キャンプの実用的機能を凝縮した最新LEDランタン!
六角柱でカレイドスコープ(万華鏡)のような見た目が特徴の「PLAY HEX-SoLa」。モバイルバッテリー機能を持った最新のLEDランタンです。側面の6面すべてが光源ではなく、うち3面はソーラーパネルが搭載されています。
ランタン兼用のモバイルバッテリーとしては必要十分な8,400mAhの電池容量を持っているので、キャンプ中にスマートフォンの電池がピンチになっても、このランタンがあれば安心。
競合ひしめくLEDランタン市場ですが、発想に真新しさがあるコチラ、その実力を実際に使って確かめてみました。
形状特性・機能性を詳細チェック
横に置いた状態で外寸を測ると幅11.5cm、高さ5.3cm、対角線長5.9cm。機能満載のためか、コンパクトな見た目より重く感じたので測ってみると、およそ300gありました。
本格的な登山に持って行くには少々重く感じますが、オートキャンプなら十分に小型軽量といえるサイズ感です。
横置き使用時も転がりにくいのがいいんです
六角柱の片側3面はランタン発光面サイド、反対側の3面はソーラーパネルサイドという独特の構造。テーブルの上で立てても寝かしても転がりにくいのは、この形状のメリットですね。
スイッチ類の面はひと目でわかるシンプルな操作性
六角柱を立てたときに天面もしくは底面になる部分には、電源ボタン、調光用のーボタン&+ボタン、電池残量インジケーター、ソーラー充電表示LED、その上にはフタで閉じられた入出力用の各USBジャックがあります。
防水タイプのフタを開けると、内臓のモバイルバッテリーを充電する(入力)ためのmicroUSBジャックと、スマートフォンなどを充電(出力)するためのUSB-Aジャックがあります。
入力用コードが付属していますが、一般的なモバイルバッテリーと同様の仕様なので、お手持ちの充電コードも使えます。
電源ボタンなどが並ぶ面の反対面には、ハンドライトの発光面があります。各機能を上手にレイアウトしたスタイリッシュかつ、よく考えられたデザインです。
防水防塵機能は「IP65」規格。急な雨でも大丈夫!
そしてアウトドア遊びには頼もしい、IP65規格の防水防塵機能を搭載。USB入出力部分のフタをきちんと閉じていれば、雨の中でも問題なく使え、内部に水や埃が侵入することもありません。
ポーチにもハンガーにもリストバンドにもなる!
本体だけでも十分多機能ですが、付属の専用マルチポーチ、カラビナと組み合わせて使えば、さらに使い道の幅が広がります。
ポーチのジッパーには大きなタブが付き、開け閉めがしやすくなっています。また、このジッパータブは収納以外の場面でも役立つようにデザインされています。
美しくフィットする「収納」バージョン
まず収納ポーチとして使ってみます。専用品だけあってジャストフィット! 付属品のカラビナもコンパクトな収納に一役買っています。
マルチポーチとカラビナで「吊るし」バージョン
本体の両端に付いている吊り下げ用金具に細く畳んだ専用マルチポーチを通し、ポーチの両端のループに付属のカラビナを付けると、テントの天井やランタンハンガーに吊るせます。
マルチポーチとカラビナで「リストバンド」バージョン
専用マルチポーチをふたつ折りにして、両端のループと電源ボタン側の吊り下げ用金具にカラビナで繋げば、ハンドライト使用時のリストバンドになります。
その際、ジッパータブのループにポーチの両端を通すことで、手首にしっかりと巻き付きます。
カラビナと本体の組み合わせ使いもアリ
付属のS字型カラビナを使って縦長に吊るすこともできます。ハンドライト点灯で下方だけ照らすには、この吊るし方が便利ですね。
補充電用とはいえ、あると安心なソーラー充電
六角柱の3面に配されたソーラーパネルの受光面サイズは、それぞれ2×10cm。実質変換効率で計算すると、最大でも1〜2Wの出力です。
取説にも補充電用と明記され、このソーラーパネルでは内蔵のモバイルバッテリーの80%までしか充電できないとしています。
バッテリー残量がひと目でわかるインジケーター
とはいえ、ソーラーパネルに光が当たると曇りの日でもソーラー充電中を示すLEDインジケーターが点灯し、補充電されていることがわかります。やはりあると便利な装備ですね。
アルミホイルを活用すれば充電効率アップ!
