ニトリの黒メスティンを他社製メスティンを徹底比較!
製品名 | ニトリ(750) | トランギア(TR-210) | 8A GARAGE(スリップメスティン) |
サイズ | 幅16×奥行9×高さ6cm | 幅17×奥行9.5×高さ6.2cm | 幅16.5×奥行9.5×高さ6.4cm |
重量 | 200g | 150g | 168g |
満水容量 | 0.85L | 0.75L | 0.8L |
バリ取り・シーズニング | 不要 | 要 | 不要 |
価格 | 1,290円 | 3,200円 | 4,730円 |
まとめてみるとサイズ・重さともスペック上大差はないものの、やはり価格においてブッチギリで圧勝なのがニトリ! アルマイト加工済みという特性があってこの値段というのは、ニトリにしかできないワザかもしれません。
見た目は?
外見で大きく違うのは、やはり色。ニトリのダークグレー色は、遠目に見てもやはり目立ちますね。
サイズは?
形状はほとんど差異はなく、公表のサイズを見るとニトリは他社のものより縦・横・高さがそれぞれ5mm~1cm前後小さくなっています。
リブの有無は?
トランギアのメスティン(奥)にはふきこぼれなどを防ぐためのリブ(凹凸)が本体周囲についていますが、ニトリや8A GARAGEにはついていません。
ただしどちらも加工の精度が高く本体とフタの間にはスキマがなく、いつも問題なく使えています。
厚さは?
アルミの厚さはニトリ(右)がもっとも厚く力を加えてみてもたわみが少なく頑強ですが、その分重量が他社よりも30~40gほど重くなっています。
目盛りは?
ニトリには大きな目盛りが入っていますが、トランギア にはなし。8A GARAGEは写真は初期ロットのため目盛りがありませんが、現行のものには目盛りがついています。
ハンドル・リベットは?
ハンドルの形状にもほとんど差異はありませんが、ニトリは若干太いのがわかります。
トランギアのメスティン(左)はリベットが2つのみ(汚れが酷すぎて見えないですが……)、ニトリと8A GARAGEは3つあります。3つのほうが頑強なので安心できますね。
とスペックは大差ない3つですが、焦げにくさはどうでしょう? 目玉焼きを作って検証してみました。
焦げつきにくさを検証!
方法としては、それぞれのメスティンで油をひかずに卵を同じ時間(2分40秒)だけ焼き、焦げつきや汚れのこびりつきにどのくらい違いが出るかを見るというもの。
焼き上がりはなぜかトランギアとニトリは白身がブクブクと泡立っていますが、8A GARAGEは綺麗に焼けています。
8A GARAGEのスリップメスティンはお箸だけでスルッと目玉焼きが剥がれたのに対し、トランギアとニトリはガビガビに焦げついてしまいました……。
もちろんちゃんと油をひけばニトリとトランギアもここまで焦げ付くことはないはずです!
使って実感!ニトリの黒メスティンの特に良かった「4つのメリット」
実際使ったり比較したうえで、筆者がとくに「いいな!」と感じたニトリの黒メスティンのメリットをまとめてみます。
1:軽くてキズがつきにくい!
まずは耐久性に優れた硬質アルマイト加工が施されているという点。パッケージにも「軽くて、キズがつきにくい!」と書いてあり、先ほどの目玉焼き実験では焦げつきというより傷つき防止の面で効果が期待できそうですが、これも念のため検証してみました。
フォークを使ってメスティンの表面を10回ほどガリガリ。けっこう力を入れて引っ搔いてみたところ、うっすらと痕はついているものの目立つキズはつきませんでした。硬質アルマイト加工、すごい!
中にはキャンプ道具は傷がついてナンボという考えもありますが、アルミ製品を長く衛生的に使うには傷はつかないに越したことはありません。
ちなみに普通のメスティン(上記はダイソーのメスティン)だとこうなります。良い子はマネしちゃダメですよ!
2:目盛りが2パターン付いていて親切
調理時に超便利と感じたのが、2パターンの目盛りがついていること。小さなことですが、お米と水の分量を量るとき筆者のような視力が落ちてきたおじさんにも見やすく、とてもありたがいです。
3:何といってもコレ!引き締まったダークグレーの外観
もっとも大きな特徴は、やはり黒く引き締まったそのビジュアルではないでしょうか。まあ、「黒いからなんなの?」「他社のメスティンも加工すれば黒くできるじゃん」と言われてしまったら答えに困ってしまいますが……。
でも誰もが似たようなアイテムを持つ中で、個性の一つとして「黒い」という他と違った特徴はやはり魅力的。単純にカッコイイじゃないですか!
4:とにかく安い!
強く主張しておきたいのが、高性能ながら低価格というコストパフォーマンスの高さ! 繰り返しになりますが1,290円というのはさまざまなメーカーが販売しているなかでもNo.1クラスの安さです。
この値段でこの品質のメスティンが手に入るのであれば文句なしに“買い”ではありますが、一方で購入前に知っておいたほうが 良いちょっと“惜しい”ポイントも挙げておきます。
ニトリの黒メスティン「2つのデメリット」
1:油がつくと目立つ……
黒いボディはかっこいい反面、油シミが目立つというデメリットも。料理油はもちろん、手指の脂ですらはっきりと跡がついてしまいます。もちろんふき取ったり洗えば落ちるのですが、ぶっちゃけキズよりも目立つんですよね……。このあたりが気になる方は、要検討かもしれません。
2:アルマイトの被膜が、使っているうちに削れてきそう
まだ2~3回しか使っていませんが、本体とフタが接触する部分が被膜がちょっぴり削れてきているのを確認しました。フォークで引っ搔いてもキズはつかなかったのですが、こういう切断面はやっぱり弱いんでしょうか。
この部分は調理には関係ないですが、黒い塗装をしてあるだけに削れたら目立つんじゃないかな……。もう少し使い込んでみないと何とも言えませんが、ちょっと心配です。
ニトリの黒メスティンはどこで買える?
ニトリの黒メスティンはニトリの店舗のほか公式オンラインストアでも購入できますが、あまりに人気のため今現在(※2021年6月30日時点)は残念ながら品切れ中となっています。
公式サイトの情報では、再販は2021年9月予定とのこと。早く流通が再開して欲しいですね!
コスパ系メスティンのダークホース!?
最後にニトリの黒メスティンの特徴・オススメポイントをもう一度まとめます。
個人的には、機能性にすぐれているのに価格は業界最安値クラスというコストパフォーマンスの高さがもっとも大きな魅力と感じました。そして、他の安価なメスティンにはない、引き締まった黒いボディという個性も見逃せません。
「ニトリのメスティンを買わない理由」は思いつかないほど現時点では最強の、まさに「お、ねだん以上。」のメスティンです!
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