【8万円〜】クルマに“あと乗せ”でお手軽キャンピングカーにできる神キット「ちょいCam」を取材

2021/06/14 更新

高額なキャンピングカーには手が出ないけど、快適な車中泊を楽しみたい人にはキャンパーキットという選択肢があります。中でも「ちょいCam」は、軽ミニバンに特化することで低価格と抜群の使い勝手を実現した話題のキャンパーキットです。販売元である株式会社ルートの展示場を訪ね、その詳細をチェックしてきました。

アイキャッチ・本文画像撮影:筆者

フルキット取り付けで、誰がどう見てもキャンピングカーに!?

『ちょいCam』はシングルベッドのみから、ダブルベッド+充実家具のフルキットまで、継ぎ足し追加架装も可能な8パターンを備えたキャンパーキットです。

今回、取材した展示車は「豊」という最上位キットの完成車。オプション品も多数付いていたので、ちょいCamの全容をまるっとレビューします!

筆者が仕事で使っている車は、ミツビシ・ミニキャブ。ちょいCamを乗せられる軽ミニバンです。このほか、

・スズキ・エブリイ
・ニッサン・クリッパー/NV100
・マツダ・スクラム
・ダイハツ・ハイゼットカーゴ/アトレー
・トヨタ・ピクシス
・スバル・サンバーバン/ディアス

これらもちょいCamを乗せられます。

Before

筆者の車は吊り棚の装備以外はノーマル車の状態ですが、後部座席を格納すると運転席の後方が最大1950mmのフラットな床になり、十分な就寝スペースが確保できます。しかし、ノーマル車のままでは快適な車中泊とはいきません。

After

全く同じ空間に、ちょいCamのフルキット・パッケージ「豊」を取り付けると、誰がどう見てもキャンピングカーになります! さすがにフルキットの場合は販売店での取り付け作業が必要になりますが、工賃を入れても税込60万円前後

一人寝キット(シングルベッド)だけなら、置くだけなので工賃なしの8万円未満というお手軽さです。それでは早速、詳細を見ていきましょう。(※電子レンジや電気ポットなどの備品はキット価格に含まれません。)

ノーマル車の床で寝るのとは雲泥の差!ちょいcamの実力は?

フルキット・パッケージ「豊」のテーブルを外すと、ベッドの全景が見えます。左右分割式のベッドは片側の最大幅が610mm。枕支え部を含む全長は運転席側が1930mm、助手席側が1880mm。十分なベッドサイズです。

ベッドマットは枕支え部も含め25mm厚で、表面は合成皮革ながらツルツルし過ぎない材質。ノーマル車の床にそのまま寝袋で寝るのとは雲泥の差。良好な寝心地です。

格納にもこだわりアリ

軽ミニバンのワゴン(5ナンバー)と上級グレードのバン(4ナンバー)は、後部座席が左右分割格納式になっています。ちょいCamもこの機能に対応していて、片側のベッドを維持したまま片側の後部座席を使うことができます。

寝台板の脚部は外すこともできますが、外さなくても室内最後尾の棚下に収まるように設計されています。こうした実用的な工夫がちょいCam人気の秘密のようです。

寝台板と脚部の接続部は写真のような構造になっていて、工具なしで分解することができます。ここも見逃せないポイントです。

分解すれば4名乗車OK!

運転席側、助手席側両方のベッドを分解すると、全部の部品が室内最後尾の棚の間に収まるように設計されています。もちろん、分解したベッドの上に荷物を置くスペースも確保されます。

というわけで、ベッドを分解して後に置いてしまえば後部座席が問題なく使えるため、ベッドの部品を乗せたまま4名乗車もOK。次は収納部分やオプションを見ていきましょう。

長期車中泊にも応えるフルキット「豊」パッケージ

ベッドキットの足元寝台板の下は収納庫になっています。前述のテーブルも分解すればこの中に納められるだけでなく、旅に必要な様々な荷物を入れておくことができます。

ルート社オリジナルのインバーター&走行充電一体型の装置
オプションのサブバッテリーが不要なら、助手席側ベッドの寝台板下も収納庫として使用可能。サブバッテリー搭載の場合は、ここにインバーター(家電などを使うための直流→交流変換装置)と走行充電装置が入ります。

収納力も抜群

リアゲートから向かって左側の棚の下には、寝袋や毛布を丸めて固定しておくためのベルトが付属。

フルキット「豊」には、寝袋&毛布固定部分の上に、生活用品の収納にちょうど良い棚が付きます。

右側の棚と同様に、「豊」には左側にも棚が付きます。展示車には別売の車載用電子レンジと湯沸かしポットがジャストフィットで乗っていました。

「豊」には、天井の中央左右にオーバーヘッドコンソール(扉付き天井収納)も付きます。生活小物が片付くのでベッド面がより有効に使えますね。

さらに「豊」には、天井中央に、ハンガーフックや釣り竿のロッドホルダーとして使える穴あきアーチ板も。

さらにさらに「豊」には天井の最後尾に棚が付きます。店頭の展示車には棚板の下にフリップダウンモニター(オプション)が付き、テレビが見られるようになっていました。次は電装系などのオプションを見ていきましょう。

オプションが超充実!今どきの車中泊に必須の電源設備も用意

ダイハツ、トヨタ、スバル系と、スズキ、ミツビシ、ニッサン、マツダ系で搭載可能な容量が異なるものの、ちょいCamにはサブバッテリーが搭載でき、車内で家電製品を使うことも可能です。

サブバッテリー電源システム搭載車には配電盤が用意されます。交流100V(家電用)、直流12V(カー用品用)のほか、2A容量のUSB出力が二つあるので、スマホやタブレットの充電もできちゃいます。

ソーラーパネルやオーニングまで!

サブバッテリーとその電源システムを搭載すれば、ソーラーパネルの搭載も可能です。ちょいCam用には150Wと100Wのソーラーパネルが用意されていて、長旅での電源確保の安心感を高めてくれますよ。

電源設備ではありませんが、キャンプ場利用時に便利なオーニング(自動車専用巻き取り式カーサイドタープ)もオプションとして用意されています。

マニアックな部分ですが、ルート社は市販のルーフキャリアベースバーに、オーニングを取り付けるための金具を独自に作っています。オーニング装着のための専用オプション品ですが、是非とも単品販売して欲しい逸品です。しかも錆びないアルミ製!

一人寝キット/寝るだけキットで気軽に始める本格車中泊

ちょいCamの魅力は写真(上)の一人寝キットからでも安価に始められ、予算に応じて追加架装していけること。しかも、一人寝キットや寝るだけキットなら、自分で車に置くだけで使えます。

適応車種は限定されますが、OEMの軽ミニバンに幅広く対応しますので、対応車種のオーナーだけでなく、軽キャンピングカーを安く手に入れたい人にも魅力的な手段といえるでしょう。
株式会社ルート代表取締役の井上美鹿さん。お父さんの政彦さん(同社会長)が山登りファンで、山登りの前泊、後泊をより快適にしたいという思いから「ちょいCam」が誕生。美鹿さんも子どものころから政彦さんに連れられて山登りに行ったそうです。
株式会社ルート/キャンパー事業部
〒471-0877
愛知県豊田市錦町2丁目」15番地1
TEL:0565-31-7167
「ちょいCam」HPはこちら

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野外活動インストラクターの資格を持つフリーランス写真家。キャンプ歴は40年以上で、自転車、テレマークスキー、登山、カヌー、アマチュア無線などを長野を拠点に実践中。

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