ソーラー充電は、パネルに太陽光が鉛直に入射すると効率がよくなります。中央のパネルが常に太陽の方向を向くようにして、下にアルミホイルか白い布を敷くと下側のパネルにも反射光が当たり、充電効率がアップします!
標準的なスマートフォンなら1回以上充電できます
PLAY HEX-SoLaへの充電はmicroUSBジャックに付属のコードを挿して行ないます。付属のコードは全長58cm。
やや短めですが、コードは短いほど電気的損失が低くなるので、短いコードには意味があります。単なるコストダウンではありませんよ。
充電は安定感が高く、速度も速い
充電中は残量インジケーターが点灯します。LED1個点灯は残量1〜25%、2個は26〜50%、3個は51〜75%、4個は76〜100%。
搭載バッテリーの3.8V・8400mAhという容量は、小〜中容量のモバイルバッテリーと同じで、一般的なバッテリー容量のスマートフォンを1回以上満充電できる内容です。
使用するACアダプターの性能(最大5V・2Aまで許容)にもよりますが発熱も少なく、電圧、電力とも安定した充電状態です。
スマートフォンなどに給電するための出力端子は、一般的なUSB-Aジャック。残量87%のiPad miniに充電すると電圧4.93V、電流0.5A前後で安定していました。
この端子は最大で5V・2Aの出力があるので、今どきの大容量バッテリー搭載スマートフォンでも、それなりに速く充電してくれます。
ランタン機能はキャンプにも災害時にも実用的
電源ボタンを長押しするとランタンモードになり、3面のLEDライトが同時点灯します。点灯状態で電源ボタンを長押しすると消灯します。
消灯の際、10秒間ほど残量インジケーターが点灯するので、その後の充電の必要度合いがわかります。
5段階の明るさ調節を駆使し、電池消費を最適化できる
ランタン点灯時、電源ボタンの左右にあるーボタンと+ボタンで5段階の調光ができます。最小照度(15ルーメン)の場合、最大400時間=16日以上の連続点灯が可能です。
こうした長時間点灯機能を備えたランタンは、災害時にも役立ちます。
発光色はシーンに応じて3色の使い分けが可能
ランタン点灯中にーまたは+ボタンを長押しすると、発光色が「暖色」、暖色+白色の「ミックス」、「白色」の3パターンで切り替わっていきます。
夜間の行動時に活躍するハンドライトモード
ランタン点灯中、消灯中のどちらの状態からでも、電源ボタンを2回押しするとハンドライトモードに切り替わります。ランタンとの併用やハンドライトの調光はできませんが、200ルーメンの明るさで最大10時間点灯が可能です。
六角形ならではのユニークな星形照射
約80°の角度で照射した様子。ハンドライトとして狭過ぎず広過ぎずといった印象です。六角柱の筐体のため、照射範囲が星形になるのもチョットおもしろいですね。点灯中に電源ボタンを2度押しすれば消灯します。
勝手に個人的グッドデザイン賞を授与しちゃいます
第一印象ではデザイン優先の製品かと思いましたが、使用してみると各機能が適材適所に配置されていることがわかりました。ソーラーパネルについては高効率充電に適した配置ではありませんが、補充電用と割り切れば問題なし。
キャンプに限らず車内常備、災害時用、デスクの横など、どこに置いても邪魔にならない大きさ。それゆえ何個も欲しくなるほど気に入りました。
PLAY HEX-SoLaには勝手に個人的グッドデザイン賞を授与します!
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