしてみてください!

動画はこちら

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