別注・新作アイテム入荷中!!CAMP HACK STORE

トヨタ「デリボーイ」を愛車に決めたキャンパー取材!似ているクルマは?中古購入方法、DIY事例まで(2ページ目)

カスタムカーのベース車としても人気!

キッチンカーにカスタム

出典:Heat Wave

ウォークスルーの構造や広大なラゲッジスペースを生かし、移動販売車やキッチンカーなど、カスタムカーのベース車としても人気のあるデリボーイ。

キッチンカーにカスタム

出典:Heat Wave

画像はキッチンカーにカスタムした例ですが、同じ理由から、キャンピングカーにカスタムするのも人気です。天井部分をポップアップ式キャビンにカスタムして4人が就寝できる改造例も。

中古車市場での相場や現在の販売状況は?

お札とミニカー

出典:photoAC

キャンプや車中泊との親和性バツグンのデリボーイですが、残念ながら、現在は中古車市場でしか購入ができません

中古車市場での現在のデリボーイの相場は、39〜189万円(グーネット調べ)。中でも人気の高い、後期のAT(オートマ)タイプ502などが最高値の傾向に。

さらに、車体を構造変更して乗用車登録の5ナンバーで販売されている車両もあり、その場合も価格は高くなっています。

デリボーイを愛車に決めたキャンパーに直撃取材!

製造中止から20年以上経っていることもあり、やはり実際の使用感が気になるデリボーイ。そこで、デリボーイを愛車に決めたキャンパーのお2人に、リアルなデリボーイライフについて詳しく聞いてみました!

車中泊仕様はセルフカスタム!バンライフを楽しみ尽くす@seetpoosttさん

@seetpoosttさんのデリボーイ

出典:Instagram by@seetpoostt

サンドベージュとカーキの中間のような、マイルドミリタリーなカラーが超絶クールな@seetpoosttさんのデリボーイ。

キャンプや車中泊だけでなく、お仕事である焼き鳥屋さんのイベント出店時など、マルチに活躍中のデリボーイの魅力について詳しく聞いてみましたよ。

購入に至った経緯は?

@seetpoosttさんのデリボーイ

出典:Instagram by@seetpoostt

夫婦で焼き鳥屋を営んでおり、イベントにも出店するときが。そこで炭台、自作カウンター、クーラーボックス3台、テント、折り畳みテーブル、椅子などキャンプばりに積載できる車が必要で。

しかも普段のお客さまの7割が女性という、アメリカンな雰囲気の(自称:おしゃれすぎる)焼き鳥屋なので、そこにマッチするデザインという条件も満たす車を探していたんです。

走行距離30万km

出典:Instagram by@seetpoostt

このデリボーイは502という型式で、荷物が積めて5人乗り(パワステ)かつ、バックドアは観音扉(最高)。ディーゼルなので、走行距離は30万kmでもまだまだ余裕。さらにオートマで奥さんも運転OK。

また、生産数が少なく希少性が高い車なので、他店とも被りません。外車ですか?と言われるルックスも店の雰囲気にベストマッチ。ゆくゆくはバンライフ(車中泊や移動販売)を検討していたこともあり、購入に至りました!

 

購入した方法は?

石川県金沢市の「デルタホース」

台数が少ないのでネット検索で探しました! そして石川県金沢市の「デルタホース」にて発見。オーナーさんと電話でいろいろ話して、信用・信頼を持って購入できました。費用は、金沢から茨城までの陸送料込みで100万円くらい。

その当時、他にもう1台ありましたが、年式の割に走行距離が少ない(ずっと動いてない)点やボディーカラーが微妙、値段が高いなどの理由で、カラーも好みだった今のデリボーイを選択。

 

ご自身でカスタムされた部分は?

TOYOTAのエンブレム

出典:Instagram by@seetpoostt

バンパーを外した様子

出典:Instagram by@seetpoostt

ランクル60のTOYOTAのエンブレムをネットで購入、バンパーを外して内側からビス止めしました!

 

内装の板張り

出典:Instagram by@seetpoostt

内装の板張りや棚もすべて1人でDIY。大人2人+子ども2人の計4人で車中泊するため、棚やポールを付けて収納を増やせるように、天井の横フレームもすべて覆って奥行きのある張り方に(少し後悔。難易度が高く見た目が気になるため)。

 

DIYの様子

出典:Instagram by@seetpoostt

ビス止めしたベニヤ板

出典:Instagram by@seetpoostt

凸凹があって重い荷物をうまくスライドできなかったため、床もDIY。純正シートを剥がし、段差をなくすよう細かく板を並べて車体にビス留め。その上にもベニヤをビス留めしましたが、後部座席を可動できる形にするのが苦労しました。

 

イレクターパイプにベニヤを載せて2段仕様

出典:Instagram by@seetpoostt

さらに、イレクターパイプにベニヤを載せて2段仕様に。下は荷物置き、上段にはエアーベッド(シエラデザイン5千円Costco購入)を置けば家族4人で車中泊できます。

上段のベニヤは半分外せるので、ソロキャン時は半分だけ使用も可。イベント時はエアーベッドを畳んで2段フル積載で対応。

 

ズバリ!お気に入りのポイントは?

@seetpoosttさんのデリボーイ

出典:Instagram by@seetpoostt

形がカッコいいところ。他と被らないデザインが◎。また助手席がスライドドアで、狭い駐車場でも乗り降りが楽で早いです。さらに観音扉タイプのバックドアはストッパーを外すと200度くらい開くので、幅が大きい物も入れやすいです。

 

車中泊の様子

出典:Instagram by@seetpoostt

そして、街乗りでもキャンプでも使えるところ。自作のTOYOTAエンブレムはじめ、車中泊仕様のセルフカスタムも気にいっています。テントなしでもOKで、5人乗っても積載スペースを確保できてキャンプには最高!

 

NGポイントやデメリットは?

@seetpoosttさんのデリボーイ

出典:Instagram by@seetpoostt

街乗りの場合、車高があるので立体駐車場に入れないときが。ルーフキャリアも付けたいですが、付けたら絶対入れないですね。燃費はリッター8〜9km(2,000ccディーゼル、オートマ、走行距離292,500km)。

車体が大きい割に後ろにエアコンがなく、後部座席が暑いです。(昨年エアコンを新品にし、今年からクレイモアの扇風機も搭載。断熱材も入れたので今年の夏に期待したいです。)

@seetpoosttさんのデリボーイ

出典:Instagram by@seetpoostt

商用車登録の4ナンバーなので車検が1年に1回必要です。また30年前の車なので、故障も少なからず。修理をともなう車検金額が13万円のときも。修理ナシのときで約4万円。ただし、自動車税は1万9,000円と乗用車に比べて控えめ。

今まで3回ほどエンジンがかからず、レッカーのお世話にも。保険で15万円までなら何回でもレッカー無料というサービスに加入していてよかったです。

これまで修理したのは、エアコンコンプレッサー、スターター本体、スターター配線バイパスです。この夏の車検で燃料ポンプとタイミングベルトも修理予定です。

 

今後やっていきたいことは?

装飾した内装

出典:Instagram by@seetpoostt

ふもとっぱらキャンプ場へ行ったり、日本一周などしてみたいです。移動販売もできるようにさらにカスタムしていきたいですね。

2 / 4ページ